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人生は短い、リセットしたい! それはミッドライフ・クライシスかも



しばらくの間、浮浪者のような格好で奇行を繰り返していたキアヌ・リーブス。かたや、法的に結婚はしていなかったものの長年の交際を経て子どもまで設けていたバネッサ・パラディとの別れを選択したジョニー・デップ。

このふたりにはある共通点があります。それは、中年の危機とも呼ばれるミッドライフ・クライシスを経験したようだということです。

中年期になり、生活は安定しているのになにかもの足りない。なにかが違っているような気がする。そんな気がして、ある日、自分は今の生活を変えたいのだと思いつきます。この時期は特に気分が高揚するのか、突如としてとんでもない行動に出たりすることがあるから困ります。










ミッドライフ・クライシスは、比較的男性に多いと言われています。そして、危機感を解消するためのエネルギーは妻以外の女性に向けられることが多いようです。男性機能の低下が少しづつ目に見えてくる年齢でもあり、妻より若い女性を抱いて自信回復をするのです。自分が老いていっていることを受け入れたくないタイプの男性が陥りやすい危機と言えます。

女性にエネルギーが向かわない場合、昔やってみたかったことを実現させようとする行動にでることがあります。



【A氏の場合:夢の海外生活】


A氏はサラリーマン。残業や休日出勤をすることもあるけれど、時間的にも経済的にも比較的余裕のある生活。家族にも恵まれ、退社後や休日には家族一緒に過ごします。

子どもも小学生になったある日、A氏は新聞で米国永住権抽選制度を知ります。「そういえば、大学の時に留学しようとして資金不足でできなかったことがあった。今の生活は平和で、特に不満があるわけではないけれど。あと40年、このままの刺激のない生活でいいのか。もし、新しいことに挑戦するなら、アラフォーの今のうちだ。」A氏は、妻に相談なく米国永住権の抽選に応募します。





数ヶ月後、A氏は幸運にも米国永住権の当選通知を手にしました。家族に話すと驚かれはしたものの、一緒に移住することを承知してくれました。知人のつてで、当面の仕事として日系旅行社への就職を斡旋してもらいました。

A氏とその家族が頭の中に描いていたのは、ミュージックビデオや青春映画の中に出てくるようなアメリカ生活。青い空にプール付きの広い家。休日はプールサイドでバーベキュー。しかし、日系旅行会社の給料、月給1,800ドルではそんな環境は夢のまた夢。永住権があるのだからもっと給料のいいところに転職をすればいいのだと活動しますが、日常会話程度の英語力でアメリカでの学歴があるわけでもなく、日本での職歴があまり専門的でなかったA氏では一次面接にさえもお呼びがかかりません。日本から持ってきた貯金を食い潰す日々。医療費も、個人で保険に入っていなければとんでもない金額を支払わなければならず、風邪程度では医者にもかかれません。

しばらくしてA氏の妻が日系食料品店のレジの仕事を見つけてきました。家計は助かりますが、旅行会社で観光客送迎兼運転手を勤めるA氏とはすれ違いの生活になります。家族で一緒に過ごす時間はほとんどなくなり、経済的にも常にギリギリの生活。20年来の海外生活の夢はかなったけれど、これは本当に正しい選択だったんだろうか。最近は、そんなことばかりを考えるA氏です。



このA氏の場合は極端な例ではありますが、選択を間違えると取り返しのつかないことになります。A氏は40過ぎ、日本に帰ったところで以前と同じような条件の仕事を見つけるのも簡単ではありません。



【ミッドライフ・クライシスだと思ったら】


自分で無茶なことを考えているなと冷静に考えていられるなら、きっとまだ大丈夫です。

でも、どうしても新しいことに挑戦してみたくてしょうがない!! 

そんな気持ちが止まらない時は、まず、それが後に自分の人生にどう影響を与えるのかを考えましょう。

もし、やってみたいことがギラギラした衣装を着てラテンダンスを踊ってみたいとか、自分や家族の人生に悪い影響を与えることがほとんどない場合は問題ありません。始めてみてください。



これからは自分に正直に生きるのさ♪


そうでない場合は、心の中にある欲求を紙に書いてみます。自分の希望、それをするメリットとデメリット、将来それが自分に与える影響などを書いて客観的に見てみるのです。興奮状態でそれを見てもあまり効果はないと思われますので、それを少なくとも一晩、できれば一週間くらいして見返してみます。冷静になった自分が、紙に記載された欲求を読み返してどう思うか。そこでアホだなと思えれば終了。


いや、これっていいアイディアだろ! と、まだ思ってしまう場合は、友人に話してみましょう。家族ではなくて友人です。家族だと、「なにいってんの、パパ、バッカじゃな~い」などと言われて逆に意地になりかねません。信頼出来る友人なら、冷静に考えつつ相談に乗ってくれ、なおかつためになるアドバイスをくれるでしょう。


ここまでしてダメなら、心理療法士などのプロに話を聞いてもらうのもひとつの方法です。他人から冷静に意見を言われると、また違う考えも湧いてくるかもしれません。



それでもまだ新しい人生を! と思うのなら、とりあえずやってみることです。すべては自己責任。失敗も人生の肥やし。絶対失敗するとも限らないし、変化を楽しめばいいのです。案外、なんとかなったりするかもしれませんしね。




文/峰フジカ
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