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貯蓄がない!が28.6%~お金の貯め方(中編)~




 前回は、
『貯蓄がない!が28.6%~お金の貯め方(前編)~』
という記事を書きました。

一見すると、恋愛とは直接の関係ないお金の話。
 ですが、性格が合っていて、
体の相性も悪くないカップルであっても、
金銭感覚の違いから別れる人たちは、少なくないようです。

 ネットバンクやテレホンバンクなどを利用して、
積立預金によって貯蓄クセが付いた人は、どう変わるのか?

 そこで今回も、『お金の貯め方』について、
考えてみました。









【月払いを年払いにすると、小さな得がある?!】




小さな貯蓄からコツコツと?!


 積立預金によって貯めた貯蓄を、具体的にどうするか?

 大きく分けると、以下の2通りである。


・コツコツ貯めて大きな貯蓄に・・・

 理想としては、それはそのまま放置して、新たな積立をする。
 いくつかの積立が、それなりの金額になったら、
金融機関がボーナス時期などに行っている、
金利優遇などのキャンペーンを利用して、
大きな金額にまとめて預け変える、というのが一般的かもしれない。



・積立を利用して、月払いのモノを年払いに・・・

 もう一つは、こうした積立を利用して、
月払いになっているものを、
年払いにしてしまうのだ。
 例えば、損害保険料や生命保険、
自営業の人なら国民年金など。

 また、以前は年払いによる割引制度があったが、
今は無くなってしまった固定資産税(持ち家の人)。
 他にも、自動車税などの税金関係。

『月払いで十分なのに、何で年払いにするのか?』
と思う人はいるだろう。

 上記の損害保険料や生命保険、
国民年金の保険料は、年払いにすることによって割引がある。

 損害保険料や生命保険は、人によって違うが、一定の割引があるケースが多い。
 また、国民年金保険料は年払い(現金払い)であれば3,190円が割引だ。

 これを、現金払いではなく、口座振替の年払いにすると、
3,770円が割引になるらしい。
 いずれも、平成24年度分のケース。
 また、6か月分の前納も認められている。
 これにも上記の年払いよりは割引額が少ないが、
それでも、一定の割引があるようだ。

 小生は『日本年金機構』の回し者ではないが、
年金を納める事を推奨する派です。
 その理由や年金については、また別の機会に・・・。


 こうして貯蓄クセをつけてしまえば、年払いに切り替えることで、
今まで月々の支払いに回っていたお金が、手元に残るはずだ。


 だが、不動産屋の店長は言う。
『実際には、貯蓄クセが無い人間がコレを始めると、
予期せぬ出費や冠婚葬祭、付き合いなどで、
せっかくの貯蓄を、
満期前に取り崩してしまうんです。
 他にも、何かと理由を付けて・・・。

 でもね、それでもいいんです。
 大事なのは、それでも、
翌月からまた積立を続ける事!なんです。
 積立をした!という経験は、残るんですから・・・』


 そういえば、『継続は力なり!』という言葉もある。
 個人的な意見だが、お金というパワー(力)は、
決して、甘く見ない方が良いと思う。



【貯蓄の達人はこうしている・・・】




結婚式は事前の知らせがあるが・・・
 急な冠婚葬祭は、達人でも読めない?



 ある貯蓄の達人に、話を聞いた。
 もう数十年も前の、話だとか・・・。

『積立を始めたキッッカケは、
上の息子が小学校に入学し、給食費の口座振替のために、
近所の銀行に口座を開いた事です。

 ウチは新興住宅地で、まだ近くに金融機関や商業施設が無く、
不便な場所でした。
 銀行に電話し、生まれたばかりの下の子供を抱えて、
銀行に口座開設に行けないから、来てほしい!と頼むと、
最初はあっさり断られました。
 銀行の規則では、最初の口座開設は、窓口に行かないとダメだそうです。
 今では、ネットバンクや郵送でやりとり出来る便利なものがありますが、
当時はありませんでした。

 そこで、子供の幼稚園のお母さんで、近所に住んでいて、
かつ、同じように小さい子供の世話で大変な人に声をかけて、
何人かの同意をもらい、
再度、銀行と交渉したんです。
 私ひとりじゃなく、何人か紹介するから!と。
 すると、銀行員が口座開設に来てくれました。
 それ以来、毎月の集金に来てもらっていました。

 この時、マメに集金に来てくれる銀行の人に、
給食費だけでは悪いから、
自動車税のための積立、損害保険や生命保険のための積立、
固定資産税のための積立など、
月払いのモノを年払いに切り替えできるように、
いくつかの積立をしたんです。
 多い時で、積立を5本くらいやっていたでしょうか。

 金額は1本の積立で5千円とか1万円ですから、
金額にしたら数万円なので、
いわゆるヘソクリ的な預金だと思っていました。

 でも、これを続けてみると、
様々な支払日の前に、積立の満期が来る設定にしてあるので、
月々の給料に手を付けずに支払いが出来るから、
便利だったんです。
 また、決められた日に集金に来てくれる!というのは、
主婦にはすごく助かりました。
 その銀行は今も、法人への集金はやっているようですが、
個人へのこうした集金は、もうやっていないようです。
 まあ、最近の若い人は、携帯電話やパソコンがありますからね。
 私はその後、近所に別の銀行が出来たので、今はそこに出向いて、積立をしています』




 まさに、『お婆ちゃんの知恵袋』といった感じだが、
実は彼女自身、お孫さんもいるお婆ちゃんだそうだ。

『年寄りだと思ってバカにしないで!レディーに年齢を聞くのは失礼よ』
 と言われてしまったので、年齢は非公表だが・・・。

 
 その女性は言う。
『積立をしているから安心!と思っていても、急な出費はあるものです。
 自分や家族の病気やケガ。
 もちろん保険もありますが、最初の自己負担は払わなければなりません。

 それと、何と言っても、冠婚葬祭は先が読めないでしょ?
 結婚式は先に知らせてくれるけど、不幸の場合は急に来ます。
 だからと言って、お世話になった人に不義理は出来ないし・・・』


 という事だった。
 たくましく人生を生き抜いてきた、貯蓄の達人でも、
急な冠婚葬祭には、悩まされたらしい。


 確かに、独身の人であっても、同世代が適齢期であれば、
結婚式が続いたりするケースもあるようだ。

 また、比較的に若い人ばかりの職場だったりすると、
同じく結婚式が重なる結婚ラッシュ!という話も、聞いたことがある。

 こうした祝儀や出席にかかる費用も、
出席する回数が重なれば、増える事だろう。


 だが、『それでも積立なんて、本当に必要か?』と思う人もいるかもしれない。
 それは次回に・・・。

 次回は、日常生活に潜む、思わぬ出費!について考えてみます。



 以上の事から、今回は『お金の貯め方(中編)』でした。
 
 小生の周囲でも、実際にこんな話がありました。

 ある女性(Aさん)が、交際直後に、相手が借金まみれだった事を聞かされたケース。
 その男性の事を、周囲で悪く言う人はいなかったそうです。
 それだけ、周囲の評価が高いのも、彼女が交際を決めた理由でした。
 いつも人当たりの良い彼は、実は借金に悩まされていたようです。

 また、こんな話もありました。
 離婚して慰謝料をガッポリ貰った奥さん(Bさん)が、
すぐに若い男性と交際を開始。
 女性としては、別れた男性(元夫)に対して、『私は若い男と付き合っている』と、
見栄を張りたかったのかもしれませんが、
その男は慰謝料の事を知ると、仕事を辞めてしまったそうです。
 以来、まるでヒモのような生活なのだとか・・・。
 彼女としては、追い出したい反面、ヒモ男性に未練もあり。
 その後は、どうなったのか知りませんが・・・。


 このように、お金が絡んだ男女のトラブルは、
小生の周囲だけでも、枚挙にいとまがありません。



 前出のお婆ちゃんは、言いました。
『私は幼い頃、金は魔物(お金は怖いモノだ)!って親に教わりましたよ』



 恥ずかしながら、小生も初めて聞いた言葉でしたが、
今では、そんな事を言う親も、少なくなったのでしょうか。



 <すすきタルン>



・継続は力なり
 一つ一つの効果は微々たるものであっても、
たゆまず努力を続けていけば、
やがては一つの大きな事業を達成できる。
 または、物事を成し遂げるまで、諦めずに努力し続けることが一つの力、
能力であるということ。


・枚挙にいとまがない
数え上げるときりが無い、数えられないほど沢山ある、などの意味の表現。
「枚挙(まいきょ)」は、「数え上げる」という意味。
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