性と愛の研究室 - きゃらめる民族

「どこからが浮気か？」という考え方には、かなりの個人差がある。
「キスをしたら」という人や、
「実際に会っていなくてもＳＮＳやメールで愛を交わしあったら」という人、
「たとえ、身体は重ねても心がつながっていなければ浮気ではない」という人もいる。
当人がそう考える限り、どの意見も間違いではない。
しかし、法律的にはきちんとした定義がある。
今回はそうした「法的な浮気の定義」をご紹介しよう。

●何十年付き合うが恋人同士には“浮気”は存在しない!?　
法律に照らし合わせた場合、カップルの関係によって解釈が違ってくる。
まず、２人が“恋人”だった場合、相手が何をしようが“浮気”とは認められない。
法律の前では「自由恋愛の範疇」とされてしまうのだ。
たとえ、何十年付き合っていようが同棲していようがだ。
法律とは無情なものである。








●自由に恋愛に潜む落とし穴！　浮気を罰したければ婚約・結婚が必須！
だが、婚約や結婚をした途端、法律は威力を発揮する。
浮気をした当人はもちろん、浮気相手にも“慰謝料の支払い”という形で罰することができるのだ。
また、先述の同棲も結婚を前提にしていれば別、“婚約者”扱いになる。
さらに、内縁関係と認められれば“婚姻”とほぼ同等の慰謝料が請求できる。
逆にいうと、たとえ何十年同棲していても、お互いに結婚する意志がなければ、“恋人”扱いになってしまう。
「結婚するつもりだった」「内縁関係にあった」ということを相手が否定した場合、証明するのはかなり困難だ。
自由を満喫するためには、法律に頼らない強さが必要であることを肝に命じておこう。



●ＳＥＸ・フェラチオ・アナルＳＥＸをしないと浮気じゃない!?
さて、婚約・結婚をしているか、内縁関係と認められれば、「法的に罰せられる」ことはおわかり頂けただろう。
では、いよいよ本題！
何をしたら『浮気』になるかをお教えしよう。
法律的には“ＳＥＸ”と、それに準じる“フェラチオ”“アナルＳＥＸ”をした場合とされている。
したがって、前述した「キスだけ」「ネットやメールだけでの付き合い」では、浮気とは認められないのだ。
逆に肉体関係があった場合、相手に対する愛情がまったくなくても浮気と認定される。
まぁ、ＳＥＸまでしておいて「浮気じゃない」と言っても通用しないだろうが、念のため(笑)。

●風俗・売春でしたＳＥＸは浮気じゃない！（ただし他でアウトです）
ただし、たとえ肉体関係があったとしても、「浮気」と認められない場合がある。
それが『風俗』や『売春』でＳＥＸをした場合だ。
もっとも、たとえ最初は客と風俗嬢や売春婦としての関係だったとしても、店を通さずに会うなどの行為を繰り返すと『浮気』とみなされる可能性がある。
不貞行為にならないのは、あくまでビジネスライクな付き合いまでなのでご注意願いたい。
また、風俗での本番行為や売春は浮気的にはセーフでも、他の法律ではアウトとなる。
さらに、風俗遊びや売春を繰り返して、婚約者や配偶者に愛想を尽かされた場合、立派な婚約破棄や離婚理由になるし、慰謝料を請求される可能性もある。
だから、ほどほどにしておいた方がいいことは覚えておこう。

文／月夜

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