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専門家が食で語るアンチエイジングセックス3つのポイント


■より良いセックスのために


充実したセックスライフを送るためには何よりも健康的な身体が大切です。そしてその健康的な身体を作り上げるのが食事や日々の生活習慣でしょう。


今回はイギリスのある女性博士の提唱する「アンチエイジングなセックスライフの3つのポイント」をご紹介していきます。









セシリア・トリギアー博士はロンドンでクリニックを経営し25年もの間、数百件以上の夫婦間の性的な問題に取り組んできた人物。

アンチエイジングの専門家でもある彼女はこう言います。

「セックスを定期的にしてきた、しているカップルは年齢よりも若く見える傾向があります。セックスは健康状態を測定するのにとても正確な目安となるでしょう」



さらに彼女はセックスをするカップルのある特徴を述べます。


「良くセックスをするカップルに共通するのは栄養価の高い食事を摂っていることです」


つまりセックスとは健康バロメーターであり、そしてセックスを楽しむカップルは栄養を十分にとっているというのです。







食事とセックスというのは以前から密接な関係があることは知られていますが、博士はよりわかりやすく3つのポイントとしてこう説明します。





1.脳を活性化させる

博士はまず最初にドーパミンを出やすくする食事が大切だと説きます。

快楽ホルモン、ヤル気物質などの異名を持つドーパミン。性的興奮やオーガズムにおいてもトリガーとして重要な役割を果たす物質と言われています。


・アミノ酸

ドーパミンの生成にはアミノ酸が必要です。ですのでより多くアミノ酸を含む食品を摂取することが大切になります。

例えば赤身の肉(牛肉)、魚、卵、チーズ、大豆、牛乳、バナナ、小麦などに含まれているようです。


・ビタミン

またビタミンB6の摂取も必要です。ビタミンB6は脳内での情報伝達を行う神経伝達物質の合成に必要とされているのです。

野菜類や果物、例えばスイカなどはビタミンCも摂れて良いとのこと。


・スパイス

そして適量のスパイス類もドーパミンレベルを上げるのに役立つのだそうです。めちゃくちゃ辛いカレーを食べると頭がボーっとすることがありますが、あの状態がいいとかなんとか。

バジル、黒コショウ、唐辛子、クミン、ニンニク、生姜、マスタードシード、ローズマリー、ゴマ、タラゴン、ターメリックなどなど、世にあるスパイスのほとんどが良いのだとか。



・アルコール

適量のアルコールもドーパミンの放出には良いとのこと。例えば食前酒程度の量ならば気分をリラックスさせて程よい興奮状態にもっていけるのだそうです。




2.体内のホルモンバランスをとる

体内ホルモンのバランスはセックスライフに大切と博士は言います。

体内には様々なホルモンが分泌されていますが、このバランスが崩れるとアンチエイジングや性生活に悪影響を及ぼします。


・アルコールの過剰摂取はNG

適量のアルコールは良い、と前述したばかりですが飲みすぎはNGとのこと。食前酒程度なら良いようですが、飲みすぎるとエストロゲンやテストステロンの生産を阻害し、ホルモンバランスを崩すことになるのだそうです。



・喫煙はやっぱりダメ

血流をや肺機能を悪くするのでセックスには良くない喫煙。ホルモンバランス的にもエストロゲンのレベルを減少させることがあるそうでオススメはできないとのことです。



・亜鉛を適量摂る

昔から牡蠣がセックスに良いとされていますが、それは牡蠣に亜鉛が含まれているからです。亜鉛はセックスに良い効果をもたらすテストステロンというホルモンの生成を助けるそうです。
そのため博士は亜鉛を「セックスの媚薬」とまで言っています。

他の亜鉛が含まれている食品は肉、卵、魚介類、豆腐などで、コーヒーなどカフェインの多量摂取はテストステロンの減少を促すためいけないとのことです。


・DHEA(ジヒドロエピアンドロゲン)

このホルモンは副腎や性腺で生産されるホルモンで性行動と性反応を支配する中枢を刺激するものとされています。最近では最も性的興奮・性感を高めるホルモンの一つと考えられていて研究が進められているようです。

25歳前後が最も生産されやすいピークとのことで、それ以降は徐々に生産性が落ちていくとのこと。

DHEAを高める食品は脂ののった魚、例えばサケやイワシが良く、ほうれん草などの緑黄色野菜も非常に良いとのこと。イメージとしては「良い脂肪を身体に増やす」ということのようです。またスパイス類も副腎を刺激して良いとのこと。



3.スタミナ・エネルギーを高める

セックスはスポーツと一緒でエネルギーやスタミナを必要とするものです。いつまでも性的なマラソンを続けるのならばやはりそれらを十分に蓄えなくてはいけないと博士は考えます。


・HGHヒト成長ホルモン

骨や筋肉を作り、アンチエイジングに最も重要視されているのが成長ホルモン。効率的に摂取すれば肌や爪も綺麗になり、髪の毛も生えてくるかも?だそうです。

食品としては牛肉、魚、鶏肉などから良質なタンパク質を摂取するか、アルギニンのサプリメントなどもいいかもしれません。



・甲状腺ホルモン

エネルギーの代謝や酸素消費を効率化してくれるのが甲状腺ホルモン。セックスをスポーツと考えるなら絶対に見逃せないのだそうです。

食品としては昆布、ワカメ、カキ、アサリ、マグロなどの海産物が良いそうです。


・エネルギーの生産、疲労回復

疲れた体にはビタミンB!というのはよく聞く話ですが、セックスでももちろん重要なビタミン。

エネルギーの生産を助け、疲労蓄積を緩和する働きがあります。

アボカド、鴨、仔羊、サツマイモやヒマワリの種などに豊富に含まれており、効率的に摂取できるそうです。








脳を活性化させ、ホルモンバランスを取り、スタミナ・エネルギーを蓄える。なんだかまるでアスリートのような感じですけど、確かにこの3つのポイントを押さえればセックス関係なしに健康的でアンチエイジングでいられそうです。


健康的な身体でいつまでもセックスを楽しめる、そんな人生送ってみたいものですね!



文・編集/麹町敏朗
(ツイッター再開しました→@TK_liberta
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