性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第２２２回

「ヒロＮさん、どうもあんたの話を読んでいると、
あんたは、男は女のご機嫌を取れ取れって
言ってばかりいるような気がして、いまいち同意できない。
どうして、男ばかりそんなに女の機嫌をとらなきゃいけないのか？
男女平等だろ？」
そんなつもりはないけど。そう感じるのかなあ。
今日は、じゃあ、女の子のご機嫌の取り方について。









■「ご機嫌取り」なんて、ほとんど無駄

好きな女の子とデートっていうことになると、
女の子に対して、男子は、いろいろ気を使うものです。
これをご機嫌取りという。
結論から言うと、僕は、女の子に対して「ご機嫌取り」をしよう！
なんて書いてきた覚えは、全くありません。
むしろ「ご機嫌なんか取っても取らなくてもいい」と思うし、
「ご機嫌取りなんかしても無駄だよ」と言いたい。
ただし、女の子がどのような物の感じ方をするのか、
恋愛や君自身をどういうふうに受け止め、どう反応するか、
それを、経験の乏しい男子を中心に、いろいろ教えてあげてる
つもりなんですがねえ。
ご機嫌なんか取りたければ取ればいいんだけど、
まあ、大体、男子の幼稚なご機嫌取りなんか女子には受けないことが多いんですよ。
かくいう僕だって、若い頃、さんざん女の子のご機嫌を取ろうとして失敗して、結局、女の子のご機嫌取りなんてやあめた。
ということにした。
すると、不思議なことに、むしろ、女の子と仲良くできるようになりました。
男子が考えるご機嫌取りなんて、全くの無駄無駄。
そんなこと考えない方がむしろうまくいく。
モテるヒトは、ご機嫌取りなんかしない。
ご機嫌取りをするのはモテない奴だけ。


■女の子の方が本当に好きなら何もしなくてもいい

実際、男子がご機嫌を取る、ということで、思い浮かべることは、
どういうことでしょうか？
「おいしい食事をおごる」
「景色のきれいな場所につれていってあげる」
「高価なプレゼントをする」
「気遣いする言葉をかける」
「かっこいい車に乗せてドライブをしてあげる」
てなところでしょうか？
これがお水相手だとチップとかも含まれるけど。
まあ、そんなところでしょう。
つまり、それって、男子自分自身のことではなく、
金だとか、食べ物とか、ヒトが作った場とか、
つまり、自分のキャラには関係ないものです。
それで、目くらましして、女の子に好きになってもらおう！
という魂胆がミエミエなのです。
で、中には、一時的に、それで喜ぶ女の子もいないではない。
でも、それは、男子に対して、喜んでいるのではないし、
それを提供したヒトの株が上がるのか、というと、
全く効果がないことが多い。
それは、女子に、とっくに見破られているんです。
よく、自分に自信がない男子、なんとしてもデートしてる
女の子と先に進めたい男子に限って、
女子のご機嫌取りをすることばかりに気を取られてしまうものですが、
男子が、気を使えば使うほど、女の子はしらけることが多い。
なぜかというと、男子が気が使う、ということは、
自分に自信がないことの裏返しの表明だからです。
女の子は、自信のない男子、男子のコンプレックスに、
概して非常に厳しい。
つまり、男子が気を遣うということは、
「この子が素の俺を好きになってくれる訳がない。
だから、いろいろ気を使って、他のことで得点を稼いで、
この子をなんとか物にしなくちゃ」ということなのです。
だから、使えば使うほど、「ああ、このヒト、自分に自信がないんだなあ」と思われてしまうのがオチなのです。
これは、得点しているつもりで減点なのです。


■正しいデートの対処法

さてこれらを踏まえて、正しいデートの対処法をまとめてみましょう。
①行き先とかプランとかは、時間に余裕を持たせて、
ひとつふたつ決めておけばいい。あまり予定をきっちり詰め込まないこと。
女の子っていうのは、トイレだ、化粧直しだ、と何をするにも時間がかかるものだし、
あまり、きちきち予定を決めすぎてしまうと、
それを消化することばかりに気を取られ、終わってみたら、
添乗員みたいになっていた、なんてことになりかねない。
まるっきり無計画っていうのも、初デートとかでは危険なので、
１つ２つ行くところ寄る店などゆる～く決めておくくらいがいい。

②過剰に気を使わない。
いつも、「退屈してない？」「寒くない？」「どう、おいしい？」
なんてご機嫌を伺われ続けると、さすがに女の子もうざくなってくる。ある程度、リードして、面倒を見てあげるのはいいけど、
常軌を逸した気の使い方をしてはいけない。

③女子が機嫌が悪い時は、挽回しようとせずに、
さっさとあきらめて、姿を消すこと。

はっきり言って、男子の稚拙なご機嫌取りなんか、まず成功しない。
女子が機嫌が悪い時は、ヘタに接触せずに、放置しておくに限ります。
機嫌なんてそのうち直る。
恋愛ＩＱの低い男子が、あれこれすればするほど、
女子は機嫌が悪くなるものです。
機嫌が悪い時は、ほっとく。
これに限る。

この３点が、デートの正しい基本スタンス。
とにかく、自分は添乗員ではない。過剰なサービスは、
無駄だし、むしろ逆効果、ということを肝に銘じておくべしですね。

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