性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第１３２回

恋愛は、男子なり女子なりが、お互いを好きになり、
「好きだよ」「あたしもよ」とか言って、仲良くなって、
結ばれて、それでいいようなもんです。
まあ、失恋する場合も多いけどさ。
まあ、しかし、そんなシンプルな話でいいようなものなのですが、
実際は、なかなかこうは行かない。
その中で、かなり、そもそもシンプルな話をややこしくする
要素っていうのが、「友達関係」なのだ。
ここのところをちゃんと考えておかないと、
うまく行く筈の恋愛もうまく行かない。









■男同士の方が居心地がいい？

モテない男子を見ていると、モテない男子同士でつるんでいて、
全然、女っ気がない、なんてケースをよく見かけます。
そういう状態を長く続けると、「女なんて一緒だと気を使うし、
男同士で遊んでいる方が気が楽」っていう気持ちになって、
いよいよ「モテない男子軍団」から抜けられなくなる。
モテない同士だから、特に劣等感を感じることもなく、
女の子と付き合ってことを諦めちまえば、
かなり居心地がよかったりしてね。
まあ、誰と付き合おうが、そのヒトの勝手だから、いいけどね。
しかし、こういう状態の中で、うっかりしていると、
いろいろな問題が出てきてしまうので、
それには注意した方がいいと思う。


■注意したい「モテない男同士」のつきあい

モテない奴で、「女なんか面倒くさいや」なんて言い合っている男子同士でも、
内心は、やっぱり「可愛い彼女ができたらな」なんて思っているもので、
それは自然なことなんだけど、これが、「オレも彼女がいないんだから、
お前も彼女を作んないように」みたいな監視のし合いっこみたいに
なってしまうと、これは問題。
うちのメイド喫茶にもあったんだけど、常連同士で、「○○ちゃんを守る会」
みたいなのを結成し、お互い抜け駆けしないようにする。
なんてことが起きる。
ＡＫＢとかアイドルの追っかけでも、そういうことがあったりするらしい。
それって、「モテない奴の救済」みたいなものだけど、
女の子を付き合う勇気がない男子の「傷のなめあい」みたいなものです。
こういう連中の輪の中にはまっちまうと、いつまでも彼女は出来ない。
「しかし、それじゃあ、モテない友達との友情が壊れちゃう」
と心配するヒトもいるかもしれません。
つまり、「友情」をとるか「彼女」をとるか、ということ。
しかし、モテないグループ全員に、同時に彼女ができる
なんてことは、まずメッタにあり得ないことだから、
そんな気がねをしていては、半永久的に彼女はできない。
「友情」を大事にしたいなら、むしろ、自分に彼女が出来た時、
彼女の友達を友人に紹介するとか、そういう友情を発揮すべき。


■わかんない者同士の会話は百害あって一利なし

それから、好きな子ができると、まず、そういうモテな仲間に
相談したりする男子がいる。
すると、モテない仲間の男子も、自分がモテた経験、
女子とつきあった経験がないくせに、
「女なんてさ、所詮」とか「そういう時は、女には、こうすればいい」
とか「そいつはやめとけ」とか、余計なことを言ったりするもんだ。
これも非常に迷惑な話。
大体、女の子とろくに付き合ったことがない奴の話なんか、
たいていトンチンカンで、偏っていて、そんなことを真に受けると、
まあ、たいていダメだな。
まあ、冗談とか、話のネタに聞くのは悪いことじゃないけど、
それでも、なんとなく、仲のいい奴の話ってのは、
無意識に、受けいれてしまっていたりするもの。
これが怖い。
とにかく、モテない男子同士で恋愛に関する話はしない方がいい。
「友情」か「恋愛」か。
お互いに、彼女を作る方向で、前向きになれるなら、
「友情」と「恋愛」の二択なんてことはないんだから、
両方を欲張った方がいい。

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