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サイレントプア~月収5万円の高校教師~




 皆さんは『サイレントプア』という言葉を、知っていますか?
『声なき者の貧困』という意味だとか・・。

 ある調査によれば、単身女性の3人に1人が、
貧困に陥っているそうです。

 特に、母子世帯の貧困率は深刻で、
48%と、半数近くだとか・・・。

 そこで今回は、
『サイレントプア』についてです。 









【デリヘルで働く女性たち】




経済的に行き詰った女性たちが、集まる場所?!


・貧困・・・
 現在の日本では、税金を抜いた手取り年収が、112万円未満の人!
と定義されているらしい。



 都内にある某デリヘルの事務所(待機場所)には、
平日の昼間から、女性たちがいる。

 およそ半数が、40代~50代の女性だ。

 彼女たちの多くは、離婚し、子供を抱えたシングルマザーで、
経済的に行き詰まり、ここにたどり着いたという。


 女性の1人が口を開く。
『子育てとかは、友達にも相談できるけど、
お金のこととか、仕事のことは、誰にも言えない・・・』
(30代)


 小生も取材をしていると、そういう雰囲気の女性を見かける。
 昔から、熟女系の店は、山手線の池袋~上野あたりに多かった。

 以前は、『熟女なら大塚、巣鴨、鶯谷。若い女なら、渋谷、新宿、池袋』
といわれていた。

 だが、最近では、ネットなどの普及もあり、その範囲は拡大している。
 ここ10年~15年ほどで、新大久保あたりにも熟女系の店が増え、
反対に、渋谷にも、人妻や熟女系の店が増えてきた。


 そういえば以前、鶯谷で取材を終えて歩いていると、
サラリーマン風のスーツを着た若い男性に、話しかけられた。

『イイ女、いました?』
『え?ええ、まあ』
『トボけなくてもいいですよ、俺も今、出てきたんですけど・・・』
『いや、違うんですよ、実は、取材なんです』

『え?本当ですか。そりゃ、すいません。
 実は以前、別のデリヘルでは、若い女だったんですけど、
ここじゃ、ババアばっかりで・・・』


『若い娘がいいなら、池袋から新宿、渋谷、五反田あたりに行かないと・・・。
 池袋からこっちは、熟女が多いですよ』


『そうなんですか?知らなかった・・・』

 特に山手線の鶯谷周辺は、40代~50代の女性はもちろん、
もっと年齢が上の女性が在籍していることで、有名なのだ。

 駅まで歩きながら、彼とそんな話をして別れた。


 中には、こんな女性もいた。

『旦那が自営業なんですが、年金をちゃんと払わなかったんです。
 現在も年金がもらえず、1年前からこの仕事(風俗)を始めました』
(60代半ば)



【非常勤の高校教師は、1年単位の雇用契約?!】




生徒がパンとジュースを買っている横で、非常勤の教師はパンだけを買う・・・
*画像はイメージです



 貧困に苦しんでいるのは、風俗嬢だけではない。

 29歳のA子さんは、私立高校の非常勤講師だ。

 彼女が教えるのは社会科だが、50分の授業を教えると、
1コマ単位で、報酬が支払われる。

 教師たちの間では、『コマ給』と呼ばれるのだそうで、
例えば、学年やクラスを変えて、1日に5コマの授業を受け持つ。

 これで、月収が13万円程度。
 契約期間は、1年単位だ。

 だが、当然のことながら、夏休みは授業が無いので、収入も無い。
 そのため、他にアルバイトをしながら、
月収が5万円の時もあったという。

 当然のことだが、教師には常に新しい知識が求められるため、
参考書などは毎年、新しいモノを購入している。


『たまに、生徒から、放課後に教えてほしい!って言われるんです。
 そうしたケースの多くが、ジックリと話を必要とするような、
進路相談だったりするんですよね。
 もちろん、私は無給です。
 でも、純粋に自分を慕ってくれる子供に、断る事はできません。

 将来の可能性を生徒に説きながら、自分の雇用は不安定なんです。
 生徒には、無限の可能性があるよ!って言いながら・・・。

 月収が5万円だったとき、私、何をやっているんだろう?って、思いました。

 私の周囲で、教師になった人の4割くらいが、非常勤なんです。
 学校の売店で、生徒がパンとジュースを買っている横で、
(お金が無くて)パンだけを買っていると、悲しくなる!っていう人もいました』



 さらに、彼女の場合は、
勤務していた学校で、
新年度の契約更新を約束されていたにもかかわらず、
突然、打ち切りを告げられてしまった。

 その学校を去ることになり、現在の高校で再び職を得たものの、
こちらも同様に、1年契約となっている。

 彼女の部屋には、
前に勤務していた学校の生徒からの贈り物なのか、
寄せ書きの色紙が、飾ってあった。

 色紙には、何人もの生徒が書いたでのあろう、
カラフルな色のペンで、感謝の言葉がつづられていた。

 女生徒らしき字で、『先生、色々とありがとう』と書いてある。


 今の学校でも、生徒に、
『先生、来年もいるの?』
と聞かれるらしいが、
『分からないのよ』としか答えられないという。



 以上の事から、今回は、
『サイレントプア』についてでした。

 経済的に追い詰められて、風俗に勤める女性は少なくないようです。

 他にも、教育現場で働く教師の中には、
『コマ給』と呼ばれる薄給で働くような、
非常勤の先生が多いことに、驚きました。

 最近は、開業している歯医者でも、ワーキングプアの人がいると聞きます。

 職業に関わらず、非正規雇用などの低賃金で働く人々は、増えているようでした。

『サイレントプア』という言葉だけが、
何とも空しく、響いてくる気がするのは、小生だけでしょうか・・・。



 <すすきタルン>



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