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東日本大震災とライブチャットパフォーマーの関係・後編


東日本大震災とライブチャットの関係の続き

311を迎えた。改めて亡くなられた方、また行方不明の方々、そのご家族・関係者の方々にご冥福をお祈りいたします。前回に続いて、ライブチャットパフォーマーと震災の関係についてレポートしたい。









■彼氏のお母さんが犠牲に・・・

この日の夜、B子の運転する車は通常30分とかからない会社からの帰り道を6時間を過ぎてもまだ家にたどり着けないでいた。こんなときに運も悪く残りのガソリンが少なく、車の暖房を消しては着けを繰り返しながら、ノロノロ運転を続けた。やっとの思いで家について驚いたのは、軒先の500m先まで津波が来ていたこと。田んぼんの中に建つ彼女の家から、普段は海は望めないが、その日以降津波が引いたままの状態が、2年経った今でも続いている。幸いにも彼女の家族・親戚などに震災の犠牲者はいなかったものの、当時付き合っていた彼のお母さんが家ごと流され犠牲になった。息子の彼女としていつも優しく、そして明るく接してくれた彼のお母さん。まさかこんな身近な人が犠牲になるなんて・・・。



■体の変化 震災で過呼吸が癖に

この頃から彼女の体に変化が訪れる。ふとしたきっかけで涙もろくなり、精神的に落ちることもしばしば。そして過呼吸。大丈夫だから大丈夫だから、と自分自身に呼びかけるほど、体が言うことを聞かない。そんな自分にまた落ち込む日々。そんな中、震災の影響で会社も業績が悪化。リストラで正社員の職もなくし、割りの良いパフォマの世界へ。人と交わることが苦手な彼女の精一杯の選択だった。その後も昼間の就職活動は続け、その美貌からか新たな正社員の仕事に就くことができた。ただ、そんな会社も長くは続かない。営業職の社員への辛辣な指導を見ているうちに、なぜか過呼吸が発症。就業時間内に会社を早退することも。そして彼女は会社から自主退職を進めらる。



■パフォーマー専属に

昼間はなんとかアルバイトの仕事は見つたものの、時給は数百円。やはりライブチャットの時給の魅力には敵わない。事務所でのパフォーマーの仕事を増やしたいものの、部屋が空いていないことも。実家通い、ということもありなかなかPCの前に座れない。彼女は意を決してPCを購入。実家からINすることを選択する。どうしても家族が寝静まった真夜中のINが多くなるものの、順調に収入は伸びる。ただ別な問題が。自宅の部屋で行なっているため、気持ちの切り替えがなかなかうまくできない。落ちているときになんとなくINするものの、PCの前ではオナニーをしなくてはいけない。極論、演技で乗り切ればいいか、と割り切っていいた彼女も、常連の客がくると「いけないこと」をしている気持ちに。涙が頬を伝うこともしばしば・・・。そんな彼女は今日もカメラの前で演技は続ける。



2回に分けて、チャットパフォーマと東日本大震災の関係を見てきた。いかがだっただろうか。リアルにしろネットにしろ、昔から風俗絡みの仕事をする女性には何らかの事情が存在する。報酬も大きいが代償も大きいからだ。ただその事情が、本人にはどうしようも出来なかったあの大震災に起因することはあまり知られていない。逆に言えば、普通の生活をしていたら、この世界に入ってくることもなかっただろう。男性陣にとっては震災によって選択肢が増えたことになる。良かった、と思わなければ彼女たちも報われないだろう。復興に向けて色々なことが実行されているが、彼女たちは今日を生きなければならない。来年はどうなっているのか・・・引き続き、彼女たちを追って(お金を使って!)行きたいと思う。

※内容は事実に基づいていますが、名前・地名などはフィクションです。

編著:青木サカン  ※TwitterFacebookはじめました。
セックスコミュニケーター、オナニー研究家、官能小説家。大学卒業後、しばらくサラリーマン生活を続けた後、念願の起業。しかし長くは続かず挫折。借金はなかったもの引きこもりがちになり、ネットに没頭するなかでリサーチ力と表現力を開花させる。電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、「男の知らない女のセックス19の心理」「まだ男の知らない女のセックス19の心理」「血液型によるセックスのやり方」を販売中
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