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確定申告するチャトレ?!~嬢と税金(その3)~




前回は、
『風俗嬢と税金(その2)』
でした。

 確定申告や、税金に関しての知識が無い風俗嬢は、
多いようです。
 ところが、探してみると、
中には、ちゃんと申告をしている風俗嬢もいました。

 話を聞いたのは、チャットレディのE子です。

 いったい、どんな形で申告をしているのか?


 そこで今回は、
『風俗嬢と税金(その3)』です。









【アダルトチャットは在宅と通いがある?!】




最初は怖かったが・・・
*画像はイメージです



 アラサーのE子は、実家が商売をやっている。

 このため、
一般の会社員の家庭で育った人に比べると、
確定申告や税金に関しての知識が、
少しはあったようだ。


 E子は、
昼間はOLをしながら、
夜は居酒屋でアルバイトをしていた。


 そこで知り合った、同じアルバイトの仲間のD子(20代半ば)に、
アダルトチャットに誘われたという。


『最初はどんな仕事か分からなくて、怖かったですよ。
 D子ちゃんも、一人じゃ怖いから、私を誘ったんだと思います』


 週末の休みのたびに、E子は一人暮らしのD子の部屋に行き、
1つのパソコンを交代で使って、2人でチャットレディをしていた。


『隣にD子ちゃんがいたから、
チャットで脱ぐなんて、絶対に無理でした。

 2人が同じ部屋でチャットしていることが(お客さんに)バレないように、
パソコンを置く位置を変えて、背景をズラしたりして。
 でもワンルームだったから、
常連のお客さんには、バレていたかもしれませんね』



 D子もまた、悪友に誘われてチャットレディを始めたらしい。
 だが、D子の悪友は、場所とパソコンを提供され、その場所に通う形だったという。

 いわゆる、『通いのチャットレディ』というやつだ。

 チャットレディには、大きく分けて2種類ある。

 ひとつは、
自宅のパソコンでする『在宅チャットレディ』

 2つめは、
例えば、パソコンなどが家に無いケースや、
自宅では家族がいるから大きな声を出せない!などの理由から、
『通いのチャットレディ』というやつだ。


『2人で、ビルの一室に面接に行きました。
 そこは、いくつかの部屋に別れていて、
部屋の中には、さらに間仕切りがあって・・・。

 でも、その場所でチャットするのは怖かったので、
D子ちゃんと相談して、私たちは、彼女の自宅ですることにしたんです』



 最初こそ、2人が交代でチャットをしたが、
脱がない2人には、待機の時間の方が、増えたという。


『何となくですけど、こうすれば稼げるかも?
というのが分かったので、私も自宅でする事にしたんです』


 その後、D子はすぐに飽きて辞めてしまったが、
E子は違った。

 もともと、実家が商売をやってるので、愛想がいい。

 交際していた彼氏が、週末にE子の部屋に泊まりに来る事もあり、
彼がネットをしたがったため、部屋にネット回線は引いてあった。

 そして、知人から安く買った中古のパソコンがあった。


 それでも、E子が自分の部屋で始めた頃は、
上半身を脱いで見せる程度だった。


 だが、常連客が増え、彼らからの要求もエスカレートし、
自慰行為(オナニー)を見せるようになると、
当然のごとく、収入も増える。

『昼間のOLのお給料と同じくらいの月も、ありました』


 週末や平日の夜、
バイト感覚でやっているチャットレディが、本業のOLの月収と同程度だったという。



【アダルトチャット業者は、
支払調書を送付してくれた】





脱いだ方が稼げる・・・
*画像はイメージです



 ある時、振り込まれるギャラから、
10%の源泉徴収をされている事に、E子は気付く。

『コレって、申告したら少しは税金が戻るのかな?と思ったんです』

 税金に詳しい友達に相談したところ、
『ギャラが振り込まれているところ(会社・業者)から、
ちゃんと支払調書を貰い、
自分で確定申告すれば、税金が戻るケースもある』

とアドバイスされたのだとか・・・。

 高校の商業科を出ていたE子には、簿記の知識があった事も幸いした。

『チャットをしていた時間は、
昼間のOLの仕事で残業が無く、定時で帰宅した平日の夜とか、
他に用事の無い週末でした。

 だから、ネットの接続のためのプロバイダー料金など、
自宅の固定電話の料金を通信費として、
電気代を光熱費として、経費にすることにしたんです。
 自宅のアパートでやっていたので、家賃も経費にしました。

 でも、100%の経費は認められないだろうから、
半分に按分(あんぶん)したんです。

 他にも、信用できそうな常連さんには、
携帯のメルアドも教えていたから、
携帯電話の料金も、通信費に入れました』



 E子のケースでは、
生活費の全てを経費として計上するのではなく、
通信費や光熱費、家賃など、
税務署から見ても、認められそうな経費のみを計上したことが、良かったようだ。

 また、経費を半分に按分して計上したことも、
自らの生活費と経費を区別している点で、
税金に関しては素人の小生が見ても、納得できる。

 その上、彼女の勤務先が、
社員のアルバイト対してに寛容だった事も、あるかもしれない。

 不景気のために安い賃金であっても、
社員のアルバイトを禁止している会社は、まだまだ少なくない。


『そうそう、
チャットでオナニーする時に使うローションやアダルトなオモチャも、
経費にしました(笑)。

 アダルトグッズの通販では、領収書を入れてくれるところもあるけど、
大手のディスカウント店で、
ローションを買って、本名で領収書を貰うのは、
さすがに恥ずかしいです。
 なので、出金伝票を作りました』



 例えば、領収書が無くても、
レシートがあるなどすれば、
自分で出金伝票を作ることで、経費としては認められるケースもあるという。


『大事なのは、万が一、税務署の人に聞かれたときに、
ちゃんと答えられるかどうか?なんです。

 その点は、幼い頃から商売人の親を見ていたから、
何となく、分かっていましたね』



 こうして、支払調書や領収書、
レシートや出金伝票を費用科目ごとに束ねて、ノートに書き出した。

 その後、公共料金の引き落としに使っている通帳とニラメッコしながら、
エクセルのシートに経費を転記すると、自動的に金額が集計され、
自然と帳簿のようなものが出来上がったという。

『ポイントは、費用科目ごとにノートに書きだすこと。
 1年分の領収書やレシートは、けっこう多くて面倒でした。

 あくまでも私の場合ですが、
費用科目ごとにエクセルのシートを作りました。
 そこで、集計できるからです。
 エクセルは、昼間の仕事で使っていましたから。

 ここまで来たら、あとは半分に按分(あんぶん)した金額を、
収支内訳書に記入するだけでした。

 私のようなチャットレディは、他の一般の仕事に比べて、
仕入れや減価償却が無いぶん、恵まれていると思います。

 さすがに、確定申告書の書き方だけは難しいから、
税金に詳しい友達に手伝って貰ったけど、
帳簿や領収書(出金伝票やレシート等)は、
ちゃんと今でも保存してますよ』



 こうして、税務署への開業届こそ出さなかったE子だが、
確定申告をした後、しばらくして、
無事に還付金をGETすることが出来たという。
(*本来ならば、税務署への開業届も必要である)


 彼女に、意地悪な質問をしてみた。

『会社には、今までバレてないの?』

『休みの日に実家の仕事を手伝っているので、
アルバイトしてます!って言ってあります。

 さすがに、チャットレディ!なんて言えませんよ(笑)』



『申告書の職業には、何て書いてありますか?』

『会社員、PCオペレーター(笑)。
 収支内訳書の業種にも、在宅オペレーター(笑)。
 これも、チャットレディ!なんて書けません』



『確定申告をする、メリットとデメリットは?』

『収入が増えた分、OLだけの給料の時より、所得税と住民税が高くなります。
 でも、10%の源泉徴収されている金額よりは、
ちゃんと申告した方が得でした。
 還付金(源泉徴収された税金の戻り)があったので・・・。

 あくまでも、私の場合!ですよ。

 それと、
経費をまとめたり、申告書を書くのは、やっぱり面倒です。

 でも、還付金が臨時収入だと思って、頑張ってやってますね。

 メリットは、自分で体を張って稼いだお金なんだから、
堂々と使えることでしょうか。
 申告していないと、もし税務署が来たら?とか考えて、
変にビクビクしちゃってたかも?』



『知り合いとかに、バレたりしない?』

『私はチャットで顔出しはしません!オッパイは出すけど(笑)。
 まあ、周囲にバレたら、その時はその時ですね。
 一応、それなりの覚悟はしてます』



『同業のチャットレディや、風俗嬢の人にアドバイスは?』

『税金の申告は、大変だけど、ちゃんとやった方がいいです。

 あと、支払調書は、法律では、本当は何回でも貰えるのですが、
1回しか、出してくれないところも多いです。

 支払調書を1回もらったら、数枚はコピーしておくことをオススメします。
 支払調書は、確定申告の時に、申告書に添付して出さないといけませんから』



 最後にE子が言った。


『私は、こういう事でもないと、
税金の事なんて、真剣に勉強しなかったと思います。
 だから、チャットでは良い事も悪い事も、
OLの仕事以上に、色々と学びました。

 それに、つまらなかった学校の勉強と違って、
実践的でリアルなお金に直結している税金の知識は、
自分で勉強しているうちに、
コレは一生モノだ!と思いましたね。

 この先、消費税も上がるし、税金の法律も少しづつ変わるだろうけど、
今後はその知識を積み重ねればいいから、最初の頃よりは楽かもしれません。

 あと、商売をやっているウチの親が、
税務署の説明会?か何かに行って聞いてきたそうですが、


脱税は違法だけど、節税は大いにやっていい!

と、税務署の偉い人が言っていたそうです』



 以上の事から、今回は、
『風俗嬢と税金(その3)』でした。


 税金に関してアバウトなイメージのある風俗業者ですが、
アダルトチャット業者の多くは、支払調書を出しているようです。

 ココで重要な事は、『女性の手元に支払調書が来る』ということは、
『同じ支払調書が、税務署にも提出されている!』ということです。


 つまり、女性たちにギャラを支払った業者(会社・お店)は、
支払調書を2通作成し、ひとつは風俗嬢に、
もうひとつを税務署に提出しています。

 これは、法律によって、決められています。


 実際には、上記のE子のようなケースでは、

10%源泉徴収した税金 > E子が確定申告した場合に払う税金

なので、税務署が黙っていれば、より多くの税金が国に入ります。

 ですが、これが逆転すると、税務署(国)が損をすることになります。

 例えば、売れっ子で、多く稼いでいるチャットレディ(風俗嬢)のようなケースですが・・・。



 次回は、実際に税務署から無申告を指摘された、チャットレディのお話、
『風俗嬢と税金(その4)』
です。


 <すすきタルン>



・追記(源泉徴収について)
 他にも、何人かのチャットレディに話を聞いたのですが、
 最近では、10%の源泉徴収をせずに、ギャラを振り込んでくれる業者もあるようです。
 だからと言って、確定申告をしなくて良いわけではありません。

 脅かすわけではありませんが、
 手元に支払調書が来る!ということは、
  同じ支払調書が、税務署に提出されています。
 
 当たり前ですが、納税は国民の義務です。

 税金がかかるかどうか?
 申告が必要かどうか?
 それは、個々のケースによっても違うので、
 心配な場合は、お近くの税務署にお尋ねください。  




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