性と愛の研究室 - きゃらめる民族

明日、９月30日は『クルミの日』！
――というわけで今回はクルミをテーマにお送りしよう。

●クルミにまつわる世界各国の伝承
古くから世界中で食べられてきたクルミには、さまざまな言い伝えがある。
まず、我が国・日本ではクルミには「豊穣」と「家庭円満」の意味があるとされ、お節料理などには欠かせない食材のひとつになっている。
「豊穣」は言うまでもないが、「家庭円満」の固い殻で中身を守っていることが由来になっているそうだ。
また、古代ギリシャや古代ローマでは「長寿」「豊穣」「多産」の象徴とされ、結婚式には書かせない食材だったそうだ。
さらに、古代ローマでは性的不能の改善のためにも食べられていたとか。
当時から経験的にクルミが精力増進に効果があることを、人びとは知っていたらしい。










●毎日、クルミを食べると精子が濃く良質になる!?
2012年８月に配信されたイギリスのＢＢＣニュースによると、生殖生物学の学会誌『Biology of Reproduction』で「１日に75ｇのクルミを食べるだけで、濃さ、生命力、躍動力、形、染色体異常のすべての面で、精子の質の向上が見られた」と発表されたそうだ。
今回の実験では、クルミに含まれる脂肪酸が精子の成長を手助けしたのではないかと考えられているそうだ。
不妊治療にも役立つと言われているのだが、いかんせん、クルミ75ｇというのは結構な量でカロリーは500もある。
これを毎日食べ続けたら肥満間違いなしだ。
肥満か精子か…、究極の選択を迫られそうだ。

●クルミで手のひらのツボを刺激して健康増進！
中国では伝統的な健康グッズとして、クルミが利用されている。
『玩核桃（クルミ遊び）』という名称もあるほど一般的な方法で、２つのクルミを同時に手のひらの中で動かすのだとか。
すると、クルミのデコボコが手のひらにあるツボを刺激してくれ、脳の働きを活性化させたり、健康増進に効果があるそうだ。



長年、使用され続けたクルミは光沢ができて、綺麗なメノウ色になる。
こうして使い込まれたクルミは収集家たちの間では、何万元（2012年９月29日現在、１元は約12.4円）もの値がつく物もあるそうだ。
健康になると共にひと財産が稼げる（かもしれない）、クルミ健康法を試してみてはいかがだろうか？

文／月夜

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