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3年で2億稼いだ作家に一冊で800万円の寄付! 同人誌はもうかるか!?~前編~ 



最近ではニュースに取り上げられることも増え、何かと話題になるわりに意外に知られていないのが“同人誌の世界”。
そんな同人界の状況を、エロ漫画やBLの編集にたずさわってきた筆者がお教えしよう!

●商業誌:売上の10%vs同人誌:印刷費・一部経費以外はすべて自分のモノ! 
「同人誌はもうかる」
そう思っている方も多いだろう。
はい、その通り!
同人はすごくもうかる。
まず、その第1の理由は作者(=発行者)への還元率の高さ。
商業誌の場合、著者自身の手元にいく金は売り上げの5~20%ぐらい、相場としては10%前後だ。
早い話、もし1000円の本が1万部売れたとしても、著者の取り分は100万円程度に過ぎない。
一方、同人誌の場合、印刷費と経費を除いた全額が著者のものになる。
ちなみに、印刷費が100~200万円、イベントへの参加費・配送料や書店への配送料などの経費が20~100万円程度なので、それを引いた利益は880~700万円。
その差は歴然だろう。









●1ページ当たりの単価対決(最高値)! 商業誌:6.7円vs同人誌20.8
続いてはページ単価・価格設定の差。
たとえば一冊150~200ページの本の場合、商業誌だと800~1000円程度だが、同人誌なら1500~3000円と2~3倍の価格で売ることができるのだ。
ただし、いかに財布がゆるいオタクといえども、一冊1500~3000円というのは高く感じるらしい。
そのため、同人誌ではページ数を減らして一冊1000円以内におさえるのが一般的になっている。
【※ページ数が少ないのには他にも色々な理由があるが、長くなるので割愛】
ちなみに、同人誌の一般的な価格は男性向けのエロの場合、24~40ページで500円、48~72ページで1000円というのが相場だ。
【※支払いやつり銭のやり取りが簡単だという理由から、500円か1000円のどちらかにすることが一般的】
つまり、さらに著者にとって1ページ当たりの単価は高くなるというわけだ。

●税務署のお墨付きあり3年間で2億円! 一冊で800万円の純益!
「でも、いくら本やページの単価が高いっていっても、本当にもうかっているの?」
なんて疑う方もいるかもしれない。
そこで、証拠としてあげられるのが、まず2007年に発覚した女性向け同人誌作家の脱税事件。
この事件の記事によると、『容疑者は2003~05年までの所得が約2億円あったにもかかわらず、約2000万円と申告し所得税約6570万円を脱税』そうなのだ。
3年間で2億円だから、つまり1年で約6666万円を稼いでいたことになる。
ちなみに、この事件で話題になった同人作家と同レベルの『シャッター前』と呼ばれるサークルは、同人誌即売会の老舗『コミックマーケット(いわゆるコミケ)』では常時150~200ほどある。
つまり少なくても100人以上が同額程度を稼いでいると考えて、まず間違いはないだろう。




また、2011年3月に発生した東日本大震災に対して義援金を送る目的で発行された『東日本大震災エロ漫画家有志同人誌チャリティー』は、最終的に経費を除いた800万円もの寄付を行った。
もちろん、この同人誌の場合はいろいろと特殊で、普通の同人誌とは事情が違う。
だが、とりあえず一冊で800万円もの純益が出るという、ひとつの例にはなるだろう。

●データ販売ならさらに利益還元率よし! 同人作家はやめられない!
この他、男性向けの場合はネット上でデータとして販売する手段もある。
いつでも手軽にできるデータ販売は購入者も多く、バブル時代は紙媒体よりもはるかに多くの売上を得たサークルも多かった。
もちろん、売り上げの5~20%ほどは登録元へ支払う。
だが、印刷代やサークル参加費などもかからないから、さらに還元率は高くなる。
また、ほとんどのサークルは紙媒体と平行して行っているので、+αの収入となるデータ販売は本当においしかったらしい。
こうしたことをふまえると、いかに同人誌がもうかるかがおわかり頂けるだろう。

文/月夜
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