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私が風俗嬢になった理由(ワケ)~その2~




 前回は、
『私が風俗嬢になった理由(ワケ)~その1~』でした。

 夫と子供と、平穏に暮らしていた、ある一人の主婦が、
風俗の世界で働くようになったキッカケ・・・。

 事業を営んでいた夫は、
周囲からの『あの人は危ない』
という噂がある人物の保証人になり、
その結果、裏切られ、逃げられました。

 やがて夫は資金繰りに行き詰まり、
危ないところから金を借ります。

 そして、債権者が、家に取り立てに来るという話が・・・。

 そのとき夫は、せめて最愛の家族だけでも、逃がそうとしたのでしょうか。

 一人の風俗嬢への、ロングインタビュー。
今回は、『私が風俗嬢になった理由(ワケ)~その2~』です。









【A子の体に、突然の異変?!】




やっと、落ち着ける部屋を借りたのに・・・
*画像はイメージです



 建築設計の会社を経営する夫と、2人の子供と幸せに暮らしていたA子(39歳)。

 夫の債権者から逃れるため、彼女は子供と共に、自分の実家に身を寄せた。

 別々に逃げた夫とは、音信不通のままである。


『その頃の私ったら、今になって振り返ってみても、世間知らずでした。
 数日か、数週間もすれば、また家族4人、元通りの暮らしに戻れると、本気で思っていたんです』


 そんな鈍感な彼女でも分かるほど、時間が経ち、
夫から一方的に送られてきた離婚届に判を押し、離婚が成立したという。

 だが、今度は病魔が彼女に迫っていた。
 病名は、子宮ガン・・・。

 医師や家族と相談し、セカンドオピニオンも経験し、
よく考えたうえで、彼女は子宮を摘出した。

 入院、そして手術の後、実家近くに部屋を借り、
子供たちとの、ささやかな生活が始まった。

 だが、入院と手術で予定外の出費をしたため、
今度は経済面の不安が、彼女を襲う。



【保険金で、母子3人の平穏な暮らし?!】




夫が仕事上の付き合いで、
何本ものガン保険に加入していた・・・
*画像はイメージです



『本当にどうしよう?と思いました。
 それでも、荷物の整理をしなきゃ!と思って、
家財道具や、書類の整理をしていたんです』


 家から持ってきた荷物を整理していると、保険の証書が出てくる。
 夫が、仕事上の付き合いで、断れずに加入したものだった。

『それまで私は、大きな病歴などは無かったんです。
 多くは主人の名義だったんですが、私のモノも、いくつか出てきて・・・』


 調べてみると、A子の名義で、何本ものガン保険に加入していた。
 夫から、保険に加入していることは知らされていたが、
その内容などは、あまり詳しく知らなかったという。

『子供が小さかったので、私は自分の生命保険も、手厚くしていたんです。
 そうした保険が、私たちの生活を助けてくれました』



 夫が、それらの保険の掛け金を、年掛けにしていたのも幸いだった。
 例えば、月掛けにしていたら、保険料が未払いになっていたかもしれない。



 以下は、別の過去の取材で、小生が実際に聞いた話だ。

 夫が多重債務に苦しみ、
経済的に破たんしていた事を、妻が知らず、夫が病死。

 その後、マイホームのローンを相殺するために掛けていたはずの、
団体信用生命保険の保険料が、未払いになっていたケースもあった。
 
 こうした場合は、保険料の未払いを理由に、
保険が切れてしまい、家のローンなどが、
相殺(チャラ)にならないケースも、あるという。



『何と言っていいか・・・保険金があって良かった。
 まさに、不幸中の幸いでしたね』


 A子が微笑む。

『ええ、これでしばらくは子供と生活できる!と思って・・・。
 本当に何本も入っていたから、けっこうな金額だったんです』


 保険金が入り、その後しばらくは、
子供とA子の3人で、
ささやかだが、平穏な暮らしができたという。



【裏切り】




留守のスキに夫が・・・明日からの生活費さえも無い?!


『本当は、私もすぐに仕事を探せば良かったんですけど、
育児を理由に、すぐには働かなかったんです。
 何を勘違いしたのか、子供の学校の、PTAの役員なんかしたりして・・・』



 そんな時、音信不通だった元夫から、連絡があった。

『ママ元気?子供達はどうしてる、会いたいな・・・』

『それまで、生死も分からなくて、すごく心配していたから、
嬉しかったです。
 互いの近況を、話して・・・。
 でも、ほとんど私と子供たちの話でしたけど・・・。

 私がガンになって手術したこと、
保険金で助かっていることを、夫に伝えました。
 でも、会う約束をした日、私が子供の学校の父母会で、不在だったんです』


 その日、家では、子供たちが留守番をしていたという。

『私が家に帰ると、もう夫の姿はありませんでした。
 子供たちに聞くと、パパは来たけど、もう帰ったよ!と言うんです。
 きっと彼も忙しいのだろう?と思って、その日は、連絡しませんでした』


 数日後、子供の習い事の月謝を払うため、銀行のATMに行った彼女は、
異変に気付く。

 

『残高が、数千円だったんです。
 子供が転校した時に、
私と子供の名字を変えること(旧姓に戻す*改氏届)も考えましたが、
やっぱり、子供の名字が変わるのが嫌で、
私も子供も、そのままにしていたんです』


 中小企業のサラリーマンの、平均年収の倍くらいあった残高が、
元夫によって、引き出されていた。

『もちろん、通帳の名義は私(元妻)だったんですけど、
そんな事、今さら銀行に言っても・・・私がバカでした』


 元夫は、A子の不在の時に彼女の家に上がり込み、
子供たちと久々に再会した。
 そして、通帳と印鑑を、持ち出していたのだ。

 彼は、子供たちに再会した翌日の午前中に銀行に出向き、
ほぼ全額を、引き出していたという。

 元夫が、銀行でA子の預金を引き出す際も、
名字が同じため、チェックが甘かったらしい。

 A子が元夫に電話をかけても、もちろん、つながらない。


『今、思い出しても、体が震えます。
 明日から、どうやって生きていこう?って、頭が真っ白になりましたから・・・。
 明日の生活費も、無いんです。

 パパが私たちを裏切るなんて!
 子供2人を抱きしめて、その日は泣きました』


 小生はこの時、彼女にかける言葉が、見つからなかった。

 だが、文字通りの一文無し!になった母子を、
世の中の荒波は、容赦なく襲う。



 以上の事から、
『私が風俗嬢になった理由(ワケ)~その2~』でした。

 明日の食べ物を買うお金さえ失い、A子は意気消沈します。

 ですが、泣いてばかりもいられません。

 泣き疲れたA子は、以前、ターミナル駅周辺で、
しつこく付きまとってきた、スカウトの顔が浮かんだ!といいます。

『今は、奥さんのような、普通の主婦が風俗で働いたり、
AVに出たりする、そういう時代なんですよ』


 その時の言葉巧みなスカウトのセリフが、彼女の頭の中で、再生されました。

『とりあえず、名刺だけでも。
 何かあったら、連絡下さい・・・』


『そんな気、全然無かったんですけどね。
 お金があったら、絶対にやっていません。
 気が付いたら、名刺を片手に、その事務所に電話していました。
 もちろん、抵抗もありましたよ。
 でも同時に、運命かな?とも思ったんです』



 A子が電話をした事務所は、AVスカウトの事務所でした。


 次回は、彼女がAVに出演した話です。




 <すすきタルン>




*本記事は、実際のインタビューを元に構成していますが、
 個人情報保護のため、一部を脚色しています。




*改氏届・・・
 配偶者と離婚した女性などが、旧姓に戻す手続きを言う。
 家庭裁判所で審査される。
 以前は審査が厳格だったが、最近は離婚が増加したため、認められるケースが多いらしい。

 また、戻すことが可能なのは1つ前の名字まで・・・。
 例えば、Aという旧姓で、B氏と結婚し離婚した女性が、
 BからAへの改氏をせずに、B氏の性のままC氏と結婚したとする。
 その後、C氏とも離婚した場合、名字を戻す事が出来るのはB氏まで。
 本来の旧姓の、Aまでは戻せない。

 上記は、以前に取材した女性(バツ2)が、実際に経験したケース。

 数年前に離婚した、別の知人のバツ熟女(子供は高校生)は、
小生からこの話を聞き、
離婚後に、子供と自分の名字を旧姓に戻した。

 一般に、就学している子供を抱えて離婚した女性は、  
A子のような理由(学校に通う子供の名字を、変えたくない!)で、
名字を離婚前(婚姻時)のままにするケースも、多いという。


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