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【メイド喫茶オーナー】クリスマス大作戦



メイド喫茶元オーナーの【女の子クイズ】第54回

さて、もうクリスマスまで1ヶ月をきりましたね。
街には、クリスマスのイルミネーションが輝き、
クリスマスプレゼントが店先に並び、
「ほれ、楽しめ!ほれ!デートだ!」と煽られているよう。
クリスマスから年末年始の初詣とかのイベントで、
皆、ラブラブなカップルは、楽しそうだにょお。
一方で、僕の知っている非モテ連合の連中は、
この期間を「死のロード」と呼び、どう山ごもりするか、
そんな計画ばかり立てております。
はっきり言って、今日現在の段階で、彼女がいないヒト。
クリスマスでお泊りデートなんて、もう無理です。
悪いけど。
でもね、なんとか、脱非モテを目指したいのなら、
まあ、この話を聞いてみてください。
お泊りデートは無理でも、山ごもりはしないで済むかもしれん。









■被害妄想に陥るな

「クリスマスなんて、どうせ女の子は、
皆彼氏とラブラブデートで
彼女がいない僕なんて、つまらないだけですよ」
なんて言ってるヒト。
その被害妄想が一番いけんのだ。
本当に、女の子たちは、ラブラブデートで出払っているのか?
それはちが~う。
「クリスマスは、なんにも予定がないので、家にいます」
「誰も誘ってくれないから、非カレ同士で女子会しま~す」
なんて子が、案外多いのだ。
かつて、僕のやっていたメイド喫茶で、
とうとうクリスマスの日が来て、女の子が集まるかどうか、
ずいぶん心配したものです。
なんせうちの子は、伝説に残るほど可愛い子ぞろいでしたからね。
ところが、結構、皆、空いてた。
「クリスマス、家にいてもつまんないからシフト入れてください!」
「デートなんかありませんよ。店に出たい!」
「パーティー、パーティー!お店でパーティーやりましょうよ」
なんて子が続出で、うちは普段3人体制なんだけど、
クリスマスの日は、5人も集まってしまい、その上、シフトに
入っていない子まで、遊びにやって来ましたんですよ。
ところが、肝心のお客さんがさっぱり来ない。
なぜか。後日、皆に聞いてみると、
「ああ、家でテレビ見てました。だって、クリスマスの日に
ヒマだと思われたくないじゃないですか」ですと。
バッカだなあ。クリスマスの日に、入ってる子こそ、
フリーの証明なんだからさ、1人でひがんでないで、
「メリークリスマス!」とか言って入ってきて、
皆にプレゼント(300円くらいもので充分)配りまくって、
女の子とキャッキャしてれば楽しかったのにさあ。
と、思いましたね。
つまり、皆どうせ、彼氏とラブラブデートで、
僕なんか、僕なんか、とか思っていることが
一番非モテの原因なのです。


■でも、いきなりクリスマスデートは、もうあきらめる。

「でもさあ、クリスマスって意識するじゃないですか。
クリスマスの日にデートしようって誘うのハードルが高いっすよ」
という男子には、こんなアドバイスをしましょう。
はっきり言って、今現在彼女がいない男子が、いきなり
クリスマスに標的を絞って、デートに誘うのは無理がある。
だから、これはあんまりお勧めしませんな。
こういう場合は、グループ交際。
例えば、女の子の方が、クリスマスに非カレ女子会という予定なら、
「オレらもさ、呑み会しようって言ってたんだ!コラボしない?」
ということで、女子会から、男女混合のパーティーに変更させる。
え?そんな予定はない?って?後から、モテない男子を集めて
しまえばよろしい。そんなもん後づけでなんとかなる。
会場は居酒屋でもいいし、家飲みでもいいじゃないですか。
そこで仲良くなる。
「正月、皆で、初詣に行こう!」とか決めちゃう。


■バイトとか働いている子もいる

さっきのメイド喫茶の話じゃないけど、
年末年始は、案外、皆、忙しいから、バイトとか働いている子も
結構います。
だから、「仕事終わりに、ちょっと遊びに行かない?」
女の子だって、せっかくのクリスマスには、ちょっとは、
楽しい気分に浸りたいはずだから、乗ってくる可能性大。
店や街は、クリスマスムード満載だから、特別に予約なんか
取ってなくても、街歩きするだけでも、充分ロマンチックな
気分に浸れますよ。


■贅沢に、ホテルでお食事は、もう古い!

なんか、彼女がいないヒトってのは、女の子とのデートを
過大に考えて、「クリスマスなんだから、ホテルでフランス料理
食べて、ティファニーの指輪をプレゼントして、夜景の見える
部屋で、お泊り」なんて想像しがちだけど、はっきり言って、
そんなのバブルの頃のお話。
もっと気軽に、ライトアップしているイルミネーションを見物して、
街の雑貨屋で、彼女が「可愛い!」とか言う小物でも買ってあげて、
クリスマスに因んだ映画でも見て、ちっちゃな洋食屋にでも入って、
「今日はクリスマスメニューがあるんだって、それ頼もうか!」とか言って、
つましく、楽しくクリスマスの夜を過ごせばいいんでないですか?
で、彼女と1年続けば、来年は、もっと本格的なクリスマスデートを
すればいい。
とにかく、クリスマスは、フリーの子、案外いるんだから、
「デ、デートしてください!」なんて気張らずに、気軽に、
企画を立ててみましょうよ。
え?彼女がいるヒトのデートプランも教えてくれって?
勝手にしちゃってください。


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ライター:ヒロN
コラムニスト。コピーライター。プランナー。1958年生まれ。生物学的にはおっさんですが、精神年齢的には、中学生程度です。2005年から2008年 までメイド喫茶を経営。その経験を活かし、「女の子の取扱い説明書」なる本を書きました。著書「メイド喫茶元オーナーが書いた女の子の取扱い説明書」「男 のダイエット」「脱力系シニアライフのすすめ。」(いずれも無双舎刊)震災、災害時のサバイバル法「ヒロN式サバイバル読本・耐災力」「女の子の取扱い講座」「ヒロN式日本昔話」小説「一休さんと野盗弥太」電子出版にて発売中。

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