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何で大声で喘ぐの?男の知らないいくつかの女体の不思議


■女体の神秘を探る

現在、各国の様々な研究機関でセックスや女体に関する研究が行われています。性を正しくとらえることは人間という存在そのものの解明でもあり、セックスがより深くわかればより文化的に幸せな生活が送れると考えられているのです。

今回は女性とセックスに関するいくつかの不思議を考えてみたいと思います。










1.なぜ女性のオーガズムは長いのか

男性に比べて女性のオーガズムは持続的に長く続くといわれています。オーガズムを曲線で表したものを見てみると確かに早い段階から快感度が高まっており、また山や谷がいくつか存在していて小さく数度イっていることがわかります。



▲(ラブコミネットより)


なぜ男性と女性ではイキ方や時間にこれほど違いがあるのでしょうか。研究者らは様々な仮説を立てています。

ある研究者の仮説では、人間の祖先らはグループセックスを行っていてメスは多くのオスと交尾をしていたことが関係するといいます。オスは一度射精をすると興奮が醒めますが、メスは交尾後も興奮が残りその状態のまま次のオスとの交尾に臨んでいた名残なのではないかというのです。

あくまでも仮説ですが、もしそうだとしたら乱交という文化はそのころの名残なのかもしれませんね。




2.なぜ女性は大きな声で喘ぐのか

AVで女優が大きな声で喘ぐ姿を目にしますよね。あれはさすがに演技だとしても、リアルな現場でも男性より女性の方が声が出ちゃうというのはありますよね。





ある仮説によればこれもまた人間の祖先の生活が関係しているのだそうです。人間の祖先は森などで集団生活を行っていました。その中で交尾時に声を出すことで周囲に行為中であることを知らせていたのではというのです。
外部からではなくグループ内部の遺伝子を残していることを確認する意味合いがあったのではないかということです。




3.なぜ女性はオーガズムを持つのか

男性は射精のためにオーガズムが必要です。しかし女性の場合はオーガズムが絶対に必要ということはありません。実際にセックスでイケない女性も多いわけですから、女性がオーガズムを持つ理由は不可解ではあります。





様々な説がありますが、一つは精子の選択をしているのでは?という説。『ちょっと知りたい女性のオーガズムに関する6つのトリビア』でも書きましたが、オーガズムで妊娠率があがるという説があります。性行時に達することで本能的に欲しいと思った男性の遺伝子を選択しているかもしれないのだそうです。


またある説では、人間は胎児のとき同じ構造をもっておりペニスとクリトリスは同じように神経が集中しているため、女性がオーガズムを持つのは身体的な構造によるものであり、それ以上の理由はないのではないかというもの。
確かに構造上同じなので感じてイクのは当たり前ですよね。とはいえそれ以上の理由はないといわれるとちょっと悲しい気もしないでもありません。




番外.男はなぜ処女が好きなのか

昔から処女は男にとって憧れであり崇拝されており、結婚するなら処女がイイ!と言わしめる存在です。

しかしなぜ男性は処女が好きなのでしょうか?





文化によってつくられたものと主張する文化人類学者的主張と男性の本能によるものと主張する生物学者的主張の二つがあります。


前者は社会的な規範や宗教などで教育されて刷り込まれた結果ではないかという主張です。確かにキリスト教やイスラム教など世界的宗教では処女を崇高なものととらえています。


後者では男性には遺伝子を確実に残したいという本能が備わっており、確実に他人の遺伝子が入り込んでいない処女を選択するのだといいます。また配偶者防衛の意識も関係しているのではということです。





いまだ多くのことがわかっていないセックスのこと、女性のこと。各国で研究が進んでいるとはいえ、人体・女体の神秘は深く広いものです。
いつかすべてが解明される日が来るかもしれませんが、“神秘性”があるからこそ燃えるというのもあるような気がしないでもないですよね。




文・編集/麹町敏郎
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