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暑い日に読みたい!? 水浴びにまつわる3つの話 



暑い日が続くとやりたくなることのひとつが“水浴び”。
そこで今回は“水浴び”をテーマにお贈りしよう!

●天に帰したくないと思うのは当然!?『羽衣伝説』
日本で一番有名な「水浴び関連の物語り」といえば、『羽衣伝説』をおいて他にないだろう。
日本全国にさまざまな言い伝えがあるため、その中でもメジャーどころをご紹介しよう。
ある暑い日、若い男が川で水浴びをする天女たちを見つける。
あまりの美しさに心を奪われた男は、木の枝にかけてあった羽衣を隠してしまう。

綺麗な女性のことを『天女』と呼ぶが、彼女たちはまさにその『天女』そのもの。
しかも、水浴びとくれば裸! もし衣服を着ていても全身に貼り付いて、むしろ色っぽさが増している。
だから、この男の悪行を責められる者は少ないだろう。



さて、やがて水浴びを終えた天女たちは羽衣をまとって、次々に天に帰って行く。
しかし、羽衣がないため天女だけは天に帰ることができない。
男は親切顔で途方に暮れる天女を家に連れ帰り嫁にする。
だが、幸せは長くは続かない。結局は隠していた羽衣が見つかり、天女は天に帰ってしまう――。

たとえ一時でも天女を嫁にできたのだから「いいじゃないか」と独り身の筆者などは思ってしまうのだが、知人いわく「最初からないよりも、得てから失うほうがダメージは大きい」そうだ。
さて、アナタはどう思われるだろうか?








●不思議な泉のパワーでの処女に戻って夫の愛も取り戻す!『ギリシア神話のヘラ』
ギリシア神話に登場するゼウスの妻ヘラの恐ろしさは、誰でも一度は見聞きしたことがあるだろう。
夫ゼウスが浮気をするたびに怒り狂って、相手の女性や、その子供にトンでもない復讐をおこなうのだ。
動物の姿に変えたり、発狂させるなんて、まだ序の口。
なんと、浮気相手の女と同じ名前の街というだけで疫病を流行らせ、街ひとつを全滅させたこともあるのだ。



もちろん、全能の神ゼウスにとっても怖い相手の一人。
だが、ゼウスには離婚を切り出せない理由があった。
それは、春になる度にヘラは『カナートスの泉』で水浴びすると、あ~ら、不思議。
ゼウスへのイラ立ちと共に年齢も洗い流され、一年前の若々しい姿に戻ってしまうのだ。
さらには処女までも取り戻すそうで、その度にゼウスは彼女に惚れ直し手放すことができなくなるのだそうだ。


●「水浴び」=「美女」という常識を破った画家『ギュスターヴ・クールベ』
有名な神話ばかりでは「つまらない」と言われそうなので、最後の1本は現実のものにしよう。
“水浴び”というの男のスケベ心だけではなく、芸術魂もくすぐるようで、多くの絵画や楽曲のモチーフとして使われてきた。
そんな中で異彩を放つのがギュスターヴ・クールベ作の『水浴』だ。
なにしろ、他の芸術家たちが麗しの乙女を描く中、ギュスターヴ・クールベが描いたのは背中にブヨブヨの肉がついたオバサンだったのである。
当時からすでに「肥満は醜い」という美意識が確立していたらしく、同作は大変な不評を受ける。
しかし、ギュスターヴ・クールベはそんな嘲笑に屈することなく、「俺は俺の道を行く!」とばかりに、その後も写実的な作品を描き続けたそうだ。



蛇足ながら、ギュスターヴ・クールベには『世界の起源』という大変に素晴らしい作品があるので、あわせてご紹介しよう。
うん、確かに! すべてはここから始まる!!
ギュスターヴ・クールベ、アナタは偉大だ!



文/月夜
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