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男と女で見え方が違う?男の視覚細胞は25%多い




 皆さんは、こんな言葉を、聞いたことありませんか?
『男は頭で考え、女は子宮で考える』

 一般に、女性側がこれを言う場合は、
例えば、『女の勘で浮気を発見した!』とか、
理屈では説明できない洞察力などを、
肯定的に考えているケースが多いようです。
 その一方で、男性側が口にする場合、
『女なんかに、頭で考えるのは無理だろう』というような、
軽蔑的な意味で、使われているケースがあるようでした。

 考え方は別として、今回は『見え方』です。
実は、男女によって、同じモノでも、見え方が違うらしいのです。

 特に、男性はテストステロンが豊富なため、
生まれつき、脳の視覚野の神経細胞が、女性より25%多いのだとか・・・。

 そこで今回は、『男と女で、見え方が違う理由』について、調べてみました。









【人類の進化の過程が影響?!】




女性は色の違いを見分けるのが得意・・・


 米国の某大学の心理学の専門家によると、
男性と女性では、モノの見え方が異なるらしい。

 この専門家による研究チームによると、
女性は、色の違いを見分けることに優れている。
 一方で、男性は素早く動く物体を、目で追ったり、
遠くの細かいものを見分けたりすることが、得意だという。

 そして、このような進化的な適応は、
『人類が、その昔、狩猟採集生活を送っていた過去と、
関係している可能性がある!』

という結論に達したという。



【男性の神経細胞は、女性より25%多い?!】




可視光線・・・
 単位は、ナノメートル(nm)



 上記の研究チームが、
正常な視力を持つ、若年の成人被験者にテストを行った結果から・・・。

 まず、色に関するテストでは、
同じ色だ!と答えた色調に、男女で違いがみられたという。

『可視スペクトルの、ほぼ全域にわたって、
同じ色相を知覚するのに、男性は女性より、やや長い波長を必要とする』




・可視スペクトル・・・
 可視光線(かしこうせん)とは、
電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のものをいう。
 波長ごとに、色が順に移り変わること。
 あるいは、その色の並ぶ様を、スペクトルと呼ぶ。



 つまり、ひと言でいうと、男性に比べて、
『女性の方が、色の違いを見分けるのが得意』ということらしい。



 また、波長が長いほど、いわゆる暖かい色になるため、
例えば、果物のオレンジは、男性からすると、
女性が見るよりも、少し赤く見えている可能性があるという。
 同様に、緑色の草は、ほぼ常に、女性のほうがより緑色に見える。
 男性が見ると、少し黄色がかって見えている可能性があるらしい。

 上記の研究では、
色のスペクトルの中央にある青、緑、黄色の識別において、
男性は、女性に劣ることが明らかになった。

 一方で、女性よりも、男性の方が優れていたのは、
細部の素早い変化を遠くからとらえる能力。
 特に、点滅する光の列や、幅がより狭く、
点滅の速度がより速いものを見分ける能力において、優れていた。

 研究チームによると、
『男性が、この能力に長けているのは、
脳の視覚野の神経発達が、男性ホルモンによって促進されるためである。
 特に男性は、このテストステロンが豊富なため、
脳の視覚野の神経細胞は、生まれつき、女性より25%多い』

という事だった。



・テストステロンとは・・・
 テストステロン(Testosterone)は、男性ホルモン(アンドロゲン)の一種。
 天然に存在する物質の中では、最も生理活性の強力な男性ホルモンと言われている。
 男性の場合、約95%が睾丸(精巣)の中で、
残る5%が副腎で合成され、分泌されていると言われている。



【進化の過程で、男女の役割分担が影響した?!】




かつては、男性が狩猟!女性は採集が、主な役割だった・・・

 研究チームは、上記の研究結果を、
『人類の進化の過程で、いわゆる、狩猟採集仮説!を裏付けるものだ』
とまとめている。

 つまり、大昔(原始時代)からの、男女の役割分担に合わせて、
異なる心理学的能力を進化させた!というのだ。

 研究チームによると、男性の被験者は、
『細部や、動きの速い刺激に対して、有意に高い感度』を持っていたらしい。
 この理由として、狩猟を行っていた人類の祖先は、
『捕食者や、自らの獲物を遠くから見つけ、
また、それらを識別、分類することに長けていなければならなかった』
というわけだ。

 その一方で、女性の視覚は、
『野生の果物など、身近にあり、動かない物体の認識により、適応した可能性がある』
というわけだ。


 だが、これに対して、別の某大学の光学・視覚科学の専門家はいう。
『女性は、色の絶対的な感度においては、男性に劣ることが多い』と指摘する。

 つまり、上記の研究チームとは、逆の立場だ。

『しかし、同じ色のわずかな色調の違いを見分けることにおいては、
この研究チームのように、女性のほうが優れている傾向にある』

というところまでは、認めているらしい。

 この別の専門家は、
『色の識別に対する絶対的感度ではなく、
色を判断する能力、
すなわち、それがどんな色で、その色にどんな意味があるのか?
といったことを説明する能力に関しては、
男性よりも、女性の方が明らかに優れている』
と主張していた。






 以上の事から、今回は、
『男と女で、見え方が違う理由』
についてでした。

 それにしても、男女で『色の見え方』に違いがあるとは、驚きでした。

 一般に、『女性の方が、色の違いを見分けるのが得意』であることに対し、
『男性は、点滅する光の列や、点滅の速度が、
より速いものを見分ける能力が、優れている』

というのは、興味深いものでした。

 ただし、『色の、絶対的な感度を見分けること』については、
同じ専門家でも、意見が分かれているようです。

 また、この能力が、人類の進化の過程で身についた能力であることも、
興味深いですね。

 狩猟採集をしていた時代から、延々と受け継がれている人類の歴史。

『男は頭で考え、女は子宮で考える』
という言葉は聞いたことがありましたが、
男女差によって、『同じモノでも、見え方が違う』
というのは、奥が深い気がします。

 男性が女性を理解する!というのも、女性が男性を理解する!というのも、
人類の進化の過程において、これまでに明確な答えが出なかった、
永遠のテーマなのかもしれません。



 <すすきタルン>

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