性と愛の研究室 - きゃらめる民族

　

　先日、知人のバツイチ熟女が、
ドヤ顔でこう言いました。

『宝くじ買ったの！悪いけど、今回は当たるから・・・』

　よくよく話を聞いてみると、
まだ抽選日の前だそうで、
『当たるといいな』が、
『当たって欲しい！』に変わり、
ついに、『いや、次回はきっと、必ず当たる！』になってしまったのだとか・・・。

　しかし、宝くじって、どんな人が当たるのでしょうか？

　そこで、今回は、『宝くじの当たる人』について、調べてみました。

　









【当たる人の特徴】




高額当選者へのアンケート・・・

　
　世論調査によると、
過去に宝くじを一度でも買ったことのある人は、７千万人と、
日本の人口の、２人に１人よりも多い！のだとか。

　また、『宝くじ公式サイト』がまとめた、
平成２２年度の、『宝くじ長者白書』というのがある。

　そには、高額当選者（１千万円以上）へのアンケート結果（１，３３７人）があり、
高額当選者のデータを挙げてみた。


・性別と年代

　男性は、８４５人（６３．２％）で、女性は４９２人（３６．８％）。
　男性は、６０歳以上が、３６３人(４３％)でトップだ。
　次いで、５０代が１９２人(２３％)、４０代が１５４人(１８％)となっている。

　女性も、６０歳以上が１７３人(３５％)でトップ！
　これに、５０代が１４２人(２９％)、４０代が８７人(１８％)と続いていた。

　このことから、女性よりも、男性の方が、
若年層よりも、中高年層の方が、宝くじに当たりやすいようだ。



・職業

　次に、職業別にみると、会社員が５２２人(３９．０％)、
このうち、男性が４０９人で、女性が１１３人と、職業別では会社員が最も多い。
　続いて、無職(２４３人、１８．２％)、
さらに、主婦(２０９人、１５．６％)と続いている。



・ イニシャル

当選者のイニシャルを調べてみると、
男性の１位は『Ｔ・Ｋ』だ。
例えば、『キタノ・タケシ』など。

　女性の１位は、『Ｍ・Ｋ』で、
例えば、『カガ・マリコ』など。

　読者の方も、ご自身やパートナーのイニシャルが、気になるかもしれない。



・ 星座

　続いて、星占いの星座別にみると、
『しし座』が１３６人(１０．２％)でトップ！
　第２位は、『みずがめ座』で１３３人(９．９％)。
　第３位が、『やぎ座』で１２３人(９．２％)だった。

　また、ワーストの方（当選者が最も少なかった星座）は、
『いて座』の８５人(６．４％)だった。


　男性なら、イニシャルがＴ・Ｋ、女性ならイニシャルがＭ・Ｋ、
星座はしし座というのが、宝くじが当たる確率からみたら、
理想のパートナー？ということだろうか・・・。



【ゲン担ぎ】




幸運を引き込む！こだわり・・・


　スポーツ選手など、勝負の世界で生きる人は、
『ゲン担ぎ』をする人も多いらしい。

　そこで、宝くじの高額当選者の、
『購入時のこだわりベスト３』を見てみよう。



１位・・・高額当選が発生した売り場(１３４人)

　これは、何となく分かる気がする。
　ＴＶのニュースを見ていても、
発売日には、都心部のチャンスセンターに行列ができている。



２位・・・売り場の雰囲気(１２９人)

　これも、気にする人が多いらしい。
　小生の周囲で、宝くじの高額当選者はいないが、
売り場については、あるエピソードがあるが、後述する。


　
３位・・・連番・バラの割合(１２０人)

　これにも、こだわる人が多いらしい。
　当然の事ながら、高額当選の１等の場合は前後賞も含めてなので、
連番で買っておく必要があるようだ。
　だが、バラでも買う人は、
この配分に、独自のこだわりがあるのかもしれない。



　さて、２位の『売り場の雰囲気』についてのエピソード。

　小生が２０代の若い頃、旅行気分で関西の競馬場に足を運んだ。
　２人の先輩と一緒で、１人は馬の写真を撮るのが趣味。
もう１人は、競馬が大好きなギャンブラー。

　元々ギャンブルなど好きではなく、
最初から旅行気分の小生は、
遊びで少額の馬券を買ったり、買わなかったり・・・。

　挙句の果てには、先輩と同じ競馬新聞を買ってくると、
『バカ！お前、何で俺と同じヤツを買うんだ？
　違う情報も見たいだろ？
　だったら、別の新聞を買うべきだろうが。
　旅行気分もいいけど、だからお前はダメなんだ』
と、怒られる始末・・・。

　メインレースの前、ギャンブラーの先輩が小生に言う。
『いいか、次のレース、本命が絶対に来るから、買っておけよ！』

　半ば命令のように言うと、先輩は馬券を買う人混みの中に消えた。
　まあ、先輩に言われたからと、
それまでは、遊びで数百円から千円程度の馬券を買っていた小生も、
数千円の馬券を買った。

　そして、メインレース。
　ギャンブラーの先輩が言う、本命が、見事に来た。
　的中である！

　横で見ていると、先輩がやけに熱くなって応援しているな？と思っていたが、
後で聞くと、
『すすき！お前いくら買った？』
　小生が数千円の馬券を見せると、
『バカ！絶対に来るって言っただろ！何でもっと買わないんだ。
　俺なんて、有り金、全部突っ込んだんだぞ！』

　その一言を聞いて、驚いた。
　さすがに、帰りの交通費や食事代くらいは残したらしいが、
２０万円弱のお金を、全てメインレースに賭けたらしい。

　聞くと、先輩はメインレースの数レース前から、
たて続けに当たり出した。

　そこで、
前のレースで当たり馬券を買った時と、同じ売り場で、
続けて買うようにしたとの事。

　そして、今日はツキが来た！と信じて、
メインレースで、大勝負に出たらしい。

『俺みたいな若いヤツが、倍々の金額で賭けてくるから、
いつも同じ売り場で買っていたけど、そこのオバチャンも驚いてた。
　だから、メインに大金を入れた時は、
一緒に来ている人に、買ってくるように頼まれているんです！って言ったんだ』
と笑っていた。

　本命のメインレースだったので、倍率は３倍弱だったと記憶しているが、
それでも、関東から関西までの往復の交通費や宿泊費、
食事代を差し引いても、十分にお釣りがくる。

　この先輩がギャンブルで勝ったのは、もちろん偶然もあるだろうが、
『同じ売り場で買う！』という
彼の『ゲン担ぎ』が、成功した一例！とも言えるかもしれない。



　以上の事から、長くなったので、続きは次回に・・・。
次回は、『宝くじの当たる人～後編～』です。



　＜すすきタルン＞

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