性と愛の研究室 - きゃらめる民族

先日発表されたドイツの大学研究チームの報告によれば、セックスをすると鎮痛作用のあるエンドルフィンが脳内に分泌されることがわかったそうです。頭痛持ちの人たちを被験者として行われた実験では、半数の人がセックス後に頭痛が緩和、解消したとか。

これで、「頭が痛いの・・・」と言ってセックスを断ることができなくなってしまいました。逆に、「じゃあ、頭痛解消にセックスしよう！！」と喜ばれたりしそうです。断るのに先手を打ったつもりが、これからは「誘ってんのか・・・ｳﾋ」と思われそうです。

セックス。みんな、したくない気分の時ってありますよね。あからさまに「したくない」と相手に悟らせず、セックスを断りたい。そんな時、これからはなんと言ってお誘いを断ればいいのでしょうか。











【早い段階からしたくない気持ちの時】


例えば、デートは週の半分くらい、会うたびにセックスしているようなカップル。

平日は時間があまりないせいか、うちに来てセックスして寝るだけ、みたいなデート。なんだか、ヤリタイだけなのって気がしてきちゃったんだけど。今夜は会ってもセックスしないわ。

こんな状況の時。

いちばんいいのは、デートしないこと、もしくは外でデートして現地解散することです。そういう状況にもっていけない時、例えば、同棲や結婚している場合は、事前に根回ししておくとよいでしょう。



彼のことは好きなんだけど・・・。セックスしたくないんだもん。


１★　体調不良アピールをする。

「ちょっと風邪気味かも・・・。喉が痛いし、関節も痛んでるし」と昼前くらいから言っておく。夜になったら、「だるいし、やっぱり今日は早く寝るね」とさっさと寝てしまう。

この方法は、スポーツデートや食べ歩きデートを楽しんだあとは使えません。健康的にデートを楽しんだあとで体調が悪いという理由は、嘘くさ過ぎます。


２★　心配ごとが頭から離れないアピールをする。

お相手が自分の家族や友人達と親しくなく、遠方にいる場合にのみ有効です。

会った時点からいつもよりおとなしくしておき、どうしたのか聞かれたら「おじいちゃん・おばあちゃんの体の調子があまりよくないと聞かされて心配している」などと話しておきます。寝る前に「どうしているのか気になる。電話するには遅いし。明日起きたら電話してみようかな」とさらに伏線を張り、誘ってきたら「・・・ごめん・・・ちょっと・・・」と言葉少なに断ればOK。おじいちゃん・おばあちゃんの部分はほかの家族、友人に差し替えも可能です。

ただし、あまりにも現実離れしすぎていたり、将来バレたらマズイ口実は避けましょう。



【急にしたくなくなった時】


普通にデートを楽しんでいたのに、いざ夜になったらセックスする気持ちがなくなってしまった。でも、お相手はヤル気マンマン。いまさら、どうやって断ったらいいのでしょう。


１☆　疲れていると正直に言う。

身体的に忙しかったデートの時に言えば現実味があります。疲労感を漂わせて、大げさに眠気をアピールします。それでも、触ってくるなど誘っている素振りを見せるならタヌキ寝入りをします。イビキでもかけば、さらに効果的。


２☆　生理が来たかも・・・アピール。

突然、「あっ・・・」と言ったあと、数秒間を開けて考えている素振りを見せます。「生理が来たかも・・・。お腹痛いし。見てくるね」といってトイレに行きます。

生理の周期を相手に把握されている場合は、「不正出血かな。どうしたんだろう。明日病院の予約とったほうがいいよね？」などが使えます。


３☆　食事にあたったかも・・・アピール。

「なんか・・・胃がムカムカするんだけど、あなたは大丈夫？　なんかにあたったのかな～？　あ～、トイレ・・・」といってしばらくトイレに篭り、時々水を流します。

トイレから出たら正露丸（糖衣でないもの）を飲んで、「ごめんね」とつぶやいておきます。


４☆　オカルト現象・・・アピール。


ちょっと！このアイロン、しゃべってる！！

そろそろかなという時に、耳をすませて何かを聞いている素振りを見せます。お相手の手が伸びてきたら、「しっ・・・。ねえ、なにか聞こえない？　泣いてるみたいな声・・・」。何も聞こえない、気のせいでしょと言われたら、「聞こえるよ。しくしくって・・・。あなたには言ってなかったけど、さっきから誰かに見つめられているような気がするの」。あとは、怖いといって布団に潜ってしまえばOK。それでもコトを進めようとするなら、「なんか見られてる気がして落ち着かない」と言っておきましょう。

こいつ、ヤバい・・・とその後距離を置かれる可能性がありますが、もう別れたいと思っている相手なら、それなりの効果が期待できます。



いずれも、セックスしたい気持ちを萎えさせるのがポイント。そして、体調不良など、こういう理由ならしょうがないなと諦めさせれば、その場がイヤな雰囲気になることはありません。

ただ、セックスの誘いを断るのも毎回だったり、長期に渡ると相手も「本当はセックスしたくないだけじゃないか」と思い始めます。そうなると、余計に問題をこじらせることになってしまいます。相手とも関係をこれからも続けていきたいのなら、適当な理由をつけてセックスを拒み続けるよりも、早い段階で相手と真剣に話し合ったほうがよいですね。



文／峰フジカ

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