性と愛の研究室 - きゃらめる民族

　あの震災から、まもなく１年が経とうとしています。
　震災後には、『理想の人でなくても、妥協して結婚する』という人が増えたのだとか・・・。

　ところが、その一方では、交際期間の長いカップルでも、『のらりくらり』として、なかなか結婚にゴールインできない人もいるようです。

　そこで今回は、『のらりくらり男』について考えてみました。










【のらりくらり男の特徴】




一緒に暮らすし、相手の親にも会う？！


　交際期間が長いカップルに多く、男性は同棲にも抵抗が無いようで、相手の親にも気軽に？会うのだとか・・・。
　そのクセ、結婚の話になるとゴマかしたり、文字通りの、『のらりくらり戦法』を使う。
　交際当初の年齢にもよるが、一般に、交際期間が５年とか１０年という節目を迎えれば、
互いに結婚を意識するのは、自然なことかもしれない。

　それでも、パートナーとの結婚を希望しないのは、どんな理由があるのだろうか？

　カップルや、夫婦間のトラブルを扱う専門家（夫婦問題研究家）は言う。
『理由は色々とあると思いますが、優柔不断な男性が多いです。
　相談者からの悩みを聞いていると、こうした男性（のらりくらり男）は、確実に増えています』
　
　仮に２０代で交際を始めて、３０代になったとしたら、仕事面の安定はもちろん、
プライベートも充実してくる、というのは想像できる。

　女性の悩みを調べてみると、パートナーの『優柔不断』の他に、『浮気者』というのもあった。
　特定の交際相手がいながらも、モテるからという理由で、適当に遊んでいる男性は、結婚したがらないらしい。



【自己都合系？のらりくらり男】




同棲には積極的だったが・・・


・『背水の陣？』のケース

　私２４歳、彼２９歳の時。
　彼は自他共に認める少し変わった人（職種マスコミ、自由を愛する系、けっこうモテる）で、
知り合った当初から自分は一生結婚しないと宣言してました。

　彼からの猛プッシュでつきあい始め、私が住んでたマンションに彼が入り浸り、半同棲状態に・・・。
　その時も彼は、自分は一生結婚しない！と言ってました。

　私は、自分から猛アプローチしておいて意味わからん（本当に何度も断ったのに）、と思ってましたが、
自分が若かったので全然気にせず（彼は変人だし・・・）。

　でも実は、私の親はかなり厳しくて、しかも私の住んでるマンションは、実家から歩いて５分の場所。
　このままじゃ半同棲がバレるのは時間の問題と思い、付き合いだしてしばらくした頃、
『結婚するか、家を出て行くか、どちらかにして』と言いました。

　本気でそう思ってました。
　そしたら、彼が結婚しようと・・・。
　彼はその時も結婚願望はゼロだったけど、私を逃がしたくない一心だったそうです。

　正直、私はあの時、彼以外に結婚したい相手はいない！とは、これっぽっちも思ってなかったな（笑）。
　あれからもう１５年です。うまくいってますよ。


　それなりの交際期間になれば、互いの都合や事情が複雑に絡み合うだろう。
　小生の周囲を見ても、結婚には、勢いやタイミングというのも、あるのかもしれない。
　だが、『パートナーの親に会う』というのは、高いハードルだと思うが・・・。

　上記の彼は、彼女の親に会う前に決断したようだが、のらりくらり男の中には、
こうしたハードルさえも、抵抗が無い人がいるようだ。



【浮気系？のらりくらり男】




彼女の方が役者が一枚上？！


・『モテ男』のケース

　モテ男Ａ（３８歳）が、結婚しない理由は、自分が遊んでいるからだ。
　もう６年も同棲している彼女がいるのだが、
３０代後半のアラフォーになった今も、相変わらずモテるし、シングルライフ？が楽しい。

　適当に浮気しながら、『のらりくらり』とやってきた。
　しかし、いよいよ４０歳を前にして、仕事面も安定。

　周囲の友人を見て、自分も子供が欲しくなり、結婚したい！思った。
　同棲している彼女に『そろそろ結婚しようか？』と、プロポーズ。

　Ａにとって、６年も同棲出来るほど相性のいい相手はいない。
　彼女も適齢期だし、Ａのやっとの決断に、彼女の答えは、
『ＮＯ！』・・・即答だったらしい。

『これまで通りに同棲生活を続けて、子供ができたら結婚しましょう』と彼女に言われたのだとか・・・。

　彼のプロポーズを受け入れなかったのには、理由がある。
　Ａの性格を知り抜いている彼女は、
『Ａは、周囲の友人を見て、結婚もいいな？と思ったものの、
　心の底ではまだ落ちつけないし、落ちつく気もないだろう』と見透かしていたのだ。
　彼女の方が、Ａより一枚上手である。

　それを知ったＡは、
『すぐに結婚に飛びついてくるような女性には、ちょっと冷める。
　自分は結婚したら、変わるタイプだと思う。
　その（彼女の）気の強さと、オレの扱い方に惚れ直した』
　と言ったのだとか・・・。


　互いが良ければそれでいいのだが、こういうカップルもいる、という一例である。
　のらりくらりな浮気男を操縦法する際の、参考になるかもしれない。
　彼らの結婚は、彼女が妊娠するまで延期なのだとか・・・。



　以上の事から、今回は『のらりくらり男』について調べてみました。
　当然の事ながら、女性の場合には妊娠や出産も考えるので、やはり適齢期というのはあるようです。

『のらりくらり男』に悩む、女性からの同様の相談を見ても、
『早く別れた方がいい』とか、『次（の恋愛）に行くべき』といったアドバイスが多いようです。

　ですが、パートナーとの交際期間が長くなればなるほど、女性の方も簡単に諦めきれないのかもしれません。


　そういえば、小生が若い頃、ある人にこんな事を言われました。
『ギャンブルをやるのって、ちょっとは社会勉強になるんだぞ』
　賭け事が嫌いな小生は、当時、その意味が分かりませんでした。

『まず、勝つと思ってやったらダメ！
　スッカラカンで、負けるのもダメ！
　どうせ負けるものだから、引き際（ヤメ時）が重要になる。

　そういう引き際（ヤメ時）を知る事が、社会勉強なんだ。
　長い人生には、大事な勝負の時もあるけど、大事な引き際（ヤメ時）もあると思うよ』


　どうやら、失った時間やお金を、『人生経験の勉強代』として考える人もいるようです。



　＜すすきタルン＞

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