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脱法ハーブと薬物依存




 以前、D2ちゃんねるで、『今そこにある危機~薬物汚染~』という記事を書きました。
 芸能人の薬物事件を通して、薬物依存の怖さを伝えたかったのです。

 誰でも『薬物依存は怖い』という認識はあるようですが、世間に出回っているのは、『違法薬物』だけではないようでした。
 いわゆる、『脱法ドラッグ』『合法ドラッグ』など、化学式を少し変えただけで、違法薬物と同様の快感を得るものまであるようです。

 そして最近、『脱法ハーブ(合法ハーブ)』なるキーワードを知りました。
 主に、『お香』や、『観賞用』として売られているようですが、実際には快感を得るための薬物として使用されているようです。
 ただ、当局も黙ってみているだけではなく、法律で次々と規制をかけているようですが、『いたちごっこ』は否定できません。

 そこで今回は、『脱法ハーブと薬物依存』について考えてみようと思います。

 







【ハーブと脱法ハーブ】




ただのハーブティなら問題ないのだが・・・


 ハーブと聞くと、薬物に興味の無い人なら『ハーブティ』などを思い浮かべるだろう。
 効能があると言っても、基本的に薬のように強い効能がある訳ではない。
 例えば心を落ち着かせたり、目覚めをよくしたり、抗酸化力があるなど、数多くの種類があり効き目も様々だ。

 サフランやミントなどは、一般的に食用として多くのレシピで用いられている。
 独特の香りと色で、『料理の色づけに欠かせない』と言う人も多いようだ。
 また、ミントなどはガムや菓子などの食品だけでなく、歯磨き粉や発毛剤などにも添加されている。

 他にも、アロマテラピー等にも使われるようだ。
 ミントの成分としてはメントールが含まれるが、爽快感や冷涼感を好む人は多い。
 ハーブの中には、漢方薬の成分として使われているものもある。

 こうした一般の人が使うハーブなら、特に問題はない。
 ところが、『脱法ハーブ』や、『合法ハーブ』で検索をかけると、妖しげなものが続々と出てくる。

 隠語や専門用語?も多くあるようだ。
 サイトを少し見ただけでは、タバコを吸わない小生などは何だか分からない。
 分かるのは、『あっち側の世界の人たちの会話だ』という事くらいだろうか。

 そして、『合法』というのは、あくまで観賞用などとして部屋の隅に置いておく場合で、タバコのように吸引する場合は、違法になる可能性が高い。

 これらの脱法ハーブが、『お香』や、『ハーブ』などとして、公然と売られているのだ。
 販売店の中には、『吸引を目的としていない』と言いながらも、吸引用のパイプや紙巻タバコの巻紙を同じ店内で販売している。



【大麻と医療用大麻】




米国で栽培されている医療用の大麻(合法)・・・


 米国では、州ごとに法律が違うケースがあるため、一部の州では医療用に限って大麻の使用が認められている。
 ただし、これは患者の体の痛みを和らげるのが目的で、主に末期ガンの患者などが使用しているらしい。
 つまり、それだけガンなどの病気の症状が重い!ということである。

 いわゆる『大麻はソフトドラッグ』という認識の人がいるが、決して『安全』というわけではない。
 専門家の研究結果によれば、心拍数を上昇させ、目を充血させ、口や喉の渇きを感じさせる。
 また、短時間の記憶力や理解力が低下したり、時間の感覚に変調をきたしたり、車の運転などのように、身体の各器官の調整や神経を集中するような能力が低下する事が分かっている。
 さらに、生殖能力にも障害を生じさせ、遺伝子の異常や突然変異をもたらす。

 そして何より、使用を繰り返すうちに、もっと強い快感や快楽を求めるようになる。
『ヘビードラック』と呼ばれる、より作用の強い薬物に走る危険性があるのだ。

 色々と調べてみると、『自分だけは大丈夫。やめたくなったら、いつでもやめられる』と思って、安易な気持ちで手を出す人は少なくないらしい。
 だが、そういう自分に自信のある人は、最初から妖しげなモノに手を出さないと思うのだが・・・。



【脱法ハーブから薬物依存になった男性】




この季節、Aと同世代の若者たちは、雪山でスノボを楽しんでいる者もいるのに・・・



・A男(20代男性)の場合・・・


 今から約2年前、会社員だったA男は『脱法ハーブ』に手を出した。
 観賞用とか、お香として売られているが、大麻と同じ強い幻覚作用や妄想がある。
 キッカケは、仕事のストレスだったらしい。
 
 そして、自らの被害妄想に耐えられなくなり、より強い刺激を求めて、違法薬物に手を出した。
 現在、薬物治療の専門病院に入院している彼が言う。

『今は入院しているから(脱法ハーブや薬物は)必要ないけど、(病院の)外に出たら一緒・・・。
 またやると思う。
 そうしたら、ここ(病院)に戻ってくればいいから。
 自分は、大丈夫だと思っているから。
 外には怖い人とかいっぱいいし、耐えられない』


 一般に、こうした薬物治療の専門病院の入院期間は3ヶ月だという。
 多くの患者は、入院から3ヶ月で薬物などが体から抜けて、精神的な落ち着きを取り戻すらしい。
 だが、退院しても、およそ半数が再び薬物に手を出し、再入院してくるという。

 奇しくも、薬物事犯の再犯率も半数近くだ。
 こうした薬物問題の根深さを、暗示しているように思えてならない。



【彼氏が売人だったという女性】




B子はSEXの報酬として、周囲の男たちから薬物を得ていた・・・



・B子(20代女性)の場合・・・


 1週間前、薬物治療の専門病院に入院したB子は言う。

『中学生の頃からやってた。
 ガス、シンナー、大麻、MDMA、シャブ、コカイン、ケタミン、LSD、
 ラッシュ、ガス。
 中でも、シャブとコカインが一番ハマッたかな・・・』


 彼女の口から出てくる単語は、まるで違法薬物のデパートのようだ。
 今回が、3回目の入院だと言う。
 
『彼氏が売人だったの。
 SEXする代わりに、彼や周囲の人からクスリを貰ってた。
 やっぱ、現実逃避だよね。嫌なコトとか、忘れられるから・・・』


 B子にはレイプされた過去があり、薬物を断つと禁断症状から思い出す(フラッシュバックする)という。

 どうやら彼女の言う『嫌なコト』というのは、レイプ体験のようだ。



【20歳で結婚&出産・・・シングルマザーで依存症の女性】




治療のために子供と離れて暮らす・・・



・C子(30代女性)の場合・・・


 薬物治療の専門病院に入院して、1ヶ月が経つ女性がいた。
 病院内の公衆電話で、話をしている。

母 『学校で何かあった?』
娘 『何もないよ』
母 『勉強はやってるの?』
娘 『大丈夫で~す(明るく答える)』

 彼女は20歳で結婚し、娘を出産した。
 前夫に誘われて薬物に手を出し、離婚後はシングルマザーとして生きながら、薬物をやり続けたらしい。
 夫との縁は切れても、薬物との縁は切れなかったようだ。

 彼女の手元にはノートがあり、架空の男性の名前やイラストがあった。

『彼はある日、UFOに乗ってやってきたの。
 すごく優しい彼氏なんだけど、私が病院で他の男性患者と話していると、
 後でヤキモチ妬いて、怒るの・・・』


 彼はいつも彼女の横にいて、色々とアドバイスしてくれるのだとか・・・。
 C子は長い間、周囲に薬物依存であることを隠して生活してきた。

 どうやらシングルマザーのストレスから、薬物をやめられなかったようである。
 それに気づいた彼女の両親が心配し、C子を入院させた。
 小学生の娘は、実家で両親が面倒をみているとのコトだ。
 

 専門家(医師)によると、
『薬物依存になると、脳の中の優先度が変わるんです。
 食事や睡眠と同等かそれ以上に、薬物を求めるようになる。
 そして、症状が悪化すると、幻聴があったり、自分の考えが外からの声となって聞えてくるんです。
 これも、覚せい剤精神病の症状の1つですが・・・』


 他人との普通の会話は成り立つようだが、C子の症状は、かなり重そうである。


 以前も同じコトを書いたが、専門家(医師)に言わせると、薬物依存に完治は無い。
『一生、やめつづける』という選択肢のみである。
 自らの意思で、我慢するだけだ。
 自分の意思で回復させるしか、治療方法は無い。
 医者や病院は、その強い意思のサポートをするだけだという。


 最後に、路上でインタビューに答えてくれたD男(20代男性)の言葉が、印象的だった。

『ソフトドラッグは、本当に簡単に手に入りますよ。
 1回の使用量は0.5g程度かな。値段にすると、商品にもよるけど、6~700円くらい。
 で、すぐにヤメられると思って始めると、ヤメられなくなる。
 ソフトドラッグでも、危険ですよ。
 ソフトだからってナメてると、ダメです。
 何で?って・・・。
 自分がヤメるのに大変だったからです・・・。
 だから、最初から手を出さない方がいいし、やってる人は今すぐヤメた方がいいと思う』





 以上の事から、今回は『脱法ハーブと薬物依存』について調べてみました。
 今はネットと言う便利なツール(道具)があるのだから、例えば興味があっても、ちょっと調べてみて『怖い世界があるんだな~』くらいでヤメておいた方がいいと思います。

 妖しげなモノに興味を持って、それについてネット等で調べる事までは否定しませんが・・・、


ゼッタイ手を出したらダメ!


です。


 そういえば、昔から、『君子危うきに近寄らず』って言葉もありましたね。



 <すすきタルン>


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