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【メイド喫茶オーナー】フリーセックスとウーマンリブとセクハラ



メイド喫茶元オーナーの【女の子クイズ】第72回

1970年代くらいだったかなあ、キリスト教圏の国を中心に、
「フリーセックス」という文化運動が盛んでした。
日本では、これをなんかポルノチックにしか捉えなかった感じが
あったけど、今の性風俗のルーツって、この頃から始まったような気がするので、ちょっと、その頃のことを振り返ってみましょう。









■フリーセックスは、女性解放とセットだった。

僕が、子供のころ、フリーセックスという言葉が、
しきりと発信されました。
日本では、あまり真面目に取り上げられずに、
なんか、「YOU、エッチしちゃいなよ」くらいにしか
捉えられなかったけど、実は、このフリーセックスというのは、
それまでの、「キリスト教」との関係を押さえなければ
よく理解できない。
「キリスト教」も、大きく言って、旧教のカソリック、
新教のプロテスタント、とかその他、いろいろな宗派があり、
まあ、男子と女子の恋愛とか結婚とかの戒律もいろいろ
ありますけど、基本、「イブはアダムの肋骨で作られた」
「結婚は一夫一婦制」「離婚は許さない」「女性は一人の男性
だけとエッチしなさい」つまり、貞操という観念が強い。
まあ、これは、イスラム教でも、日本人の
倫理観の根本になっている儒教とかでも、
貞操という戒律は存在しているので、
キリスト教の専売特許という訳ではないですけどね。
しかし、1960年くらいまでは、「女性はみだりにエッチをしては
いけない」というのが、世間一般的な倫理観だった。
それが、1970年くらいから、「なんで、女性だからといって、
そんなふうに縛られなきゃいけないの?」
「女性だってエッチをしたい相手とエッチをしたい時には
自由にエッチをしていいじゃないか」
という主張が出てきた。つまり、これが「フリーセックス」
まあ、もっと言えば、これって、
当時のヒッピー文化とか、インド思想とかと
思想的には結びついていたんだけどね。
その話をしだすと、本1冊書けちゃうから、今回は省略。
つまり、「フリーセックス」という主張は、「女性解放」、
「ウーマンリブ」という思想とセットだったのです。

■性の解放、ということ

恋愛やセックスの倫理については、ヒトそれぞれの信条もあるので、
その主張が全て正しい、とは言えないし、アメリカとかでも、
今でも、キリスト教原理主義を守っていて、女性の貞操とかに
厳格なヒトもかなりの数います。
しかし、この「フリーセックス」「ウーマンリブ」の考えで、
キリスト教社会、西欧社会、世界が変質したことも確かじゃないかなあ。
ポルノ映画なんてものが、出てきたのもこの頃。
それ以前には、そういうものは、非常に背徳的、反社会的なことだったけど、
今は、それほどでもありませんよね。
つまりは、昔は、女性は、神に結婚を許された夫としか
エッチをしてはいけなかったので、それをカメラの前で
ギャラをもらってするなんてことは、とんでもないこと。
神罰が下るぞよ。ということ。
さて、それは、「女性の解放」なのか、
それとも、「単なる性の商品化」なのか。
ビッチが増えただけのことなのか。

■日本の「フリーセックス」は北欧発だった

日本で、「フリーセックス」というと、まず、ポルノ映画というものが、
輸入され、それは、「北欧ポルノ」というものでした。
当時の大人たちは、「北欧」というと、「うへへへへ」と
いやらしい想像をしていた。
これにも、ちょっと背景がある。
なぜなら、北欧、つまり、スウェーデンとかノルウェーとかでは、
キリスト教(特にカソリック)の戒律というものが、比較的厳格ではなかった
という背景がある。
中世、スウェーデン、デンマークといった、北欧文化圏では、
男たちが船に乗って侵略を繰り返していて、(つまりヴァイキング)
つまり、母国には男がいない。これは、北欧が、寒冷地で、農業に
適していなかったので、漁をするか、南の温暖な土地を奪うしか
生きるすべがなかったという事情もあるでしょうねえ。
とにかく、男たちが普段いないから、女たちは、子供を育てながら、
暮らすことになる。つまり、一夫一婦制の夫婦を単位とする家族の
概念というよりか、共同体で、皆で子供を育てる、助け合う、という
社会観が強かった。今、北欧で社会福祉が進んでいるのも、
そういう歴史的背景がある。
また、北欧は、もともと、北欧神話などの古来の宗教観、非キリスト教の
宗教がベースにあったので、キリスト教の戒律が
それほど深く根ざさなかったという事情もある。
まあ、それで、昔は、「北欧」=「フリーセックス」=エッチなヒトたち
というイメージがあったのだけれど、今述べたように、それって、
ちょっと誤解なんであります。

■セクハラってのの根っこもここ

さて、話を「フリーセックス」ってことに戻そう。
つまり、フリーセックスっていうのは、
「女性がしたい相手としたい時にしていいじゃないか」
という女性解放という思想から生まれたわけです。
でも、最近は、アメリカなどでは、あまりそういうことを言わなくなった。
逆に、「女性の、したくない相手としたくない時にしないという権利を認めろ!」
という面が強化されている。つまり、それが「セクハラ」という訳です。
つまり、女性解放、フリーセックス、セクハラっていうのは、
実は、根っこは同じなのですね。
しかし、これは、僕の勝手な主観かもしれないけど、
どうも、アメリカあたりで主張されている「セクハラ」っていうのは、
ちょっとやりすぎじゃないかな、というところまで来ている気がする。
カソリックやイスラム教、儒教など、プリミティブな世界宗教が、
なぜ、女性のフリーセックスを制限するような戒律を作ったのか。
それをただ単なる「男尊女卑思想」だ!「女性の人権を踏みにじっている!」
と切り捨てる前に、その理由をもっと深く考えるべきなんじゃないかなあ。
と、アメリカあたりの「セクハラ」騒動を見聞するたびに、
ちょっと考えちゃうんだなあ。




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ライター:ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)震災、災害時のサバイバル法「ヒロN式サバイバル読本・耐災力」「女の子の取扱い講座」「ヒロN式日本昔話」小説「一休さんと野盗弥太」電子出版にて発売中。




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