性と愛の研究室 - きゃらめる民族

ご懐妊。一般的には妊娠はおめでたいことです。

「できちゃったみたい・・・」、彼女にそう言われた時。

結婚済みで赤ちゃん待ちだったなら心から喜ぶでしょうし、ずっと一緒にいたいと思っていた彼女なら、まあ順番が変わっちゃったけどいいかと思いつつもうれしいでしょう。

しかし、彼女がセフレ以上のなにものでもないとか、酔っ払って曖昧な記憶のなかで一晩一緒に過ごしただけならば、顔面蒼白。どうしよう・・・しか頭に浮かばないのではないでしょうか。










【実話：まさかの妊娠を告げられた男たち】


ちょっと前に、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんの一件がニュースになっていました。報道によると、モデルを妊娠させ慰謝料を払って中絶させたとかなんとか。本人の弁によれば、「行為そのものは1回あったけど中出ししてないのに」ということですが、外に出してもできる時はできるのです。

セックスの時のウ ッ カ リは、下手すると双方の人生を大きく変えます。そんな経験を実際にした男性3名をご紹介します。


［Aさん：当時24歳］

10代の頃から長いこと付き合っていた彼女がお相手。

一緒にいて楽しいけど、結婚相手としては不適格な彼女。そろそろ別れようかなと思っていたAさんでしたが、それを察知したのか、ある日彼女が「今日は生でOKよ❤」と言いました。それにまんまと乗ったAさん。翌月、「できちゃったわ❤」と報告する彼女に嵌められたと思いつつも、年貢を納めることを決意。周囲に「あの女と結婚するのはヤメとけ、認知だけにしたほうがいいって！」と反対されまくったにも関わらず、結婚。



新婦：計画通り♪　(￣ー￣)ﾆﾔﾘ


生まれた子どもは心から愛していたけれど、妻にはどこか冷めた部分があったAさん。でも、普通に結婚生活を送っていると思っていたある日、妻は子どもを連れて他の男の元へ去ってしまいました。離婚後数年たった現在も、子どもには月々の養育費を払い、数ヶ月に一回会っています。

当時を思い出してAさんはこう言います。「俺ってバカだったよな～。でも、子どもはかわいいから、ま、いいよ。」


［Bさん：当時27歳］

離婚を前提に別居中の奥さんがお相手。

奥さんのことがどうにも嫌になってしまったBさん。奥さんの方には特に悪いことをしたように思い当たるフシがなく、離婚は避けたいとずっと話し合いを続けていました。そんなある日、ついムラっと来たBさんは奥さんと性交渉を持ちます。Bさんは男性不妊の気があり、コンドームを使用したことがないにも関わらず、数年間まったく妊娠しなかったのです。そんな状況でしたから、妊娠はまったく予想していませんでした。が、その時に限って、できちゃったのです。信じられないBさん。対する奥さんは、妊娠をきっかけに再構築しようと何度もせがんできます。しかし、Bさんはどうしても受け入れられませんでした。「認知はする。養育費も払う。でも、離婚する意思は変わらない」、そう言い残して姿をくらましました。

数ヶ月後、Bさんは奥さんとの共通の友人から、彼女が離婚届を提出、中絶したことを聞いたそうです。私がBさんにこの話を聞いた時、彼はこう付け加えました。「彼女が子どもを産んでいれば元に戻るつもりだったのに」。・・・ふざけんな。


［Cさん：当時23歳］

年上の同僚がお相手。酔っ払った勢いで一回しただけ。

大学を卒業して新卒で入った会社に、きれいな年上女性がいました。普段から親切に仕事を教えてくれて、非常に好感度の高かった彼女。そんな彼女と会社の飲み会の後、酔った勢いで一回だけしてしまいました。その時のことはお互いに忘れたことにして普通に働いていましたが、約2か月後、彼女は地方に転職して行きました。

彼女のことを忘れかけていた頃、彼女からCさんに突然の電話がありました。「Cくん久しぶり。元気？ 私もお腹の子も元気よ」。彼女が結婚でもしたのかと思い込んだCさん、「おめでとうございます、結婚退職だったんですか？」。彼女は笑って続けます。「やーね。結婚する気なんてないわよ。単刀直入に言うわ。養育費のことなんだけど」。は？



あの時の子が、もうこんなに育ったの♪　（計画通り♪　(￣ー￣)ﾆﾔﾘ）


この時、彼女は既に妊娠後期。中絶は不可能です。彼女いわく、子どもはあの時の一回でできた子。結婚しろなんて言わないから安心して。養育費だけ払ってくれればいいの。そちらが望むなら、会いたい時に子どもに会っていいのよ・・・。

結局、Cさんは毎月養育費を払い、長い休みの時に子どもと過ごしています。仕事が恋人のような彼女は、結婚せず子どもと養育費だけ欲しかったようです。



射精の快感は数秒で終わります。でも、子どもは生まれたら、そのあと数十年生きるのです。親になったからには、子どもが20歳までは養育義務が発生します。もし子どもを望まないのであれば、ほんの一瞬の快感と引き換えにするには非常に重いものがあります。

結婚を考えていない相手とセックスをする。快楽のためだけのセックスであり、子どもはいらないと思うのなら、避妊は必須。男性も、女性の「大丈夫よ❤」を鵜呑みにしないで、徹底した避妊をしましょう。




文／峰フジカ

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