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オナニー(SEX)後の賢者モードはなぜ存在するのか?


賢者タイムが怖い・・・

前回、「ヤバイ!男の性欲は10月がピークらしい。どうにかこれを抑えたい」で考察した男の性欲についてだが、10月も10日を過ぎたが、みなさんの性欲はどうだろう?

いくつか性欲を抑える方法をご紹介したが、そもそもオナニーすれば性欲なくなるんじゃないの?という意見もあろうが、どうも後やってくる「賢者タイム」が苦手だ、という男性も少なくない。

そこで今回は、そもそもなぜ賢者タイムが存在するのか、考察してみたい。










■賢者タイムとは
 まず、賢者タイム(賢者モード)について。

一般的には、男性がオナニーやセックスで射精をした後、それまで感じていた興奮がサーッと波を引き、冷静沈着→脱力→魂の抜け殻状態に陥ってしまう時間帯を指します。
 その時間は平均すると、射精後1時間ほど続くんだそう(長い人は2、3日続くケースも!)。「賢者タイム」発動中は「性」に対していっさいの興味がなくなり、それどころか「性」に対して嫌悪感すら抱いてしまう状況にも。
 あらゆる煩悩が浄化され、まるで悟りを開いた境地に陥ることから「賢者タイム」、その状況がさらに進むと「スーパー賢者タイム」「ハイパー賢者タイム」とも呼ばれるんだとか。そのネーミングセンスの秀逸さに思わず笑ってしまうわけですが、でもこの「賢者タイム」、女性にとっては、とても恐ろしい時間帯でもあります(Menjoy!より)

 
賢者タイムを、ようはくたびれて何もする気がない時間と言い直すこともできる。また、オナニー後の賢者タイムで、「あー俺は何やってんだ」と、していしまった射精について後悔することも多い。男性にとってはこれが恐怖の時間で、なんとか回避できないか、2ちゃんねるでも議論が多い。



■プロラクチンが放出される
 では、まず科学的にみてみよう。射精した男性の脳内では色々な物質が放出されるのだが、性的満足感を得られるホルモン、プロラクチンなるもの放出されることも分かっている。このホルモン、女性の場合は妊娠や出産に大きく関わるもので妊娠中は乳腺を発育させ、出産後は母乳の分泌を促すのだが、男性の場合は急速に性欲を失う原因になっている。
 要は射精して「あ~気持ちよかった~」と思う原因が、このプロラクチンが脳内で放出されたことに起因するのだ。一般的には、同じ射精でもオナニーよりセックスでのそれのの方が約4倍の量を放出することが、ある研究機関の調べで分かっている。つまり、性的満足度は、オナニーよりセックスのほうが上ということだ。
 ちなみにプロラクチンと睡眠の間には深い関係があるようで、分泌の量が多いほど眠くなる、ことが多いようだ。




■神が与えた休息?!
 一方で、賢者タイムは神がアダムとイブに与えた休息、という考え方もある。人間の女性には発情期がない。厳密にはいつもで発情できる。人間の祖先であるチンパンジーのメスの発情期は一回につき約1週間で年に6回ほど(約1ヶ月半)。かつ発情期になると外性器(人間で言えばクリトリスなど)がピンク色に大きく膨張するなど、オスにも分かりやすい。この間、約1000回ほどの交尾を繰り返すが、メスはこの時期以外はオスにまったく性的な関心を示さない。つまりチンパンジーのオスは、女性の発情期以外の約10ヶ月は交尾しない。
 これに対して人間の女性はいつでもセックスができる。が故に休息、賢者タイムが必要となる。発情期が限られているチンパンジーは、連続して交尾(射精)しなければならないが、限られていない人間には一回一回の射精に時間をかけた方がいい、と考えられる。例えば1日で何回も射精する場合、1回目が最も精液の量が多く2回目以降はちょろっとしか出ない。こんなにも差があるのなら、連続して何回も射精するより、一発必勝をモットーに1回で終わりにして、その後精力を回復・貯めてから次の繁殖行為をしなさい、という神のお告げとも考えられる。



■後悔は期待とのギャップによって成り立つ
 オナニー後の賢者タイムに後悔を感じる男性も多い。それが苦手な原因だったりするわけだが、ではなぜ後悔するのか?

後悔=期待-現実

 後悔は、期待してたものより現実が厳しかった場合に成り立つ。ちなみに現実が期待を上回った場合は「満足」として成り立つ。オナニー前の脳の状態は、より大きな性的満足を得よとセックスを期待する。が、現実には擬似セックスを想像して(ビデオなどをみて)オナニーを開始するわけだが、射精後の満足感はセックスにほどではない。故に後悔が先立つ、というわけだ。

本当はセックスしたいが相手がいないのでオナニーをする。

射精後はセックスをした後と同じホルモンが脳で放出される。

が、量はセックスよりも少なく=性的満足感も少ない

後悔する。

といったところだろうか。オナニーをするなら、義務でするのではなく(セックスほどの)性的満足が得られると見込めた場合のみすること、つまり後悔する可能性を少なくすればするほど、賢者タイムになることを回避することができる。余計な射精は抑えつつ、ここぞ!という場面でのオナニーを心がけよう。

今後も「セックスにもう一つのコミュニケーションを」、を合言葉にセックスライフに役立つ、プラスアルファの知識を提供していきます。

編著:青木サカン  ※TwitterFacebookはじめました。
セックスコミュニケーター、オナニー研究家、官能小説家。大学卒業後、しばらくサラリーマン生活を続けた後、念願の起業。しかし長くは続かず挫折。借金はなかったもの引きこもりがちになり、ネットに没頭するなかでリサーチ力と表現力を開花させる。電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、「男の知らない女のセックス19の心理」「まだ男の知らない女のセックス19の心理」「血液型によるセックスのやり方」を販売中

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