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【メイド喫茶オーナー】「女の子は怖くない」



メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第183回

二年ほど前、僕は、
「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」という本を出版しました。
で、その時、うちのメイドの子にその本を見せると、
皆、興味津々。「ええ、どれどれ、どんなこと書いてあるのお?」
で、表紙に巻かれた帯文を読んで、一人の女の子が叫びました。
「『もう女の子は怖くない』って、今まで怖かったんか~い!」










■女の子が怖い、2つのパターン

「いやあ、女の子、怖いっすよお」
こんなことを言う男子って意外と多いものです。
女の子っていうのは、はっきり言うと、若い男子にとっては、
性愛の対象であり、「可愛い」とか「キスしてえ」とか
「やりてええ」とか、まあ、そこまであからさまではないにしても、「仲良くなりたい」対象であるはずなのに、
「怖い」とは、一体どういうことなのか?
いろいろ個人的に聞いてみると、それには、大きく言って、
2つのパターンがあるみたい。
1つのパターンは、中学生とか思春期初期の頃に、
同級生の女の子グループなどに、いじめられたとかいう経験があり、
それが、トラウマになって、「女の子=怖いもの」という
固定観念ができてしまったケース。
そんなのレアケースじゃないかな、と思ってきたが、
どうも、いじめとかが蔓延している学校の事情などを聞くと、
どうも、そういうケースも多いかもしれないなあ。
とか思ってしまいますね。
そういうヒトには、「皆、チュウボウの頃なんて、男も女も
少々頭がおかしいんで、そんな昔のことは早く忘れて、
今、君の周囲にいる女の子を直視してみなよ。
とかアドバイスしている。
で、2つめのパターンは、
女の子に好かれたい、女の子と仲良くしたい、
という渇望が強すぎるあまり、
女の子にふられたり、女の子にバカにされることが怖くて、
それで、「女の子、怖い」というふうになってしまうケース。
こういうヒトに限って、「女なんてくだらねえ」とか
「おれは、女を支配してみせる」とか、虚勢を張ってみたり、
逆に、「○○ちゃんは、神」とか言って、女の子を異常に美化して捉えたり、しがちなんですね。
これでは、なかなかリアルではうまく付き合えない。


■一方、女の子の反応は

大半の女の子は、「今の男子は、女の子が怖い、っていうのが
増えているんだって」なんて言葉を聞くと、
結構、ショックを受けたり、なかなか信じようとはしない。
「なんで!なんで!あたしが怖いの?」とか
「怖いのは、男の子のほうです。あたしたち女子は怖くありません」
とか反論してくる。
前から、さんざん言ってきていることだけど、
基本、女の子は、「ヒトから可愛いと言われたい」願望で、行動しているので、
男子から「可愛い」ではなく、「怖い」なんて言われることは、もう心外もいいところなんであって、
そんなことを言う男子を全く理解できない。
「男子は乱暴だし、エッチだし、怖いのは男子の方です!」
なんて口をとんがらかす女子も少なくない。


■女の子が怖い、男子へのアドバイス

「女の子が怖い」と思う男子には、こんなアドバイスをしたい。
女の子は、けっして怖がる対象ではなく、可愛がる対象なんですよ。
と。
男子にもいろいろいるように、女子にも、純情な子、素直な子、
性格の悪いやつ、ひねくれている子、いろいろいますけど、
概ね、そんな悪い子ばかりではない。
むしろ、男子に、「可愛い」と言ってもらいたい、と一生懸命な子が多いものです。
男子が、女の子を怖い。と思うのは、ケース2のように、
自分のコンプレックスが鏡のように反射しているだけのこと。
つまり、自分が、女の子に気に入られないんじゃないか、
とか、ふられるんじゃないか、とか、エッチの時、バカにされるんじゃないか、とかいう、
ある意味、根拠のないネガティブな妄想から生じる感情なのです。
女の子、怖くないよ。大丈夫。
それに、女の子って、普通の人間だから。
そんなに特別視する必要もない。
そういう気持ちになれれば、道も開けるってもんですよ。

ライター:ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)震災、災害時のサバイバル法「ヒロN式サバイバル読本・耐災力」「女の子の取扱い講座」「ヒロN式日本昔話」小説「一休さんと野盗弥太」電子出版にて発売中。

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