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【メイド喫茶オーナー】なんで皆そんなに学校が好きなんだ?



メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第203回

今のアニメやラノベの鉄板要素を分析してみると、
それは「学園」という設定。
はなっから、「学園物」というジャンルもあるけど、
そうじゃない作品でも、主人公が学校に通ってて、
同級生がいて、なんて設定が多い。
地球が危機で、全人類の絶滅の危険が迫っているってのになあ、
学校どころじゃないんじゃないかなあ、とか思うのだが、
それでも、結構のんきに授業をやってたりする。
皆、どんだけ学校が好きなんだ?










■「メイド喫茶」は「放課後の部室」

我がメイド喫茶でも、常連の男子たちは、店空間を
「放課後の部室」などと仮託して、
メイドを「クラスメートの女の子」と仮託して、
楽しんでいたな。これは、はっきり彼らから聞いたので、
間違いない。彼ら、平均年齢26歳くらい。
もう学校に通う歳ではなかったけどね。
どうやら、今の子は、いつまでも「学校」の時空間に
浸っていたいみたいなところがある。


■「学校が好き」「学校がきらい」

どうも世の中「学校が好き」というトレンドと
「学校が嫌い」というトレンドが交互に来るみたい。
その昔は、「つっぱり」とか「ヤンキー」とか「スケバン」とかが
もてはやされている時期があって、それは「学校嫌い」トレンド。
今は「学校好き」トレンドだな。
「けいおん!」「べるぜバブ」「エヴァン」「ねぎマ」「青のエクソシスト」「らきスタ」「ハルヒ」なんだかんだ言って、
学園を舞台にした作品が人気を呼んでいる。
日本人って、結構、なんだかんだ言って、学校が好きだったりする。
「はい、出席をとりまあす」
「はああい」なんてね。
そういうのが好きなのだ。
よし、オラも一丁、学園物、書いてみっかあ!


■出来なかった学園生活を追体験したい

学園物とひとくちに言っても、まあ、いろいろバリエーションがあるけど、基本は、なんかちょっと冴えない主人公の男の子がいて、
まわりには、いろいろな女の子のクラスメートがいて、
そいつらが、なぜか、訳もなく、主人公に絡んできてくれる。
「君のこと好きだよ」なんて直球はさすがに少ないけど、
とにかくいろいろ絡んできてくれる。っていう設定が多い。
ううむ。
しかし、現実の学園は、そんなファンタジーではなかったはず。
女子のクラスメートがいても、そんな都合よく絡んできてはくれなかったはず。
「○○、きも~い」とか言われててさ。
さらに、最近では、殺伐とした「いじめ」なんかも蔓延していて、
だから、そんなに楽しい学園時代を送ってなかったりしたからこそ、
妄想の世界では、思いっきり、女子に絡まれて、なんとかかんとか、
という追体験をしたくなるのではないかな。
なんだかちょと同情したくなる。
(おさんの同情なんて要らないだろうけど)
でも、実際には、そういう子の方が圧倒的多数で、
彼女がいて、リア充で、毎日楽しい学園生活を送りましたとさ、
なんて奴は、超少数派なんだと思う。
だから、「学園物」は不滅なのだ。
「学園」とは、脳内ユートピアの一種である。


■もう、男子の存在さえない世界まで進化

もっと徹底してるのは、あの京都アニメ「けいおん!」。
ここに至ると、もう作品中、男子の姿さえない。
出てくるのは、女の子ばかり。
女の子たちが、ひたすらお菓子を食べたり、お喋りをしたり、
時々バンド演奏をしたり、とにかく、「女の子だけ学園ワールド」
がひたすら展開させるのだ。
それを、画面の向こうから、学園時代には、女の子とは縁がなかった男子たちが、
ひたすら、その女の子たちを「観察する」という構造。
まるで、水槽の中の熱帯魚を観察しているような光景。
「ああ、女の子ってまぶしいなあ」
男子も、ここまでへたれてしまうと、「おまあらなあ」
とかいう前に、ちょと同情してしまいそうになる。
まあ、妄想、空想の世界なんて、そんなものなのかもしれないな。
「学園物」、どこまで逝ってしまうんだろうなあ。
なんだか、怖いもの見たさ的に見てみたい。

ライター:ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)震災、災害時のサバイバル法「ヒロN式サバイバル読本・耐災力」「女の子の取扱い講座」「ヒロN式日本昔話」小説「一休さんと野盗弥太」電子出版にて発売中。




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