性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子クイズ】第９１回

たしか僕の記憶だと、ラブコメマンガっていうのが、
少年誌で、多く登場し始めたのは、１９８０年ころから
だったと思います。
多分、よく知らないけど、少女マンガの方は、
昔っから、ラブコメってあったと思うのですが。
少年誌は、１９８０年ころ、今から３０年前くらいだな。
今日は、そんなお話。








■ラブコメの御三家は

１９８０年頃、少年誌にラブコメが登場し始めた頃、
主に活躍していたのが、次の３人のマンガ家。
まあ、言わば、ラブコメ御三家っていうとこですね。

「柳沢きみお」
代表作は、「翔んだカップル」（１９７９年より連載開始）
このヒト、のちのちは、ちょっとシリアスな大人向け
マンガ路線に転向してしまった。「特命係長只野仁」も、
このヒトの作。
「翔んだカップル」は、当時すごい人気で、テレビドラマ化も
された。ヒロインの山葉圭役は、当時、美少女タレントとして、
人気だった桂木文（なつかしいのう、あとで脱いだりしちまったが）。

あの柳沢慎吾が、主人公カップルの同級生役で、
メジャーデビューしたのも、このドラマ。


映画も作られて、こちらのヒロインは、あの薬師丸ひろ子で
あったぞよ。



「高橋留美子」
代表作「うる星やつら」「らんま１／２」「めぞん一刻」
「うる星やつら」は、１９７８年から連載開始。
高橋留美子は、ＳＦっぽかったり、伝奇にひっかけたりと、
作品の幅が広いけど、基本、ラブコメ的要素が
どの作品にも盛り込まれている。

「あだち充」
代表作「タッチ」（１９８１年連載開始）「陽あたり良好」「みゆき」
「タッチ」があまりにも人気があり、また、このヒト、
人物の顔が、どのマンガも同じみたいに見えるので、
他の作品が、あまり取り上げられることがないのだが、
結構、このヒトの描くヒロインには、根強いファンがいる。

テレビドラマ版の「陽あたり良好！」

この３人が、少年マンガラブコメの御三家、始祖と言えるのでは
ないでしょうか。少年マンガラブコメは、このヒトたちが
始めた、と思います。
ね、１９８０年前後に集中しているでしょ？
１９８０年ごろが、ラブコメマンガがものすごく現れた時期だったんです。
つまり、今から３０年前くらい。
つまり、今、４、５０のおっさんが、胸をときめかせて、
「南ちゅああん」とか言っていたんだ。
試しに、そこらのおっさんに聞いてみるといい。
きっと、盛り上がるぞ。

■大体がヒロインは、可愛くて完璧な優等生

まあ、いろいろとラブコメにもバリエーションがあるのですが、
「タッチ」の朝倉南に象徴されるように、
大体が、ヒロインの女の子は、美人で可愛くて、性格が良くて、
優等生で、誰にも憧れられるような存在。
それが、なぜか、ダメダメな主人公のことを好きになってしまう
というストーリー設定。
御三家ではないが、「かぼちゃワイン」なんかもそうだった。
つまり、普通の男子が、「そんなことあり得ないよなあ」ということが、
ラブコメマンガ上では実現してしまうのだ。
いいよなあ、実際にそんなことがあったら。

かぼちゃワイン、熊田曜子がでている！




■昔も今も

今のラブコメっていうのはもっと進化していて、
朝倉南のような、完璧なヒロインというより、
もっと、なんかコンプレックスがあって、
欠点があるヒロインとか、
集団で、いろいろなタイプの女の子が出てきたりする感じに
なっていたりするけど、「女の子が、主人公を好きになる」
という大原則は皆踏襲している。
基本は、「女の子の方が片思い」
これって、男子の夢なんだな。
しかも、ラブコメマンガっていうのは、女の子とも、
話題が盛り上がりやすい分野だから、
ぜひ、いろいろ読んでおくといいかもよ。
僕も、ひさしぶりに、昔のラブコメでも読んで、
なごもうっかなっと。




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