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風俗嬢でも確定申告は重要?!~嬢と税金(その2)~




前回は、
『風俗嬢と税金(その1)』
でした。

 
 どうやら、
確定申告や税金に関しての知識が無い風俗嬢は、
多いようです。

 そればかりか、
『店長や経営者の機嫌を、損ねたくないから・・・』
として、分かっていながらも、
言い出せない風俗嬢も、多いようでした。

 他にも、働く側の風俗嬢や、男性従業員の中には、
ワケアリの人もいるようで・・・。


 そこで今回は、
『風俗嬢と税金(その2)』です。









【ワケアリ男女も多い?! 風俗の業界】




従業員が、嬢と逃げてヒモ男に・・・
*画像はイメージです



 取材を終えて、風俗店の経営者と店長と共に、
3人で世間話をしていた。

 小生が確定申告の話をすると、
2人は顔を見合わせる。

『すすきさん、
女の子たちが確定申告をするって、本気で言ってるの?』


『ギャラから、10%の源泉は、されているわけですよね・・・』

『あのね~。
 確定申告どころか、
今日明日にも、いなくなる人間が多い業界だよ。
 女だけじゃない、男の従業員も同じ!』

 

 経営者の話を、黙って横で聞いていた店長が、言葉を継ぐ。


『あの、一般的な話ですが・・・。

 一般の女性は、Hすることに、抵抗があるわけですよね。
 でも、風俗で働く女性たちは、
それをお金に換えて、こういう仕事をしている。

 そうすると、だんだんとHすることに、抵抗が無くなるんです。
 もちろん、全ての風俗で働く女性が、いわゆるヤリマン!
というわけではありませんよ。

 割合は分かりませんが、中には、家族の生活のためだったり、
夢のためなど、目標(とする金額など)を決めて、
割り切って働いている娘も、います。
 
 でも、中には、世間のイメージ通りのような、
いい加減な娘も、いるんです。

 店で働く男の従業員も、
そういう娘の、ヒモを目当ての人間もいるんです。

 だから、私たちが気を付けていないと、
ウチの店で知り合って、
男女カップルで逃げる!なんて言うケースは、
けっこうあるんですよ。

 元々、こういう業界は定着率が低いですから、
すぐに辞める人は多いです。

 男女の区別なく、借金で逃げて、
ウチの店に流れて来る人も、少なくありませんからね。

 例えば、男の従業員がフラッと辞めるのは、かまいません。

 でも、カップルの場合は困りますね。
 特に、急に辞めると、シフトやら他の従業員たちの噂話とか、
けっこう、大変なんですよ』



 経営者が、呆れたように言う。


『ヒモ男と逃げて、何をするかと言えば、
女は再び、店を変わって、こういう業界で働くんだ。

 まあ、男はヒモだから、得かもしれないけど・・・(苦笑)。
 とにかく、そいうワケアリの男女も、多いんだよ。

 もちろん、税務署から指導されているから、
給料からは、10%の源泉はしますよ。
 しないと、今度はこっちが困る事になるからね・・・』



 彼らの話では、そういう人たちは、
確定申告をするどころか、年金の未払いはもちろん、
健康保険証さえ、持っていないらしい。



【デリヘル嬢のデメリット?!】




送迎中に追突事故・・・示談交渉でトラブルに
*画像はイメージです



 デリヘル嬢のC子から、メールが入った。

『仕事で送迎中に、オカマ掘られました』

 同乗していたのはC子だそうで、
運転していたのは社長(経営者)だという。


 その後、昼間OLをしているというC子は、
体調が良くならず、今も通院中だ。

 C子の治療費は、事故の相手(加害者)の自賠責保険から出ているらしい。

 その後、事故を契機に、C子の体調不良は続き、
昼間のOLの仕事にも支障が出て、辞めることになったという。


『それでも、昼のOLの仕事の方は、必要書類を揃えて頂きました。
 なので、保険会社から、何とか休業補償をもらえるのですが・・・』


 問題は、デリヘルの方の休業補償だという。


 保険会社の担当者は、失笑しながら言う。
『お宅には、必要な帳簿が無いんですよね。
 つまり、証拠が無いということになります。

 本来は、常備されているべき帳簿類ですが、
もし、こうした証拠があるのなら、
何でしたら、今からでもつけてください』



『社長には、事故前の数ヶ月からの、
私への給料を支払ったメモを、作成してもらいました。
 でも、保険会社には却下されました。

 もう、保険会社の人にバカにされましたよ。
 その場に同席して、私と一緒に交渉していた社長は、キレちゃって・・・。


弁護士に頼んで、1円でも多く補償を取ってやる!
って・・・。

 事故に遭って体を悪くして、
その上、示談交渉でトラブルになって、私まで巻き添えですよ』


 どうやら、税金の申告をしていない社長はもちろん、
C子がデリヘルの収入を確定申告していないことを逆手にとって、
保険会社は、突っ込んできたようだ。

 自賠責でカバーできる一定の治療費は払っても、休業補償までは払いたくないらしい。

 仮に、小生が保険会社の担当者なら、やはり、同じことを言うかも・・・。
 なぜなら、保険会社は、たとえ1円でも、保険金を多く払いたくないからだ。


 そこで、小生はお節介ながらも、下記のようなアドバイスをした。

・まずは、どんな小さな証拠でも、マメに集めること。

・その上で、社長とは別に、C子が保険会社と示談交渉をすること。



 すると、
『帳簿なんて無いよ』
と言っていた社長と、粘り強く交渉したC子は、
女の子の出勤状況や、給与の支払い状況の分かるリストのコピーを、手に入れたという。

 それは実に、過去の1年分の出勤状況や、
給与の支払い状況が分かる、リストだという。


『保険会社の人も、私たちのような、
風俗関係の被害者には、慣れているみたいでした。


 ちゃんと証拠(帳簿類や給与台帳など)があればね~。
いつもは貴女たちは、(税金を払わずに内緒で)稼いでいるんだから、
こういう時は、泣き寝入りしたって、仕方ないんじゃないの?


 という、こちらをバカにした感じで・・・。
 とにかく、このリストを元に、保険会社と交渉してみます』



・まずは、弁護士会の交通事故相談や法テラス、
行政の無料の法律相談などを利用すること。


・最終的には、信頼できる弁護士を見つけて相談し、
裁判までは行かなくても、
交通事故紛争処理センター(*)などを利用して、解決することが望ましい。


・ さらに、交通事故の示談交渉をアドバイスするような、
ネット上の怪しげなサイトには、近づかないこと。



 おおよそ、上記のような事をアドバイスした。


『長い時間が、かかるかもしれませんね。
 でも、頑張ってやってみます』



 C子は、今後の交渉する術が見えてきたのか、
どうやら、前向きになったらしい。

『交通事故の保険金(治療費、慰謝料、損害賠償金)は、
一般的には、非課税だよ。
 たぶん、確定申告をしなくてもいいから、安心して・・・。

 でも、ちゃんと税務署に電話して、確認した方がいいね』


 C子はちょっと笑って、頷いた。



 以上の事から、今回は、
『風俗嬢と税金(その2)』でした。

 経営者は10%の源泉徴収をしていても、
定着率の悪い風俗という仕事の性質からか、
やはり税金関係は、
雇う側も、働く側も、アバウトのようです。


 また、デリヘル嬢などは、
送迎時の交通事故のリスクもあり、
上記のC子のように、
トラブルに巻き込まれるケースも、ありました。

 こうした、事故などのトラブルに巻き込まれた場合は、
確定申告をしていない風俗嬢は、
加害者や保険会社と交渉する上で、
立場が弱いようです。


 他にも、ネット上には、
若いママからの相談でしょうか、
『周囲には、普通の会社員をしていると言って、
内緒でデリヘル嬢をしています。

 ところが、子供の通う保育園で、来年度の申込書に、
税関係証明書が必要になり 困っています。

 会社(デリヘルの事務所)に聞いてみたところ、
給与明細書は発行できても、
それ以上の税務関係の書類(支払調書?)は、発行できない!とのことです。
 こういった場合は、確定申告を行わなければならないんでしょうか?』

といった相談が、寄せられていました。

 やはり、『風俗嬢』という仕事を、
周囲に知られたくないばかりに、
確定申告を行わない風俗嬢は、少なくないようです。


 ところが、風俗嬢の中にも、
ちゃんと確定申告をしている人はいました。

 そこで次回は、
『風俗嬢と税金(その3)』
です。



 <すすきタルン>



*交通事故紛争処理センター(公益財団法人)
 一般に、交通事故の示談金は、事故に詳しくない被害者には、
  保険会社より、低い金額で提示される傾向にある。

 このため、裁判などを行わずに、
  交通事故紛争処理センターが、和解あっ旋を行うことで、
  裁判基準の7~9割程度の保険金を得る事も出来る。
 費用は無料だが、混んでいるため、予約は数ヶ月先になるケースも多い。




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