性と愛の研究室 - きゃらめる民族

新社会人になったり、転勤、転職で新しい出会いの多いこの季節。

同期入社のあのカワイイ子が気になる・・・。
新配属先のイケメン社員とお近づきになりたい！
同じ会社なら、いつでも近くにいられるし。

でも。
社内恋愛をする前に、よく考えてみたほうがいいかも、ですよ？

前回の「新入社員諸君、社内恋愛は慎重にするべし！」に引き続き、実際にあった社内恋愛のトラブルについてお話します。










21世紀の現在になっても、まだ職場を婚活の場と考えている人はいます。心からお互いに惹かれて合って結婚まで至るのなら、とてもおめでたいことです。しかし、回りから固められて逃げるに逃げられずでは、お気の毒としか言いようがありません。

軽い気持ちで付き合って、あとから後悔するような事態はできるだけ避けたいものです。



【ロックオンされた！社内ナンバーワン・モテ男】


Aさんはルックスだけでなく社内の成績もよく、誰が見ても将来有望で、社内外を問わず女性にモテモテ。女性に困らないからか、特定の彼女は作らず適当に遊んでいました。

しかし、彼はある時、手を出すべきでない女性に手を出したのです。役員付き秘書のB子さん。彼女とは、他の女性たちと並行して時間のある時にたまにデートを続けていました。Aさんとしては付き合っている気など毛頭なかったのですが、B子さんは違いました。

役員と雑談の最中、ふとしたきっかけからAさんとの交際を暴露。本人曰く、「イイヒトはいないのかって役員が聞くから、Aさんと付き合ってますって言っちゃったの♪」だそうです。

これがきっかけとなり、AさんとBさんは社内公認のカップルとなってしまいました。当然、社内は騒然。その他女性として過ごしながら、虎視眈々とカノジョの座をと狙っていた女性たちは地団駄踏みまくりです。しかし、Aさんは役員公認というプレッシャーに負けたのか 、とうとう1年もたたずにふたりの結婚が決まりました。

その後しばらくのあいだ、同僚男性たちからは

「Aさんもうまくハメられたな。B子は天然のふりしてるけど、絶対、この展開を狙って役員に言ったんだぜ・・・。リーチかかってたしな。コエェェ。」

と噂されていました。



【相手は選んで遊ぼう。針のむしろの日々を送るのはツライ】


ある午後のこと。同僚数人とランチに行った帰り。階段を登るC子さんのすぐ後ろを歩きつつ、Dさんが一言。「でかケツ女～！」

それを聞いたC子さんはニコニコしながら振り返りって、

「イヤだ～❤　カノジョにでかケツ、なんてひどくない？　しかもみんなの前で～❤」

驚く同僚一同、そして固まるDさん。

その後の休み時間、Dさんに「付き合ってたんだ、知らなかったよ」と言うと、

「付き合ってね～よ～。確かにこの間ホテルには行ったけど。まさか、こんなバラされ方するなんてさ～。面倒くさいから、みんなには黙っててよ」

当時Dさんは 、カノジョもどきの別の女の子がいました。C子さんにはひた隠しにしていましたが、それはすぐにバレました。当然、C子さん激怒。

「ひどい・・・。私を弄んだ男なんかと一緒に働けません！　辞めます！」


やってられっか！うーぃ


そう言ってC子さんは即退職。C子さんは会社の事務全般を担当していたため、残された私たちがとばっちりを受けることに。後任が見つかるまでの間、普段の仕事に加え、残された事務仕事もみんなで分担せざるを得なくなりました。誰も直接Dさんは言いませんでしたが、「D、えーかげんにせえよ」という空気が漂っていたのは確かです。

結局、Dさんは3ヶ月もたたずに退職しました。



【社内不倫だけはヤメとけ！！】


若くして、本社の中枢部署の課長だったEさん。

役員や上司・同僚たちにも信頼され、出世コースを歩んでいたと誰もが思っていたある日、季節外れの人事異動が発令。Eさんはヒラに降格のうえ、地方のできたばかりの支社へ転勤。

聞くところによれば、部下だった女性と不倫していたのが発覚したとか。

3年ほどして本社に戻って来ましたが、奥さんは不倫相手であった元部下になっていました。転勤してから元の奥さんと離婚し、元部下とひっそり再婚していたのです。元部下は騒動の後、退職してEさんのあとを追って行っていたのですね。その後、社内はEさんカップルの噂で持ちきりだったのは言うまでもありません。

元部下との愛を貫いたという部分では感心しますが、同じ会社に残り元不倫相手を伴って戻ってくるEさんのブレなさにはもっと感心します・・・。

それにしても、解雇とかにならなくてよかったですねえ。



なにがなんでも社内恋愛はやめたほうがいいとは言いませんが、付き合う相手をきちんと選ばないと不本意な結果になります。

最低でも、職場とプライベートを切り離して考えられるタイプ、プライベートなことを職場でべらべらしゃべらないタイプの人と付き合いましょう。




文／峰フジカ

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