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返信のないメールの相手への再トライはあり?



出会い系サイトを通した出会いでは、メールがとても重要な役割を果たすというのはみなさんご存知の通りですね。先週は、ファースト・コンタクトと呼ばれる一通目のメールに返信しなかった主な理由を挙げてみました。

さて、そのファースト・コンタクトにたいして返信がなかった場合、そのままあきらめたほうがいいのでしょうか。私は、もう一回くらいは再チャレンジしてもいいと思います。ただ、タイミングとメールの内容はよく気を付けたほうがいいでしょう。

私の友人、カナちゃん(仮名)は、人種のるつぼと言われる大都市で、あんなに豪華でないにしてもセックス・アンド・ザ・シティばりの恋愛生活を展開していました。彼女の相手は、主に出会い系でみつけてきた人たち。そのなかで、メールで一回お断りされたにもかかわらず、一転、交際まで漕ぎ着けた男性がいました。















カナちゃんは大台を目の前にして、子どもを持ちたいという希望もあり、なるべく早い結婚を望んでいました。その男性は、経歴は立派だったのですがバツイチ子持ちの黒人男性で、カナちゃんにとっては対象外。シンプルですが丁寧に、お断りのお返事をだしました。

普通の男性は、これであきらめます。その後、再びメールが来ることはありません。が、この男性からは、程なくして返信が。そこに書かれていたのは、

「どうして僕ではだめなのか、よかったら、今後のために聞かせてくれないかな」。

このメールを無視することもできたのですが、この意外なメールが彼女の興味を引きました。しかし、結婚相手となるとやはり躊躇する相手です。そのメールで最後にするつもりで、自分の望んでいるタイプではないとハッキリと書きました。きつめに書いたので、相手を傷つけたかなと心配したくらいでしたが、なんとまた男性からメールが来たのです。

「正直に言ってくれてありがとう。ますます君に興味を持ったよ。とりあえず、会うだけ会ってみない?」

変な人、でもなんだか面白そう。ちょうど、それまでやり取りしていた男性たちが途切れていたこともあって暇つぶしのつもりで会ってみたら、意外や意外、写真よりも数倍ハンサムだったのです。そして、思いもよらず話が弾んでしまったのでした。そこから、カナちゃんたちは、なし崩し的に交際が始まりました。

この場合、カナちゃんにほかの男性からのコンタクトがちょうど切れていたこと、男性のメールの意外性で興味を引きつけられたことの2点がうまいタイミングで働いて、会う約束をするまでに発展したわけです。メールには自信がない、でも、実際に会って楽しませるのには自信があるというタイプなら、とにかく会ってしまえばこっちのものです。

こうなかなかうまくコトが運ばないことのほうが多いでしょうが、ダメモトで返信のなかったファースト・コンタクトに再トライしてみる価値はあるかもしれませんね。


文/峰フジカ
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