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借金した主婦たち~総量規制の影響~




 今から2年前に導入された改正貸金業法、
いわゆる『借金の総量規制』ですが、
その後を追ってみました。

 どういうことかといえば、
この総量規制というのは、簡単にいうと、
『サラ金やクレジット会社から、
年収の1/3以上の借入れができなくなった』

ということです。

 ですが、年収がゼロの専業主婦は、どうするのでしょうか?

 表向きは、『配偶者(夫)の同意があればOK』ということになっているようですが・・・。

 世の中、そう簡単にはいきません。

 今回は、そんな
『借金した主婦たち』
について、調べてみました。









【38歳・・・A子さんのケース】




昼は家政婦、夜はビル清掃のダブルワークで返済


 もともとは、『身の丈に合わない借金を、抱えることがないように』
という考えで導入された『借金の総量規制』だが、
お金に切羽詰まった人たちは、
そうも言っていられない。

 A子さん(38歳)は、50代の夫と暮らす専業主婦だった。
 
 子供のいないA子さん夫婦だが、彼女は夫に言えない借金を抱えている。
 その額、250万円。
 今では、昼間は家政婦として働き、
夜はビル清掃のダブルワークで、借金を返済している。

『2年前のある日、突然、借りられなくなったんです。
 それまでは、返済すると、ATMに借入可能額が表示されていたんですが、
その日は、ゼロ!だったんです。
 あわてて仕事を探して、何とか返済しています。
 元々が自分の浪費だし、自業自得ですよね。
 夫には言えませんが、今は頑張って、借金は120万円にまで減りました。
 これに懲りて、今後は生活を改めます』



 貸金業協会のアンケートによれば、
消費者金融から借入れをしている主婦のうち、
約4割が『夫には内緒』と回答しているらしい。

 A子さんも、その1人だ。



 大手サラ金の、関係者が言う。
『主婦の方は収入もなく、旦那さんの同意も得られない人が多いです。
 ウチでは、原則として、収入の無い専業主婦の方は、
お断りしています。
 仮に、旦那さんの同意が得られたとしても、
利用者(債務者)の奥様だけでなく、旦那さんの収入まで把握することは、
審査や事務作業も、それだけ煩雑になります。
 専業主婦に需要があることは分かっていますが、
ウチも人員削減で、そこまで手が回りません』


 こうした理由から、総量規制の前に比べて、
現在のサラ金の利用者は、激減しているという。




【44歳・・・B子さんのケース】




夫にはバレずに、デリヘルで・・・・

 
 前出のA子さんのように、地道にダブルワークで返済する主婦がいる一方で、
手っとり早く、風俗で稼ぐ主婦もいるらしい。

 飲食店を経営する夫と暮らすB子さん(44歳)は、
借金を抱え、風俗で働いていた。

 熟女専門のデリヘルで、週に4日、働いている。
 1日の勤務時間は6時間程度だが、
出勤しても、お客がつかないゼロの日もあるという。
 もちろん、こうした日払いの風俗は、お客が無い日は、収入もゼロ!である。

『夫のお店も、不景気で大変なんです。
 だから、借金の事も、風俗で働いていることも、夫には内緒です。
 独身時代から私に借金があったとか、
今の生活費が足りない!なんて、とても言えません』


 風俗で働くことに、抵抗は無かったのか?

『最初は、知らない人に会うだけでも、
ドキドキしました。
 こういう仕事(風俗)は、未経験でしたから・・・。
 でも、今は仕事だと思って、割り切っています』


 そう言い残して、歓楽街のラブホに消えたB子さん、
数時間後に戻ってくると、今日の稼ぎの3万円を手にしていた。

『今日は何人かお客さんが来たので、助かりました。
 350万円あった借金も、今は200万円まで減ったんです』


 借金の内訳について聞くと、
B子さんは独身時代にお店を経営しており、
主にその時の借入金が、彼女の借金の大部分を占めるという。

 子供はいないというB子さん、
旦那さんの帰宅は、いつも深夜なのだとか・・・。

『夫の帰りはいつも遅いので、私が深夜に帰宅しても、
こういう仕事(風俗)をしている事は、バレないと思います』


 最後に彼女はそう言い、
終電が近いターミナル駅に向かって、足早に去っていった。


 ある風俗店(熟女専門)の関係者に、話を聞いた。
『2年前くらいから、主婦の問い合わせ電話が増えましたね。
 特に、月末になると、多いです。
 皆さん、支払いに切羽詰まっている様子が、共通していますよ。
 ウチみたいな小さい店でも、週に2~3人は面接しています。
 他にも、我々の業界でいう、
いわゆる風俗バージン(初めて風俗で働く人)が多いのが、共通点ですね』


 つまり、総量規制が導入された2年前から、
『借金を抱えた主婦が、支払いに困り、
初めて風俗で働くパターン』
が、増えたということらしい。



【33歳・・・C子さんのケース】




主人には迷惑かけたくないと・・・ヤミ金へ


『最初のキッカケは、親の医療費です』

 2人の子供を抱えるC子さん(33歳)は、
前出の2人のケースのように返済できず、
困った果てに、
ヤミ金に手を出したという。

『最初の親の入院と手術で、主人には迷惑をかけました。
 なので、2回目の親の入院は、言えませんでした』


 マイホームのローンも抱えるC子さん一家には、
お金の余裕など、無かった。

 ヤミ金で最初に借りた2万円は、10日後に3万円になった。
 その後、10日ごとに利息の1万円のみを払う形で、
雪ダルマ式に借金は増え、
追い詰められたのだとか・・・。

『相手(ヤミ金)も当初は優しかったんですが、
少しでも返済が遅れると、主人の会社に言う!って脅かされて・・・。
 主人にも相談できなくて、怖かったです』


 その後、C子さんは司法書士に相談し、
現在は、債務整理をする方向で話をしているという。



 某ヤミ金の関係者が言う。
『主婦は狙い目ですよ。
旦那さんに内緒の場合は、どんな事をしてでも、ちゃんと返済してくれます。
 今は、熟女も需要があるので、本人がその気になれば、
風俗や水商売など、いくらでも働けますから・・・。

 実は、この業界には、カモリストがあるんです。
 もちろん、個人情報保護法があるので、
表向きは違法ですが、ヤミの名簿を扱う業者がいて、
彼らから、情報を買うんです。
 そうした名簿(カモリスト)をもとに、
DMや電話などで、お金に困っている主婦をターゲットにするのが、
今は一番、儲かりますね』




 上記の関係者の話を聞いていると、
ヤミ金に脅かされて、無理矢理に風俗や水商売で働かされず、
法的整理の方に向かったC子さんは、
まだ、マシな方だったのかもしれない。



 以上の事から、
今回は『借金した主婦たち』について調べてみました。
 
 上記の3つのケースでは、
ダブルワークや、風俗で働いて借金を返済する人、
法的な債務整理に向かっている人でした。

 ですが、お金に困っている人は、
総量規制の前でも後も、同じようにいるようです。

 サラ金業界や公的機関の公表するデータによると、
減ったとされる多重債務者。
 ですが、ヤミ金が増加傾向にあるというのを考えると、
実態は、よく分かりません。

 借金の有無に関わらず、
ひと昔前に比べると、
クレジットカードや電子マネーなど、
実体の無いお金に接する機会も、
確実に増えています。

 こうして便利になったぶん、
お金という大事な道具に、リアルに接する機会が減り、
自分自身の金銭感覚に、少し違和感を感じる気がするのは、
小生だけでしょうか?
 


 <すすきタルン>


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