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障害者の性(後編)~ホワイトハンズ~
2012/06/18(月) 16:00:00 | カテゴリ:風俗
前回、『障害者の性』について、
調べていたところ、
ホワイトハンズというサイトを知りました。
以前から、『セックスボランティア』
という活動については、知っていました。
いわゆる障害者に対して、
ボランティアとして性的行為を行う活動です。
ボランティアという名称ですが、
有料の場合もあるのだとか・・・。
ですが、これは、そうしたボランティア活動とは違う、
有料のサービスの一種で、
『性機能ケア』というキーワードを使っていました。
つまり、自慰行為が出来ない障害者への介助をする、
『性の介助サービス』
といったところでしょうか。
そこで今回も、『障害者の性(後編)』についてです。
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求められている女性スタッフは、
医療従事者や介護従事者(または経験者)・・・
ホワイトハンズのサイトを見ると、
応募資格というのがあった。
『訪問介護員(ヘルパー1級・2級)、介護福祉士、社会福祉士、
ケアマネージャー等の介護関連の資格、
または、医師・看護師・准看護師資格、
理学療法士・作業療法士等の医療関連の資格をお持ちの方』
とある。
このような資格が必要な理由は、
原則として、ホワイトハンズでは、サービス中に介護行為は行わないらしいが、
簡単な衣服の脱着、専用リフトによるベットへの移乗や、
自力で寝返りできない方への体位交換、
自力で腰の上げ下げができない方への、ズボンの上げ下ろしなど、
部分的にある程度の介護経験や、知識が必要になってくる場面があるからだという。
また、ホワイトハンズのケアサービスは、
事実上、『訪問介護による陰部清拭&オムツ交換』と、ほぼ同じ内容らしい。
もちろん、いわゆる『手コキ』による自慰介助のサービスが、メインとなるのだが・・・。
・勤務時間
勤務時間は朝~日中(9~18時)と夕方~夜(18~21時)で、
勤務回数、時間は、毎月1~2回(1回につき30~60分)だという。
・給与待遇(交通費含む)
・15分 千5百円
・30分 2千円
・45分 2千6百円
・60分 3千3百円
(*延長は、15分につきプラス千円)
上記が基本給で、いずれも『交通費・移動費5百円込み』の金額だという。
また、利用者の自宅までにかかる交通費で、
ケアスタッフが自家用車を使用する場合や、
公共交通機関を利用しても、5百円以上かかる場合は、
別途、細かい取り決めがあるようだ。
他にも、深夜勤務(深夜21時~早朝8時)の勤務には、
給与の25%割増など、規定があるらしい。
こうした事から、求められている人材は、
普段から介護施設や事業所に勤務している人や、
医療従事者など、一定の経験がある人のようだ。
そうした人が、本業が休みの日の空き時間を利用して、
副業的にする仕事!というイメージらしい。
他には、結婚や出産などにより、
それまで働いていた介護現場や医療現場での、
第一線から退いた人などが、対象のようだ。
このような人に、
家事や育児の空き時間を利用して、
参加して欲しいらしい。
・募集年齢
また、仕事内容が『性的な介助サービス』になるため、
『性に対する免疫』を重視しているとのこと。
このため、募集年齢は25歳以上~65歳程度で、
できたら30歳以上が望ましい!ということだ。
【某女性スタッフのケース】
安価なアクセサリーをプレゼントされる事も・・・
ある女性スタッフのケース。
地元のデイケアセンターに、介護職員として勤務しているKさん(33歳)。
結婚して6年、3歳になる女の子がいる。
仕事が休みの日に、子供が保育園に行っている時間を、
有効活用したいと考え、ホワイトハンズに登録したという。
以下はサイト内にある、彼女のインタビューから。
『ホワイトハンズで働こう、と思ったのは、子供が保育園に行っている間に、
ちょこっと短時間働けるようなお仕事があればなぁ、と思って、ネットを探していた時に、
ホームページを読んだのがきっかけです。
もちろん、一人の介護職として、「障害者の性」にも関心はありました。
私の勤務しているデイケアでも、認知症の高齢者の方が、
よく女性職員のお尻を触ったりするんですよね。
認知症になっても、やっぱり異性に対する関心は、ずっと残るんだなぁ、って、
不思議に思いました。
また、入浴介助中に勃起される男性利用者の方も、大勢いらっしゃいますし。
そういう経験から、要介護者や障害者の方の性について、人並みに関心はありました』
彼女は家事や子育て、本業に影響しないよう、
副業として、この仕事をやっているようだ。
『毎月1~2回、大体半日程度の勤務なので、特に本業に支障は無いですね。
勤務時間にしても、利用者の方との話し合いで、自由に決められますし。
私の場合は、「仕事が休みの日」で、かつ「子供が保育園に行っている日の午前中」
に限定して働いています』
性的行為(自慰行為の介助)の仕事に、抵抗は無かったのだろうか?
『やることは、ほとんど訪問介護のオムツ交換と一緒ですね。
陰部洗浄の延長、みたいな感じです。
ですが、40分だと、さすがに後半はしんどくなりますね。
毎月1~2回だからいいのですが、
毎日やる場合、手首が腱鞘炎にならないかどうか、ちょっと心配です(笑)』
例えば、Kさんがサービスを担当する利用者の中でも、
薬の副作用などで、性機能が低下している障害者へのサービスは、
けっこう大変なようだ。
『利用者の方からプレゼントをもらうことは、結構ありますね。
もちろん、恋愛関係とかではなく、純粋に「ケアのお礼」といった形で、ですが。
訪問介護の現場だと、
よく「利用者からお茶をごちそうになったり、お菓子をもらったりしてはいけない」
といった規制がありますけど、介護保険適用外のプライベート・ケアの場合であれば、
特に問題は無いと思いますよ。
もちろん、高価すぎるモノや、不動産の権利書、
貯金通帳といった貴重品は、論外ですけど、
今回のような、千円前後のアクセサリーであれば、
お互いに負担になりませんからね。
利用者の方の立場から見れば、「プレゼントを贈る相手がいる」ということや、
「プレゼントを選ぶ楽しみがある」ということ自体が、
毎日の張り合いになっているんだとも思いますし。
あっ、別に、自分がプレゼントが欲しいから、
こういうことを言っているわけでは、ないですよ(笑)』
今まで、利用者からのクレームなどは?
『一度、別の利用者の自宅で、コンドームの入ったゴミ袋を忘れてしまい、
クレームをもらったことがあるので、
忘れ物の確認だけは、念入りに行っているますね』
Kさんの場合、服装は、動きやすい上着に、汚れても大丈夫なジーンズを着用。
スカートやノースリーブといった露出度の高い服装は、
(利用者との)不要なトラブルを避けるために、
着用しないようにしているという。
【障害者施設で働く女性の意見】
想像以上にストレスが溜まる現場・・・
一方、障害者施設で働く別の女性Bさん(38歳)にも、
話を聞いた。
Bさんは、ホワイトハンズのスタッフではない。
だが、ホワイトハンズについて、
福祉の現場で働く別の人の意見も、聞きたかった。
Bさんも、やはりKさんと同じように、
入所者によるセクハラ行為の事を言っていた。
Bさんの場合には、本業でも月に8回程度の夜勤があり、
体力的にもかなりキツそうだった。
勤務中に、入所者からの言葉によるセクハラや、
ソフトタッチなどのセクハラ行為を受ける事も、少なくないという。
『そういった事を気にしていると、こういう仕事(障害者施設の現場で働くこと)は、
難しいと思います』
小生も会社員だった若い頃、医療や介護の現場ではないが、
3交代の勤務の経験があり、月に8回程度の夜勤経験がある。
当時は20代の若い頃であっても、体力的にかなりキツかったのを覚えている。
もちろん、今でもそうした激務の現場で、社会を支えている人たちがいるから、
我々が、こうして平穏な生活を送れるわけだが・・・。
ヘルパー1級だというBさんに、ホワイトハンズの話をした。
彼女は夫と離婚し、子供2人を育てるシングルマザーだ。
Bさんはタレントの岡江久美子に似た、美人である。
『確かに、私もお金は欲しいです。
2人の子供にも、まだまだお金はかかりますから・・・。
私はヘルパー1級だから、資格があるので、その気になれば、働けますよね。
でも、私の場合は夜勤があるから、体力的にも難しいですね。
特に夜勤明けは、疲れて寝るだけです。
それに、仕事内容にも抵抗があります。
私の場合は、やはり好きな人でないと、そういう性的な行為は出来ません。
今の施設で、入所者からのセクハラ行為には、私は冷たく接しています。
機械的、とまでは言いませんが、それくらいでないと、長くは続きません。
あくまで、私の場合は・・・ですが。
この仕事って、私も働いてみて感じましたが、人を相手にするので、
想像以上に、ストレスが溜まりますよ。
お金をもらっても、性的なケアまでは、する気になれません』
KさんとBさん、同じ福祉の現場で働く女性であっても、
人それぞれ、『障害者の性』に対して、意見や思いがあるようだ。
以上の事から、今回は『障害者の性(後編)』について調べてみました。
一般の介護サービスや介助行為と違って、
性的なサービスという事もあり、関心はあっても、手を出せない人が多いかもしれません。
また、報酬も、風俗などと比べれば、それほど高額とは思えません。
風俗と比べる事は間違い!と思う方もいるかもしれませんが、
他に比較対象も無く、あくまで目安という意味です。
ですが、サービスを受ける側の障害者の方からは、
一定の需要があるのも事実です。
世の中には、様々な事があります。
そのひとつとして『障害者の性』について、
少しでも知ってもらえれば、と思い、記事にしました。
<すすきタルン>
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