‟自撮り” や ‟セルフィー” という言葉が聞かれるようになってしばらく経つが、いまだにその人気は衰える気配がない。それどころか、少しでも刺激的な写真を撮ろうと危険な場所やポーズで撮影して、事故につながるケースも増えている。
そんな人達が、アメリカの国立公園でクマと自撮り写真を撮りたがるため、なんと公園が一時的に閉鎖してしまったというのである!!
‟自撮り” や ‟セルフィー” という言葉が聞かれるようになってしばらく経つが、いまだにその人気は衰える気配がない。それどころか、少しでも刺激的な写真を撮ろうと危険な場所やポーズで撮影して、事故につながるケースも増えている。
そんな人達が、アメリカの国立公園でクマと自撮り写真を撮りたがるため、なんと公園が一時的に閉鎖してしまったというのである!!
米コロラド州のデンバーにあるウォーターソン・キャニオンには、野生のクマが生息しているのだが、クマと自撮りで記念撮影しようとする人が後を絶たないというのだ。
余談だが、筆者がカリフォルニア州のセコイア国立公園に行った時に、あまりにも近くにクマが現れてビビってしまったことがある。一緒にいた友人が、クマの顔を正面から撮影しようと必死で口笛を吹いて気を引こうとするので、「頼むからやめてくれ~!」と止めたのだ。クマに突進して来られでもしたら、たまったものではない。
きっと、そんなノリでクマに近づき自撮り写真に収めて、SNSに投稿したいという人がたくさんいるに違いない。
そんな事態を重く見た公園当局が、安全措置のために、ついに公園を一時的に閉鎖することを決定したのである。自然保護官のなかには、クマに10フィート(約3メートル)の距離まで近づき、自撮りしようとしていた観光客を見たことがある人もいるという。
ほとんどの人が自撮り棒を使用している模様で、やはり、少し離れた距離でクマと一緒に撮影するには便利なようだ。
当初は、2匹の子グマを連れた母親クマが、冬眠前の食糧探しでキャニオンを活発に行き来するため、2015年8月28日に公園が閉鎖された。しかし、安全を考慮せずにクマと自撮り撮影しよう人が続出したこともあり、今のところ開園日は未定だそうだ。
のっそりと歩いているクマを見たら、「ちょっとぐらいなら……」という気持ちになってしまうのかもしれないが、野生動物は急に襲い掛かってくることがあるため、十分に注意が必要だ。事故が起きてからでは遅いので、事前に公園を閉鎖した当局の判断は正しいと言えるのではないだろうか。
参照元:Twitter @Denver Water、Mashable、abc7 NEWS(英語)
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