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男にとって何となく特別な存在“精子”に関する5つのこと


■精子に関するあれこれ

みなさんはこれまでの人生の中でオナニーをして精子を溜めたことはありますか?私はないのですが中学時代に友人が牛乳パックに溜めていて「1本分溜まった!」なんて喜んでいたことがあります。
匂いやら何やら、人のものですしとにかく想像をしたいとも思わなかったのですが、何故か子供心に「こいつやりおる」と関心したものです。

男にとって精子というのはすごく大切な存在。だからこそバカげた挑戦にもある種の感動を覚えるのでしょう。


今日はそんな男にとって大切な精子に関するいくつかの話題を。









■精液の構成
射精された白濁の液は3割が前立腺液で7割が精嚢分泌液とされており、それらが混ざった中におたまじゃくしのような形をした精子が泳いでいます。

前立腺液には弱アルカリ性に維持し精子の生存を助けるためにクエン酸が含まれています。またセリンプロテアーゼという物質により精液をサラサラにし受精をさせやすくする作用があるそうです。

精嚢分泌液には果糖が多く含まれ、精子の運動エネルギーとなっているそうです。

精子自身は95%がタンパク質でできているとのこと。



■精子に栄養価はあるのか
精子を飲むと健康になれる、美容にいい、高タンパク低カロリーなどという話がありますが実際にはどうなんでしょうか?

精子には以下の栄養素などが含まれているといいます。
カルシウム、クレアチン、マグネシウム、フォスフォラス、ポタシウム、ビタミンB12、ビタミンC、亜鉛

また先にも書きましたが精子の95%はタンパク質でできているといいます。さらに体内に吸収されやすいものでカロリーも一回の射精量で15キロカロリー程度とのこと。

一説には同量の牛乳よりも栄養価が高いとかなんとか。。。




■精子の匂い
精子の匂いの表現として「イカ臭い」なんていいますよね。

イカ臭いというのは実は精子の匂いではないと言います。陰部周辺の恥垢や老廃物の腐敗臭があの匂いの元で、精子の匂いとは別物だそうです。

では精子の匂いは一体何なのか?
精子のタンパク質を構成するアミノ酸の80%はアルギニンと言われています。市販のアルギニンの粉末を匂ってみるとわかるのですが、これがかなり精子の匂い。もしかしたらあの独特の匂いはアルギニンが担っているのかもしれません。



■精子の匂いや味を変える方法
パートナーに精子を飲んでもらいたい、でも味や匂いが苦手って言われる・・・そんな悩みを持っている人も中にはいるかもしれません。ならばいっそのこと匂いや味を変えてみるのも手かもしれません。

精子の匂いや味は食べ物によっとある程度変える事ができると言います。BBCが行った調査によると

シーフードを食べ続けた男性の精子
→魚のような味がする

果物や野菜を食べ続けた男性の精子
→やや軽い匂い、味になった

といった結果がでているそうです。
体臭も食生活によってある程度変える事ができるわけですが、体内で生産される精子もまた、食生活によってある程度は変える事ができるのです。





■精子も老化する
歳をとると頭がハゲてきたり、肥満になったり、骨が脆くなったりと徐々に老化していくもの。もちろん精子だって老化をするのです。

欧州での調査では45歳以上の男性の精子は20代の男性の精子に比べてDNAの損傷が2倍以上確認されたそうです。またアメリカの研究では高齢男性の精子では受精率の低下や生まれた子供が小人症になる確率があがるという報告があるようです。

子供を作るなら若いうちのほうがいいのかもしれませんね。



男にとってなんとなく特別な存在である精子。しかし特別であるがゆえに意外とその素顔はわからなかったりするものです。この記事で知識や興味を多少でも得ていただき、みなさまにとって精子がさらに特別な存在になっていただければ何となく嬉しいです。


文・編集/麹町敏郎


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