性と愛の研究室 - きゃらめる民族

キスやセックスのあと、なんだか体調が悪いなと思うようなことはありませんか？

コンドームなしでセックスした直後に、女性器に痒みを感じたりすることがあったとします。もし性病であれば、数日間の潜伏期間がありますのでセックスの直後に痒みは感じないはずです。

性病でないならば、この不快感はなんなのでしょう。その正体は、アレルギーかもしれません。











【キスのあと・・・】


ディープキスの最中やあと、舌がしびれたり腫れてくることがあります。もしかしたら、その原因は相手の人がキスの前に食べたものが原因かもしれません。






食物アレルギーを持っていたとしても、自分で何に対してアレルギー反応を起こすかわかっていて、それを口にしなければ問題はありません。しかし、相手がそれと知らずにキスでアレルゲンを口移しすれば、アレルギー反応が起こることがあります。特に海老や蟹などの甲殻類、ナッツ類は強いアレルギーを起こすので要注意です。喉の腫れにより窒息することもありますので、すぐに病院に行き手当をしましょう。



【生でセックスのあと・・・】


セックスのあと、膣や外性器に痒みや灼熱感を感じるのが主ですが、それ以外に蕁麻疹や下痢、ひどいと呼吸困難を起こしたりと症状はさまざまです。原因は精液に含まれるタンパク質で、女性の身体がそれを異物と捉えてアレルギー症状を起こすと考えられています。症例として取り上げられているのはまだまだ少数のようですが、実際には経度の精液アレルギー患者はもっと存在すると思います。治療方法として、少しずつ精液に慣れさせるというものもありますので、それがアレルギーだと気付かないままアレルギー症状が治まってしまったというケースもあるでしょう。

予防方法としていちばん簡単なのは、コンドームを付けることです。精液が直に肌に触れなければ、アレルギーが起きることはありません。



【コンドームを付けたセックスのあと・・・】


コンドームを付けてセックスしたら、アソコが痒い。でも、生ですれば大丈夫。そんな時は、ラテックス・アレルギーを疑ってください。





ラテックス・コンドームの原料となる天然ゴムは、ゴムの木から採れます。その樹液がラテックスになるわけですが、それにタンパク質が含まれているのです。精製してもタンパク質を100％除去できずに製品に残るため、アレルギーを起こす場合があります。

もしラテックス・コンドームのアレルギーであるならば、ポリウレタン製のものに変えることで問題は解決します。



食物アレルギーと違い、精液アレルギーとラテックス・アレルギーの双方とも命に関わるほど悪い症状がでることはほとんどありません。しかし、念の為にきちんと病院で診断はしてもらったほうがよいでしょう。



文／峰フジカ

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