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本当はエロい日本神話~イザナギとイザナミ~



10月の別名は『神無月』。なんでも10月は出雲大社でおこなわれる集会に出席するため、日本中の神さまがいなくなってしまうから、こう呼ばれているのだそうだ。
さて、そんな日本の神様方の源といえばイザナギとイザナミの二柱。
今回はこの二柱の話をしよう。

●「なりなりてなりあわぬところ」と「なりなりてあまれるところ」を合わせる
日本人ならイザナギとイザナミを知らない人がいないだろう。
だが、多くの人は子供向けにアレンジされた話しか知らないのではないだろうか?
実は原典である『古事記』には、かなり赤裸々な描写がされているのだ。
まず二柱が初めて会った際、イザナギはイザナミに向かって、「あなたの体はどんな風にできているんですか?」と尋ねる。
ほとんど異性に興味を持ち始めた小学生のノリだが、イザナミは嫌な顔もせず「私の体にはひとつだけ足らないところがあります」と答える。
それに対しイザナギは「私の体にはひとつだけ余っているところがあります。私の余っているところと、あなたの足らないところを合わせてみたらどうでしょうか?」と誘うのだ。
これまた人間のティーンとかわらないノリだ。









●カササギの交尾を見てやり方を知った二柱
さて、こうして二柱は天御柱をそれぞれに別の方向から回り、出会った地点で結婚することにする。
しかし、なにしろ二柱とも初めての経験だ。
どうすればいいのかわからずモタついていると、そこへちょうど飛んできたカササギの番【つがい】が交尾を始める。
それを見て二柱はSEXのやり方を知ったという。



だが、この時のSEXで産まれたのは、骨のないグニャグニャのできそこないの神ヒルコ。
その理由を偉い神に尋ねたところ、天御柱を回って出会った際、女性であるイザナミから先に声をかけたせいだという。
女性から声をかけたらいけないだなんて男尊女卑の極みだが、神話の時代ではいたしかたない。
そこで二柱は結婚式をやり直すことにして、今度は男神であるイザナギの方から「なんて素敵な乙女なんだ!」と声をかけ、イザナミは「なんて素敵な男性なの!」と答える。
こうして正しい儀式を終えた後、二柱はヤリまくってたくさんの国や神を産んでいくのだが…。
火の神カグツチを産んだイザナミは女性器に大ヤケドを負い亡くなってしまうのだった――。

さて、この後もけっこうエロさを感じるエピソードがあるのだが、今回はここまでとしよう。
もし興味がある方は、ぜひリンクにも目を通して欲しい。

文/月夜

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