性と愛の研究室 - きゃらめる民族

今夜は陰暦の８月15日、いわゆる「中秋の名月」です。お月見には最適な夜であるそうですが、残念ながらお天気の悪い地域が多いようです。しかし、雨や雲で隠れて月が見えなくても、いつもよりもほのかに明るい空を眺めるのがこの日独特の風情というものらしいです。

月は神秘的。特に満月にはいろいろ力があると信じられています。例えば、パワーストーンの浄化をする時には満月の光にしばらく当てるのです。そうすると、パワーストーンが吸い取った悪い気が浄化されるのだとか。

そのほかにも、月は人体にも影響を与えていると言います。










月の満ち欠けは潮の満ち引きと関係していると言われます。70パーセント以上が水分である人体も、海の潮のように月の満ち欠けによって影響がでることがあるのだそうです。

ある精神学者の著書によれば、月の引力が人体の水分に影響し、その水分が潮の満ち引きと同じような現象を起こしているというのです。それによって、ホルモンのバランスが狂ったり、精神が不安定になったりするといいます。そして、その影響がいちばん大きくなるのが満月と新月の時だとか。






【お月さまが女性に与える影響とは】


月の満ち欠けに特に関係が深いと言われるのが月経（生理）の周期です。月の満ち欠けの周期は29.5日。女性の月経の平均的な周期は28日前後で、月の満ち欠けとは非常に近い周期となっています。 月経周期が月の満ち欠け周期とほぼ同じ女性であれば、ホルモン分泌量の変化が月の状態とシンクロするのはうなずけます。

女性の性欲は、卵胞ホルモン（エストロゲン）に関係しています。卵胞ホルモンは生理が終わってから次の排卵日にかけて分泌量が多くなっていき、その後再び減少していきます。この卵胞ホルモンが多いほど性欲が高くなります。少数派だと思いますが、満月になると性欲が旺盛になるという女性がいます。そういった女性は、ちょうど排卵時期と満月が重なっているのでしょう。

大阪医科大学の臨床データからは、他の日に比べて満月に帝王切開などの緊急手術が多いという結果も出ています。これも女性が月の満ち欠けに影響されると言われるひとつの現象です。

当然ながら、満月の影響はすべての女性が受けるわけではありません。ちなみに過去の天気を調べてみたところ、私が子どもを受精したと想われる時と緊急帝王切開で子どもを産んだ時も満月でも新月でもありませんでした。



【月の影響は置いておくとしても。月夜は美しい・・・】


満月の夜に毎回エッチな気分になるという女性が相手なら、月夜にデートに誘わないのはもったいない。でも、そうでない女性のほうが圧倒的に多いのではないかと私は思います。じゃあ、満月の夜デートにこだわる必要はないじゃないかとお思いですよね。





でも、ですよ。満月は美しいです。月明かりの下を散歩するって、ロマンチックじゃないですか？　特に桜の咲く季節や紅葉時期は気温も寒過ぎないし、夜のお散歩には最適ではないでしょうか。逆に、ちょっと寒いかなと思うくらいが夜のデートには向いています。こんな時こそ彼女にジャケットを貸してあげたり、手をつないだりと身体をくっつけるチャンスが増えます。そのあとは、暖まろうと言ってお部屋でコーヒーなどに誘う口実もできますし。

これから、紅葉の季節が近づいてきます。満月の夜を狙って、月と紅葉が綺麗に見えるところへデートに誘ってみるのもオススメです。



文／峰フジカ

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