性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第９９回

「ヒロＮさん、僕だって、正直彼女がほしいとは思いますけどね、
女の子っていうのは、チャラチャラした男ばかりに
ついていってしまうから、しょうがないんです」
と僕に言ってきたヒトがいました。
何事につけ、自分の気持ちとか意見とかを言ってくれるのは
うれしいものです。だって、言ってくれないと、
そのヒトが何に悩んでいるのか、どう考えてるのか、
わからないから。
で、このヒトと同じような意見を持っているヒト、
結構いるんじゃないかとも、思います。
しかし、本当に、そうなのかなあ。









■女の子は本当にチャラチャラしているのか

「自分は、真面目。
女の子は、チャラチャラ。
そして、女の子は好きになるのは、
チャラチャラした男」
そういうふうに、思い込んでいる男子って、
結構多いみたいですよね。
でも、本当にそうなのかなあ。
僕はメイド喫茶をやってて、
まあ、メイドなんてやってる子って、
普通よりチャラチャラしている子が多いって
イメージかもしれないけど、
５０人近くの年頃の子たちと
一緒にお店をやってみて、感じたことだけど、
女の子は、総じて、チャラチャラした男なんか、
全然好きになったりしない。
チャラチャラについていく女の子なんて、
ごく少数派である、と思いますよ。
むしろ、女の子は、真面目な男子が好き。


■解明したぞ！女の子とチャラチャラの構造

しかし、こういうことは言える。
「女の子は、ものすごくマジに、
男子に自分を好きになってもらいたい」
→「だから、おしゃれとかメイクとか一生懸命やる」
→「仕草とか喋り方も、男子がそういうのが好きだろうと思って、
可愛く見せようと頑張る」（実は、超真剣）
→「結果、男子から、女子はチャラチャラしている、
と思われてしまう」ということ。
もうひとつ。
「女の子は、男子と恋愛したいけど、自分からは
なかなか言い出せない子が多い」
→「だから、男子から誘ってくれるのを待っている子も多い」
→「だから、女子に積極的に声をかける男子についていくことが多い」
→「だから、チャラチャラした奴にばかりついていってしまうように
思われてしまう」
という訳です。
つまり、「女の子はチャラチャラしていて、チャラチャラした男に
ついていく」というの見方は、実は、非常に、表面しか見ていない、
浅い見方なんだということなのです。
それって、ちょっと「思い込み」なんじゃないかな。


■イメージだけで、言ってない？

それから、そういうことを言うヒトって、なんか、
イメージだけで言っているような気がする。
いつだか、夏の江ノ島に行った時、
そりゃあ、ぎらぎらした男女がいっぱいいて、
表題のヒトがいうように、チャラチャラしていたけど、
それは、そういう属性のそういう目的のヒトたちが、
集まっただけのこと。
別に、世の中の男女が皆そういうふうに
なってしまった訳ではない。
マスコミとかタレントとか、そういう露出の多いヒトや番組の
刷り込みも影響しているように思う。
実際の女の子は、もちろん、ちゃらい奴もいるけど、
真面目な子だって、いっぱいいる。
むしろ、女の子の方が、「男子は、チャラチャラしているし、
チャラチャラした女子ばっかり好きになる」と思っている
ヒトが多い。
それも、思い込みなんですけどね。
お互い思い込みで、うまく行かない。
これって、ちょっと滑稽。
と、言っちゃ失礼か、な。
でも、「自分の女の子に対する認識は、
ちょっとうわべだけかもしれない」
と疑ってみるのもいいんではないですかねえ




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