性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第２０６回

ところで、最近、その存在を知りませんが、「少子化対策担当大臣」って
どこに行っちゃったんでしょう。
たしか、その昔、オブチユウコってヒトがやっていて、
自ら任期中に妊娠してみせて、国民に範をたれるという快挙を
なされていましたが、
その他に、日本国政府って一体何をしてたの？










■少子化対策のツボはそこじゃない

「ボクは、フリーターだから、彼女なんてできない」
「ボクだって女の子とエッチしたいけど、お金も定職もないから、
責任取れないですよ。だからしない」
「車がない。だから、ドライブできない。だから、彼女ができない」

日本国政府の「少子化対策」を見てみると、
結婚した夫婦に、いかに子どもを作らせるか、という施策が多い。
「子ども手当て」だってそうです。
しかしね、役人たちよ！
世の中の若者の声を聞きなさい！と僕は言いたいな。
まだ、結婚した奴は、いいんだよ。
問題は、そこまで行かない奴が激増しているって現実です。
これは、男も女もそう。
ここに目をつぶって、いくら「子ども手当て」積んでも、
関係ないのだ。


■自分の恋愛スキルのなさをお金の問題に転換するヒト

バブルの頃に、３０歳くらいだったボクなんかは、
今の若いヒトって、不況の中で頑張っていて大変だし、
「彼女と付き合うお金がない」と文句を言う気持ちも
わからないではありません。
でもね、いくら僕が同情したからって、なんか世の中や
自分の人生が変わるわけではない。
だから、僕の同情なんか、全く何の意味もないので、
ボクは同情しません。
それよりも、やっぱり、それってちょっと、結局、自分で
自分の恋愛スキルのなさを「お金の問題」にすり替えているだけなんじゃないの？
とか言いたくなるのだ。


■「恋愛」はちゃんと学ばなければうまくできない

恋愛スキルというのは、実は、自分で身につけようと、
意識して、ある意味、研究と勉強をしないと身につかないものです。
だから、ボクは一生懸命いろいろなテキストを書いている。
ごく自然に、大人になって、ごく自然に暮らしていれば、
異性の気持ちがわかって、異性と気持ちが通じ合って、
もっと言えば、異性に、「好き！」と言ってもらってなんて、
思っていたら、甘いのだ。
これって、ちゃんと学んで身につける必要がある。
そうしなければ、男子は女子にモテないし、
女子もいい男子をゲットできない。


■いい歳をしたおっさんでもとんちんかんはいっぱいいる

いい歳をしたおっさんでも恋愛スキルをちゃんと身につけないで、
大人になってしまったおっさんなんかは、
やっぱり、「お金さえ使えば女にモテる」なんて
思っていたりするから、ホステスなんかに多額な金を貢いだりしてしまって、その金は、ホステスの彼氏のホストが吸い上げる。
なんて、喜劇的な顛末に及んだりするのだ。
本当に、みっともない。
でもね、若いヒトでも、「お金がないから彼女ができない」
「恋愛が出来ない」と言い訳するヒトは、こういうおっさんを
笑えないと思うよ。
若くても、歳を食っていても、結局、恋愛について、
まじめに考え、学び、スキルを身につけなかった、ということには
変わりないから。
たとえば、「デートの時は高いレストランに行かなければならない」
なんて思い込んでいるヒトも結構多いみたいだけど、
バブルのころならともかく、いまどきの女の子で、そんなふうなデートを望む子なんてごく少数派だ。
そんなに高くなくても、おいしくて雰囲気がいい外食なんか
いっぱいある訳だし、そういう店を一生懸命探して、一緒に行く方が、喜ぶ女の子はいっぱいいます。
そういうことをしてあげる知恵も、恋愛スキルのうちです。
ボクはね、見合いとか、親が結婚を決めるとか、
そういうふうな制度がなくなった日本では、
皆大人たちが、ちゃんと恋愛スキルを身につけるための方法論を
教えるようにしてあげないと、
いくら子ども手当てを出したところで、出生率の低下は止まらないと思う。
だって、結婚はおろか、恋愛がちゃんとできない男女がものすごく増えているんだから。
でも、相変わらず、政府は、真面目にこの問題には取り組まないんだろうなあ。

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