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キスでガンになる?男性はオナニーでガン予防




 性行為について、専門家によって様々な研究がされています。
 また、こうした研究によって、近年ではガンなどの病気との因果関係なども分かってきました。
 日本だけでなく、世界的に増加傾向にある男性の『前立腺ガン』、そして、日本でも若い女性に増加しているのが『子宮頚ガン(しきゅうけいがん)』です。
 近年の研究から、この子宮頚ガンの原因となるのは『HPV(ヒトパピローマウイルス)』であることが分かってきました。
 今回は『前立腺ガン』『HPV』のお話です。









【ヒト・パピローマウイルス(HPV)】




HPVの電子顕微鏡写真


 HPVとは?
 子宮頸ガンはその他のがんと異なり、原因が解明されている。
 子宮頸ガンの原因は、ほぼ100%がHPVというウイルスの感染であることが明らかになっているのだ。
 子宮頸がんの原因である発ガン性HPVは、皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、多くの場合、性交渉によって感染すると考えられている。
 またHPVは、『すべての女性の約80%が、一生に一度は感染している』と報告があるほど、ありふれたウイルスだ。
 このため、過去に性行動のあるすべての女性が、子宮頸ガンになる可能性を持っている。

 そして、スウェーデンの研究チームによって、子宮頸ガンだけでなく、口腔(こうくう)ガンや咽頭(いんとう)ガンも、HPVによって引き起こされる可能性があるとする論文が発表された。
 これらのガンは、性行為やディープキスを通じて広まりつつあるという。

 口腔ガンのリスク要因には、『喫煙』『飲酒』『ビンロウの実をかじる(*意味は最下部【マメ知識】を参照)』等が知られているが、スウェーデンの研究チームは今回、各種データを分析し、リスク要因にHPVを新たに加えた。

 口腔ガンが増加する背景には、性行動の変化があると見ている。
 例えば、互いの性器を愛撫し合うオーラルセックスは、昔に比べて一般的になった。
 セックスパートナーの数は増え、初体験の年齢も早まった。
 これらはすべて、HPVに関連した口腔ガンと結びついているという。
 実際の調査でも、ディープキスが口からのHPV感染リスクと関連するらしい。
 このリスクは、オーラルも含めた生涯のセックスパートナーの数に比例して、増加することが示されたという。

 つまりHPVは子宮頸ガンだけでなく、口腔ガンや咽頭ガンのリスク要因にもなっているのだ。
 この予防法として、2008年より米国テキサス州では、主に子宮頚ガンの原因となるHPVの予防接種を、11~12歳の女子に義務化した。

 ただし、このワクチン接種の義務化については、副作用の問題などから、今でも賛否両論がある。
 だが、どのようなワクチンでも、一定の割合で副作用は起こるとされている。

 専門家によれば、日本でも近年、20代~30代の子宮頸ガン患者が急増し、30代の死亡率はこの10年で2倍になった。
 このことから、『性交渉経験が無いうちに、ワクチン接種をすることが重要!』という認識が広まり、小学校高学年から中学生の女子への予防接種が増えている。



【増える前立腺ガン
 1位の肺ガンに次いで2位・・・】





男性の各ガンの毎年の発症数(日本)


 男性の前立腺ガンは、世界的にみた場合、非常に発症頻度の高い疾患といえる。
 黒人、白人に発症頻度が高く、米国においては男性のガンの中で罹患数1位、死亡数2位と、もっとも多いガンのひとつである。
 日本においては、前立腺ガンはあまり多くみられるガンでは無かった。
 しかし近年、もっとも増加しているガンとして注目されている。
 1975年には2千人程度だった患者数は、2000年には約2万3千人、2020年には7万8千人以上になるとみられている。
 前立腺ガンの死亡率は、2000年に比べて、2020年には約2.8倍に増えるらしい。
 現在、ガンによる死亡者数の1位が肺ガン、それに次ぐ罹患数になるとの予測だ。



【オナニーでガン予防?!】




男性用のオモチャ!通称オナホール


 豪州の研究者は、前立腺ガンを煩った千人以上の男性と、健康な男性1250人に、自身の性的習慣について質問し、その調査をまとめた。
 その結果、20歳~50歳の男性のうち、最も射精をしていた人たちが前立腺ガンを患っていないことがわかった。

 中でも20歳代の男性は保護効果が高く、一週間のうちに5回以上射精した男性は、その後の人生において、そうでない人よりも発症率が3分の1程度となっていたらしい。
 つまり、この研究者によると、定期的にマスターベーションを行い射精をすることによって、前立腺ガンを患うリスクを減らすことができるというのだ。

 原因は、男性が定期的に射精を行わない場合、発ガン性物質が前立腺に蓄積していき、やがてガンを発症するのだという。
 だが、射精をすれば良いというわけではない。
 女性との性交の場合は、前述したHPV等のウイルスや、他の感染症にかかる可能性があるため、同じような保護効果は得られないという。

 つまり男性の場合、セックスはガンのリスクを高めるが、オナニーには前立腺ガンの予防効果があるというのだ。



 以上の事から、HPVのワクチン接種は、子宮頚ガンだけでなく、口腔ガンや咽頭ガンにも予防効果があることが分かりました。
 また、専門家によると、HPVは、互いの性器を愛撫し合うオーラルセックスや、ディープキスでも感染する場合があるようです。
 キスでガンになる・・・という訳ではありませんが、粘膜の接するディープキスでは、HPVに感染するリスクがあり、『将来、ガンになる可能性はゼロではない』ということでしょうか。

 日本でも、20代~30代の子宮頸ガン患者が増えており、この世代よりも若年層へのワクチン接種が増えてきました。

 HPVのワクチン接種には、専門家の間でも副作用等に賛否両論があるようですが、今のところは『性交渉経験が無いうち(主に十代前半)に、ワクチン接種する』くらいしか予防手段が無いようです。

 男性の前立腺ガンも、日本では増える傾向にあり、専門家は警鐘を鳴らしていました。
 これらの調査だけをみると、セックスではガンのリスクを高めるようですが、逆にオナニーでは一定の予防効果があるようです。
 ですが、昔から『過ぎたるは及ばざるが如し』と言いますから、やり過ぎには注意が必要かも・・・。

 また、リスクばかりを考えていては、ステキなパートナーを探そうにも、前に進めません。
『こういう事もあるのか・・・』と皆さんの頭の隅に置き、参考にしてもらえればと思います。


<すすきタルン>



【マメ知識・・・ビンロウの実をかじる】

*以下は本文と関係ないので、興味のある方は読んで下さい



ビンロウの実を、キンマの葉でくるんで噛む
 赤く塗りつけてあるのは石灰



 日本では聞きなれない『ビンロウの実かじる』ですが、ビンロウとはヤシの木の仲間で、東南アジアが原産地です。
 この実を口に入れて噛む習慣が、インド、マレーシア、台湾など、東南アジア地域周辺に広くみられます。
 中国語では『ビンラン』とも呼ぶようでした。

 この実を『キンマの葉』『石灰』と混ぜて噛むのです。
 一定時間ガムのように噛みながら、時どき赤い唾を吐くのです。
 小生が若い頃にアジアを放浪していて、コレを最初に見たときは驚きました。
 ミャンマーの長距離バスで横に座ったオジサンが、前の座席のネットにビニール袋を引っ掛けて、コレをやっていました。
 時おり、血の様な赤い唾を袋に吐いて、変な臭いがします。
 また、コレをやる人の歯は真っ黒でした。

 喫煙と同じように嗜好品で常習性があるようで、後で道を歩いていて良く見ると、街の道路には赤い唾を吐いた後がいくつもありました。
 小生はもう長いこと非喫煙者なのですが、喫煙する人に聞くと、
『オレも最初は見ていて気持ち悪いと思ったけど、タバコを吸う人がコレをやると、アレ?ちょっと不思議な味だな・・・と思うよ』
と言ってました。

 喫煙者が何度か経験すると、日本人でもハマる人がいるそうです。
 ですが、独特の赤い唾を何度も吐き出すのと、歯が黒ずんでくるのに抵抗がある人も多いと聞きました。
 石灰の作用で歯が強くなるといわれているそうですが、実際には分かりません。

 また、ビンロウは胃腸障害や寄生虫駆除にも効果があるとか、キンマには健胃や去痰の作用があると言われています。
 いずれにしろ、口の中が真っ赤になり、歯も黒くなる事から、当時の若い人でもコレをやっている人は、あまり見かけませんでした。
 そして、さらにはガンのリスクもあるとなると・・・。

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