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日本人なら知っておけ! 古典で読むエロ 



本日、11月1日は『古典の日』!
――というわけで、今回はエロい古典作品をご紹介しよう!

●ムフフなシーン満載! 大人の恋愛を描いた『源氏物語』
トップを飾るのは『源氏物語』。
世界最古の小説と言われ、教科書にも載るほど格式高い作品だが、
実は“大人の恋愛”を描いたかなり際どい描写が山盛りなのだ。
――とはいえ、やはりそこは上流階級の女性が、同じく上流階層の女性向けに書いた物語りだ。
直接的な性描写はまったくなく、行為があったことを匂わせる程度のものだ。
しかし、だからこそ想像力をかきたてられ、エロい気持ちになれるだろう。
たまには、格調高いエロを体感しようではないか!









●子作りのためのSEXを否定した反社会的エロ小説『好色一代男』
江戸時代前期の文芸作品にして井原西鶴の処女作である『好色一代男』は、主人公・世之介の奔放な人生を描いたものである。
同作は江戸時代文学の最高峰のひとつと言われるが、その内容はほとんどポルノグラフィティとかわらない。
タイトルの“好色”という文字も伊達ではなく、わずか7歳で性に目覚めた世之介は、男女の見境いなく周囲にいる者たちと関係を結んでいく。
ちなみに当時は家系を守ることが重要視されたため、SEX自体には寛容だった。
しかし、世之介がSEXすりはあくまでも快楽のためで、子作りには興味がなかった。
つまり、タイトルの『一代』という文字には、“反社会的”なメッセージが込められているのだ。
だからこそ、過激な性描写がありながらも、同作が“傑作”と表されるのだろう。




●エロ好きなら一度は読みたい『四畳半襖の下張』
おそらく文学に興味がある方ならば、一度はこのタイトルを聞いたことがあるだろう。
数多くの官能的な小説を書いた永井荷風の最高傑作であり、後にわいせつ文書販売の罪が問われ、わいせつの概念が定義されるキッカケとなった作品である。
さて内容はというと、主人公が古家の四畳半の襖の下張から見つけた春本を、読者に紹介するというもの。
この小説に登場する女たちが実にエロくて可愛らしいのだ!
今でも十分にズリネタとして通用するので、ぜひ、一度は目を通して欲しい。




文/月夜
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