性と愛の研究室 - きゃらめる民族

クリスマスまであと1週間となりました。ちまたではクリスマス関連の話題があふれています。

クリスマスが「恋人が一緒に過ごす日」と言われ始めたのは1930年代。バブルの頃にはそれがエスカレートして、クリスマスにはホテルで豪華ディナーや高価なプレゼントが当たり前。恋人作りに励み数カ月前からホテル予約なんていうことを多くの若者達が普通にする時代でした。

それがここ数年は変化を見せているようです。











【クリスマスは誰と一緒に過ごす？】


クリスマスには恋人と過ごす！





今やそういう人は減ってきているようです。2006年頃からその傾向が見えてきているようなのですが、2009年、2010年の調査でも同じ傾向が続いています。

2009年に日経ウーマンオンラインがアラサー男女を対象にしたアンケートでは、「あなたは、クリスマスに恋人と過ごす予定ですか。」という設問に対し、はいと回答したのは45.4％。半数以上の女性は、彼がいながらもクリスマスには一緒に過ごさないのです。その理由は「仕事がある」だったり「クリスマスが特別なイベントだと思っていない」だったり。

2011年はどうなのでしょう？　サンケイリビング新聞社のOLレポートによると、今年のクリスマスは週末でありながら、「家族（夫、夫と子供、子供）」と過ごすと回答した人が30.4％でトップ、いっぽう、「恋人」と過ごすと回答した人は15.9％でした。

では、恋人と過ごさないとなれば、誰と一緒に過ごすのか？　その答えは家族です。「自分の両親や兄弟と過ごす（21.6％）」なのです。 本来の意味から大きく外れ商業的に作り込まれた日本のクリスマスも、少しだけ本当のクリスマスに近づいてきたようです。



【クリスマス、どう過ごす？】


前述しましたが、クリスマスはレストランで豪華な食事、高価なプレゼント、そのあとは高級ホテルに宿泊・・・というのがもてはやされた時期がありました。バブルの頃です。そこまで豪華主義でなくても、それに近い傾向は数年前まで続いていました。

しかし、2011年の今年は大不況の真っただなか。外食から、おうちでディナー派が増えています。今年はクリスマスイブが土曜日ということもあり、いつもより豪華な手作りディナーを予定している人が多いようです。



本場アメリカ～ンなクリスマス･ディナー


近くに家族がいる場合は一緒にディナーができますが、ひとり地元から離れている人もいますね。そんな人たちは、クリスマスをどう過ごすのでしょうか？　大人のコミュモンローの質問からご紹介します。


Q. 12/25はクリスマスです。一人なら何をしますか？　なんかむなしい。（40歳独身男性）


１位に輝いたのは、「食べまくりです」の31.6％。こちらを選択した女性のコメント「どうせなら美味しいものを食べまくりましょう！食べるとおなかと心、きっと満足しますよ！」に私も賛成です。おいしいものをお腹いっぱいまで食べたら幸せな気分になるじゃないですか。ひとりでも虚しくならず、幸せな気分で過ごしましょう。





２位は21.1％で「仕事です」でした。普段の生活のままという人も多くいるようです。



クリスマスは恋人とロマンチックに過ごすイベントではありません。クリスマスを一緒に過ごす恋人がいないなんて考えこむことはまったくないんです。クリスマスってクリスチャンの行事ですからね。敬虔なクリスチャンでなければ、過ごし方は自由。普段通りに過ごすもあり、家族や友人たちとわいわい過ごすもあり、もちろん恋人と楽しく過ごすのもあり。なんでもありです。ひとりでも誰かとでも、楽しく過ごせればいいですよね。



文／峰フジカ

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