性と愛の研究室 - きゃらめる民族

本日、11月３日は『まんがの日』！
――ということで、今回はエロ漫画編集者も兼ねる筆者が、選りすぐりのエロい漫画をご紹介しよう！

●漫画（まんが）の日は３度訪れる
さて、ここまで読んで「あれ？　最近、まんがの日で記事なかったっけ？」と思われたツウな閲覧諸氏もいらっしゃるだろう。
そんなアナタのために補足すると、実は『漫画（まんが）の日』というのは年に３回あるのだ。
しかし、エロい漫画は数多くあるので紹介する作品には事欠かない。年３回でも少なすぎるぐらいだ。
もっとも、ただ漫然と紹介するだけでは芸がないので、今回は『女性作家』くくりにしたいと思う。
女性ならではの感性で描くエロス・ワールドを、ぜひご賞味あれ！

●“性”を通じて“生”を知る！　引きこもり女性の成長譚！
『トモちゃんはすごいブス』（発行・双葉社／著・森下 裕美）
引きこもりのチコは父親の死によって天涯孤独の身になる。
生きる術【すべ】を持たないチコの前に現れたのが、トモというドブスな女性。
トモは生命力のまったくないチコに自立を促していく――。
こう書くとありがちで陳腐な物語りと思うかもしれないが、そんな簡単にはいかないのが『森下ワールド』のすごさ！

チコは成り行きでヌードモデルをしたり、ＡＶ専門店などで働いたりした挙げ句、ついにはデリヘル嬢まで始める。
そうしたディープなアダルト業界で繰り広げられる人間ドラマが、実に面白いのだ。
ただし、最初に暴露してしまうとヌードや変態的なシーンなど、過激な内容てんこ盛りのわりにはエロ度は低い。
しかし、もっと奥深い性（生）へのこだわりは、どんなエロ漫画にも負けていない。
ＳＥＸ（性癖）について真面目に考えたくなる良書だ。








●堅物の兄にエロ魔な小学生の妹!?　お色気たっぷりコメディ漫画
『酒は辛口　肴は下ネタ』（発行・秋田書店／著・みさき 速）
「女人禁制」をうたう居酒屋の堅物店主の妹が、何故か下ネタ大好きの色魔だった――というコメディ漫画。
主人公は「女は嫌いだ」と公言しているにも関わらず、何故か女性たちの方から次々と接近してくる。
12歳のロリータな妹を始め、見た目20代の祖母に清楚な未亡人の大家さん、中性的な婦警さん、女王さまから真正Ｍ女とあらゆるタイプの女性が登場するから、きっとアナタ好みの女性と出会えるはず！



●天然＆巨乳娘が繰り広げらる、ほのぼの４コマ漫画で癒されよう！
『えりこクン、お茶！！』（発行・少年画報社／著・さんり ようこ）
『えりこクン、お茶！！』（発行・少年画報社／著・さんり ようこ）
アニメ化された同作者の代表作『Ｂ型Ｈ系』を紹介しようかとも思ったが、新装版の発売を記念してあえて『えりこクン、お茶！！』をセレクト！
漫画は半分はキャラクターの魅力で成り立っているというが、同作を読むと「なるほど」と納得できる。
なにしろ、天然な巨乳娘の主人公えりこが、とにかく可愛いのだ！
ほのぼの４コマなので気楽に読めるのもお勧めの理由。
最近、疲れ気味の方にこそ、ぜひ読んで癒されて欲しい一冊だ。



文／月夜

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