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女性の3人に1人がDVの被害経験あり?




 内閣府の調査によると、3人に1人の女性が、パートナーから何らかのDV被害を受けていることがわかりました。
 DVとは、ドメスティック・バイオレンスの略で、同居関係にある配偶者や、内縁関係、交際しているパートナーとの間で起こる暴力のことです。

 当初は、夫婦間のDVが社会問題となりましたが、最近では交際しているカップルの間でも、DVが大きな問題としてクローズアップされています。

 こうしたトラブルを扱う関係者は言います。
『暴力を振るうのは、決して特殊な男性!ではありません。
 どこにでもいる、普通のカップルの間で起こり続けているのがDVです』


 そこで今回は、『DV(ドメスティック・バイオレンス)』について考えてみました。









【DVの種類】




『何度もあった(10.2%)』と『1、2度あった(22.6%)』で計32.8%!・・・
 回答した女性の3人に1人がDV被害経験あり!



・身体的虐待・・・

 一方的な暴力行為。


・精神的虐待・・・

 恫喝、日常的に罵る、無視する。
 他人の前で、欠点を指摘する。
 友人と会わせない。終始行動を監視する。
 別れるなら死ぬと脅す。
 子供や身内に、危害を加えると脅す。
 ペットを虐待するなど、いわゆる、ストレスとなる行為を繰り返し行う。


・性的虐待・・・

 性交の強要。避妊をしない。
 アブノーマルな行為を強要する。
 異常な嫉妬。他には近親間強姦など。


・経済的暴力・・・

 仕事を制限する。
 生活費を負担しない。
 家の金を、勝手に持ち出す。
 無計画な借金などを、繰り返す。
 買い物の指図をする。
 生活費の使い道など、金銭消費の細かいチェックなど。


・社会的隔離・・・

 近親者や、実家や友人から隔離したがる。
 電話や手紙の発信者、及び内容を知りたがる。
 外出の妨害など。


 こうしたDVにおいて重要なのは、上記のような単純な暴力行為だけではなく、暴力の合間に見せる見せかけの、『優しさ』である。

 DV行為の後、加害者から被害者への、信頼の再生産が重要であり、これが被害者と加害者のDV関係を修復し、さらに強化する重要な要素となっているらしい。

 DV問題の解決において、加害者のみならず、被害者にもカウンセリング等の対処が必要となる理由は、この点にあるのだとか・・・。

 つまり、暴力の後に『泣いて謝ったり、もう二度としない!と誓ったりすること』である。

『暴力』『謝罪』『信頼回復』といった、負のフローチャートを繰り返す事で、
被害者側にも『怖くて逆らえない』とか、逆に『この人は私がいないとダメになる』など、閉鎖的な負の関係が強化されてしまうらしい。



【DVの統計】




DVの認知件数は 5年前の2倍近くに・・・


 少し前のデータになるが、警察庁の発表によると、2009年のDVは、前年比11.7%増の2万8158件で、04年から6年連続で増加している。
 5年前に比べると、倍近くだ。

 法に基づく裁判所の保護命令に違反した事件の摘発は21.1%増の92件で、過去最多だとか。
 殺人や傷害、暴行など、ほかの法令違反での摘発も、前年比0.5%増の1658件だった。

 当局による、被害が深刻化する前の積極的な取り締まりに力を入れている影響で、加害者への指導や警告が7.7%増の5753件。
 暴行容疑での摘発は、9.5%増の552件と大幅に増えている。

 また、被害者の98.2%が女性で、全体の79.4%が20~40歳代だ。
 被害者と加害者の関係は夫婦が72.3%で、離婚後が12.8%。
 いわゆる内縁関係(婚姻の届け出をしていないが事実上の夫婦)が、12.7%となっている。
 
 こうした暴力の多くが、家庭内など、閉鎖的な私生活の場で起こるため、他の人に見つかりにくい特徴があるのだとか。
 また、長期に渡って繰り返し行われるため、被害者は恐怖や不安だけでなく、精神的、肉体的なダメージを受けるケースもある。



【DV被害の実例】





私の心は完全には立ち直れていない・・・


 小生がDVの記事を書こうと思ったキッカケは、モンローの女性会員(49歳)の日記である。
『暴力は人の心を傷つける───年の瀬に私からのお願いです(ログイン必須)』という日記で、小生は昨年末に目にした。
 それ以来、ずっと気になっていた。
 以下は、その女性会員の日記から・・・。


『寒い冬の、冷たい雨の夜に、決まって私が思い出す光景があります。
 それは泣いている私。キッチンの床に散らばった野菜や果物。


 天井からの照明の中に立ちはだかる大きな人影。
 冷たい蔑みの言葉、蔑みの眼差し。。。
 そして、息が止まるほどの激痛─────。

(中略)

 今から20年前、私がまだ結婚をしていた時、私は夫からのDVの恐怖にさらされていました。
 よく「お酒を飲んだら人が変わる」という事を聞きますが、夫は飲まずに暴力をふるいました。
 普段は優しくて、朗らかとまではいきませんがまぁ明るい冗談も言う様な人なのですが、
ひとたびスィッチが切り替わるとまるで狂人のように暴れるのです。

 スィッチが入るきっかけは、たいてい自分の意に染まぬ事を私がした時。
 意見の食い違いで口論することは夫婦なら当然だと思いますが、
夫はそれがどうにも許せないようでした。

 私と喧嘩しているのに、激昂しだすと「ふざけるな、どいつもこいつも人の事を馬鹿にして」と言うのが夫の口癖でした。
 普段他人に対して抱いている不満が、私と喧嘩しているうちに吹き出してくるようで、
その憤りを拳に変えて私に向けているかのようでした

(中略)

 夫と離婚した後、何人かの男性とおつき合いしましたが、誰も暴力をふるうような人はいませんでした。
 でも私の心は完全には立ち直れていないのです。

(中略)

 夫がこんな暴力をふるうようになったのも、実は夫自身が幼い頃に、
父親が母親を虐待するのを見て育ったと言う経緯があるのです。

 結婚当初は父親の暴力を見て育ったので、自分は絶対にそんな事はしないと言っていたのですが、
結果はやっぱり。。。同じなのでした。

ある意味、夫も被害者だったのかも知れません。

 私が言いたい事は、DVやモラルハラスメントなどの暴力は、
身体だけでなく心も深く深く傷つけると言う事。

なので、たとえどんなに腹が立っても恋人や奥さんを殴るのはやめて欲しい。

 (自分の)子供が間違った道に行こうとしたりして、どうしても手を挙げなければならない時はあると思います。
 でもその時でもその拳には大きな愛を注いで欲しい。
 殴ったその手と同じくらい、自分も心から血を流しながら子供を叱ってほしい。

 そしてまだ何もわからない小さな子供を、大人が自分勝手なエゴで殴ったりするなんて絶対にやめてください。
 女は強がりを言っても本当は男性に優しく守ってほしいのです。

 子供は、大好きなお父さんやお母さんから心の底から愛されたいのです。
 本当は、一番守って欲しい人から暴力を振るわれる事ほど、女や子供の心を深く傷つけることはありませんから。。。』




 以上の事から、今回は、『DV(ドメスティック・バイオレンス)』について調べてみました。
 女性の3人に1人が、DV被害の経験者というのは驚きです。

 小生の知人にも、DVによる離婚経験者が何人かいます。
 昔から、『お酒を呑むと人が変わる』という話はありました。

 そういう人を初めて見たときは、『お酒を呑んで目が据(す)わる!とは、こういう状態の人を言うのか・・・』と驚いた記憶があります。

 実際に、暴力のスイッチが入った状態の男性と対峙するのは、厄介ですよね。
 小生も以前、知人の男女のDV現場に、割って入った経験があります。
 その時、一瞬だけ過去の事件『警官刺され 2人死傷』が、頭の隅をよぎりました。
 男女の交際のもつれで、ケンカの仲裁に入った警察官が、刺されて亡くなった事件です。

『殴られたらイヤだな・・・』
 と思っていましたが、割って入って話すと、幸いにも男性が落ち着きを取り戻してくれました。

 男性と話しながら傍らの女性を見ると、暴力の恐怖で小刻みに震えていたのを、今でも覚えています。
 小生が止める直前まで、女性は男性から何度も蹴られていたのだから、当然かもしれません。

 それなりの年齢になったら、相手が誰であろうと、


ゼッタイ手を出したらダメ!


です。

 我が子への躾は、例外かもしれませんが・・・。
 過去には、躾と称する子供への虐待事件もあり、難しい問題かもしれません。


 そういえば昔、こんな歌を聴いたことがあります。

 弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく・・・
 『TRAIN-TRAIN~ブルーハーツ~』・・・♪(YouTubeより)

 世界中にさだめられた どんな記念日なんかより
 あなたが生きている今日は どんなにすばらしいだろう


 <すすきタルン>
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