何を隠そう私は「お化け」が好きだ。いいや、好きというより、もはや生活の一部と言ってもいい。1日の8割はお化けについて考えている。そんな私が、東京に来たら絶対に行きたいと思っていた場所がある。それは「調布」だ。ご存知の方も多いだろうが同市は、あの『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる大先生が住んでらっしゃる土地。
お化け好きにとっては水木先生と同じ空気を吸えるだけでもう、調布に行く意味があるのだが……せっかくなので深大寺門前の『鬼太郎茶屋』で水木ワールドに包まれてみた！ スタッフさんイチオシの、茶屋内喫茶で食べられる妖怪メニュー5品を紹介するぞ。
店員のお姉さんに「どれが一番人気ですか」と聞いてみたところ、「コレですね」と即座に指をさし、教えてくれたのは『一反木綿茶屋サンデー』。さっそく食べてみよう！
敷き詰められたコーンフレークの上にアイスクリームがもっさり。トッピングされているのは、あんことサクランボなどのフルーツ。そして一番のテンションアゲアゲポイントは、ふるっふるの一反木綿型寒天！
鬼太郎好きは、これを見ただけで胸いっぱい、お腹いっぱいになること間違いなしだ。抹茶ソース、もしくは黒みつソースをかけて食べるとおいしさがアップするぞ。
見た目よし、味よしで文句なしの一品。甘いものをガッツリ食べたい人におススメだ！
二番人気は、『カベオーレゼリー』らしい。「カベオーレ……？」なにをもってカベオーレという名にしたのか、パッと見ただけではわからない。ソフトクリームの周りにコーヒーゼリーが乗っているだけではないのか。
でも、ここで焦らず、じっくりとコーヒーゼリーを観察してほしい。「むむ……もしかして……ぬりかべ？」そう実は、コーヒーゼリーが『ぬりかべ』の形をしているのだ！ ぬりかべと言えば鬼太郎の仲間で、人の前に立ちはだかる力強いイメージだが、この『ゼリーぬりかべ』はプルっプルで可愛すぎるぞ！
「これも定番の人気商品です」と紹介されたのは『ゲゲゲラテ』と『妖怪抹茶セット』！
ラテの上にココアパウダーで鬼太郎が描かれていて、とってもキュート。目玉おやじ、ねずみ男バージョンもあったぞ。抹茶セットは外国人に人気なんだとか。
そして、私的ベストは『ぬり壁のみそおでん』。お化け好きの間では定番と言えば定番の一品だが、やはりはずせない。コンニャクでぬりかべを作るなんて、考えた人は本当天才だな！ コンニャクはぬりかべを作るために生まれて来たんじゃないかと思えてきちゃうほどパーフェクトな見た目。完璧だ。
鬼太郎茶屋特性のみそを付けると美味しさ100倍だぞ！
──以上5品を紹介してみた。気になるものはあっただろうか。お化け好きだと、このエリアはディズニーランドの如く楽しめることは当然だ。しかし敢えて「そんなにお化け好きじゃないし……」という人にこそ行ってもらいたい！
熱く語るつもりはないが、お化けは日本という地を豊かにしてくれた一つのアイテム。この鬼太郎茶屋はそれを楽しく体感できる場所だぞ。ぜひ、日本全国民に足を運んでもらいたい！
店名 鬼太郎茶屋
住所 東京都調布市深大寺元町5-12-8
時間 10:00～17:00
休日 月曜日
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