性と愛の研究室 - きゃらめる民族

結婚の形にもいろいろありまして。

イスラム教では一夫多妻が認められていますが、日本でいう普通の結婚では、夫ひとりに対して妻がひとり。現実的にどうなのかはさておき、結婚後は原則的に夫婦間でのみ性交渉を行うわけです。不倫をすれば、配偶者以外との性交渉を持ったとして精神的苦痛に対しての慰謝料が請求できます。

一般的には上記のような形が普通なのですが、一夫一婦制でありながら配偶者以外の異性との性交渉が可能な「オープンマリッジ」というスタイルがあります。











【オープンマリッジとは】


先日発表されたデミ・ムーアとアシュトン・カッチャーの離婚に関する記事に出てきたオープンマリッジ。



本命はあなただけだもん、身体だけ他の人と仲良くしたっていいじゃない？


オープンマリッジは今に始まったものではありません。ウィキペディアによれば、オープンマリッジとは、夫婦が所有欲、独占欲、嫉妬心に妨げられずに配偶者以外と性交渉を持てる、社会的、性的に独立した個人を認め合う結婚のスタイルということです。これは1973年にアメリカの社会学者オニール夫妻が提唱した結婚のひとつの形で、彼らが執筆した同名の著書はカップルたちに大きな影響を与え、70年代に多く試されたそうです。



【オープンマリッジを実行している人々】


あくまでも噂の域を出ませんが、デミ・ムーアとアシュトン・カッチャーはオープンマリッジを実行しており、アシュトンの浮気を容認し仲良く３Pをしていたとか。彼女は、元夫ブルース・ウィリスともオープンマリッジだったと言われています。

そのほか、ウィキペディアの英語版ではシャーリー・マクレーン、ラリー・キング、ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット＝スミス、コートニー・コックスとデヴィッド・アークエット元夫妻などもオープンマリッジをしているという記載があります。



こんな人までオープンマリッジ？


いっぽう、映画「プレシャス」に出演した女優・コメディアンのモニーク夫妻の場合は、オープンマリッジだと本人自らが公言しています。

それでは、日本ではどうでしょうか。やはり、性的に奔放なイメージはよろしくないのでしょう、日本でオープンマリッジを認めている有名人カップルはざっと調べた限り一組も発見できませんでした。

しかし、実質的にオープンマリッジのようになってしまっているカップルは有名・一般人問わず意外に多いのではないでしょうか。自分は浮気しないけれど、配偶者が風俗に通ったり愛人を作っているのを知っていても黙認するのはオープンマリッジの変形のような気がします。



【オープンマリッジが壊れるとき】


配偶者とはセックス抜きでも一緒にいたい絶対的な何かがあるから結婚しているのですが、その何かに価値が見いだせなくなった時、彼らの結婚は終わります。



やっぱり、他の人と寝て欲しくない…。


セックスだけでなく本当に浮気相手のことが好きになってしまった時、配偶者に嫉妬をしているのを我慢していると気付いた時など、破局のきっかけはいろいろあります。

多くの人たちにとって、配偶者のオンリーワンになりたいと思うのは自然なこと。自分が配偶者以外の異性たちと性交渉をしたいと心底思い、そのためには配偶者が自分以外とセックスしてもOKと思えないとオープンマリッジはうまくいかないのでしょうね。もしくは、モニークのように、夫がほかの女性とセックスして幸せなら自分も幸せと思えるようなタイプ。配偶者に何らかの負い目があり、そのためにオープンマリッジを取り入れようとしたのでは、いずれ無理が出てくるのでしょう。

オープンマリッジは、なかなか難易度が高いようです。



文／峰フジカ

関連記事

• 「機会があれば行きたい？」女性がハプニングバーで妄想する16の証言
• 女子大生の性的被害８２．３％が警察に届けず？！
• 婚外セックス問題なし！　オープンマリッジってどうなのよ？
• 女性がイラマチオをされて興奮する５つ理由
• 【女の妄想】男の潮吹きに興味津々な15の証言