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性なる日本の歴史~売春婦~



●売春婦の起源は神に仕える巫女
世界最古の職業と言われる『売春』。
もちろん、日本でもその歴史は古く、平安時代にはすでに存在していた。
海外でも娼婦の始まりは神に使える巫女が、己自身を供物として神に捧げたり、豊饒や戦争の勝利祈願の儀式として性行為をおこなったことだが、日本でもまったく同様だ。
もともとは神に踊りや音楽を捧げる巫女として、日本全国を漫遊していた『遊び女(あそびめ)』と呼ばれる女性たちが、平安時代頃から春をひさぐようになっていく。
ちなみに、当時、すでに土地に定着した売春婦もいたが、彼女たちは『傀儡女』と呼ばれた。







●源義経の愛妾・静御前も売春婦だった!
その後、時代が下り鎌倉時代になると、朝廷直属の『公庭』と呼ばれる売春婦が登場する。
物語りなどによく登場する『白拍子』や『宿々の遊君』も、この『公庭』の一種である。
ちなみに、源義経の愛妾として知られる静御前も、『白拍子』だったと言われている。
後に義経と対立した頼朝に捕らえられた際、己の生命も省みず詠んだ義経を慕う歌の素晴らしさから、彼女の教養の高さがうかがえる。
現在同様に当時から高級娼婦は豊かな教養を身につけていたようだ。


【静御前】


●現在、使用されている丁寧語は花魁言葉が元!?
さらに時代が下り豊臣秀吉の治世になると、現在の大阪・道頓堀川北岸に日本最初の大掛かりな遊郭が造られる。
その後、京都の柳町、江戸の吉原など、現在にも続く公認の遊郭が誕生していく。
余談ながら、現在、使用されている『丁寧語』は、吉原で花魁が使っていた言葉が元になったと言われている。
なんでも、倒幕後、江戸に乗り込んできた薩摩や長州の高官たちが、「江戸の言葉」として覚えたのが、花魁たちの言葉だったのだそうだ。
現在でも、よく「外国語を覚えるには外国人の恋人を作るのが一番!」と言われているが、これまた当時も同じだったらしい。
もっとも、もともと「花魁言葉」というのは、地方から売られてきた女性たちの訛りを隠すために使われ始めたそうだから、地方から来た高官たちにも受け入れやすかったのかもしれない。

文/月夜

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