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世界のバレンタイン事情 その2~中台編~



世界のバレンタイン第2弾はアジアから中国と台湾をセレクト! 
近くて遠い国のバレンタイン事情をお伝えしよう!

●バレンタインは関連商品が一斉値上げ! 商魂たくましい~中国~
中国のバレンタインは欧米同様に、男性から女性に花やプレゼントを贈ったり、ディナーなどをおごったりすることが一般的だ。
そのため、ほとんどの花屋やレストランは特別価格を設定し、バレンタイン前になると価格が急騰する。
しかし、すでにピークを過ぎたとはいえ中国のバブルはまだ健在のようで、バレンタイン向けの商品の売れ行きは好調で、レストランも予約でいっぱいになるだそうだ。









▼ロマンティック&実用的理由でバレンタイン入籍が流行中! 
余談ながら、最近の中国ではバレンタインに入籍するのが流行っているとか。
『北京市民生局結婚登録処』によると、2009年2月14日には2680組ものカップルが入籍したそうである。
ロマンティックな理由の他に、男性側には
「結婚記念日を忘れずにすむ」
「結婚記念日とバレンタインのプレゼントを、ひとつですますことができる」
なんて打算的な思惑もあるようだ。

▼結婚記念日を祝えないと待ち構える壮絶な恐怖!
ただし! こんな怖い話もある。
実は筆者の以前の上司はクリスマスイブに入籍をした。
そのおかげで結婚記念日は覚えていたものの、12月24日といえば、編集者にとって一年で一番忙しい時期である。
早く帰れるはずもなく、結局、帰宅したのは午前0時過ぎ。
さすがに、奥さんは先に寝たらしく、部屋には明かりがついていない。
しかし、明かりを着けた途端、目に飛び込んできたのは、部屋中に巻き散らかされたご馳走だったと思われる食べ物や、プレゼントだったと思われる包装紙。
そして、部屋の中央に無言で座る奥さんの姿だったそうだ。
きちんとお祝いができないと、奥さんの怒りも倍増されるのでご注意願いたい。



●何度も楽しめる!? バレンタインが年に3回もある~台湾~
バレンタインデーといえば2月14日に決まっている--なんて思っていたら、いや~、世界は広い!
なんと台湾には他に2つもバレンタインデーがあるのだ。
実はもともと台湾ではバレンタインとは、七夕に当たる旧暦7月7日の『情人節(恋人の日)』ことだった。
しかし、最近になって周辺の国々からバレンタインの風習が伝わり、2月14日も『情人節』と呼ばれるようになったのだ。
さらに、日本から3月14日のホワイトデーも輸入され、『白色情人節』と呼ばれている。
つまり、台湾には3つもバレンタインがあるのだ。
ちなみに、台湾は世界各国の影響を受けているため、男女どちらかが一方的にプレゼントを贈ることはないそうだ。
ただし、最近では日本をまねて女性から男性に、チョコレートを贈ることも増えているそうである。


●▼1本なら「あなただけを愛しています」 花の数に込められた愛のメッセージ
余談ながら7月7日の情人節は、男性が女性に花を贈るのが一般的だ。
そのため、7月7日近くになると人気が高い薔薇などは、値段が通常の2~4倍にも跳ね上がるそうだ。
それでも即座に売り切れるというから、どこの国でも恋する男というのは大変らしい。
なお、贈る花の本数には下記のような意味がある。

1本→あなただけを愛しています
3本→アイラブユー
11本→あなたに夢中
99本→永遠に愛しています(※999本という説もあり)
108本→結婚してください!

男性は注文するだけだからいいが、数える花屋や女性は大変そうである。

文/月夜
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