性と愛の研究室 - きゃらめる民族

同じ会社に勤務する女性から、愚痴をこぼされた経験のある人は多いでしょう。せっかく話を聞いてあげるのなら、単なる同僚としてだけでなく、男としても最善の対応を心掛けたいところです。そこで今回は、10代、20代の独身女性439名に聞いたアンケートを参考に、「同僚女性の気持ちをつかむ！仕事の愚痴の上手な聞き方」をご紹介します。

• 【１】「うんうん、そうだったんだ」と、まずは口を挟まずに最後まで話を聞く

  「ただ話を聞いて、横で頷いてくれるだけでいい」（10代女性）というように、愚痴を聞いてもらえるだけで安心する女性は多いようです。たとえ「話が長いなぁ…」と思っても、顔には出さずに、ひととおり耳を傾けてあげましょう。

• 【２】「よく頑張っていると思うよ」と、長所や努力したことを褒める

  「へこんでいるときは、どんな小さなことでも評価されると、立ち直れそうな気がします」（20代女性）というように、弱っているときの称賛の言葉は、元気回復の特効薬になるようです。「業務メールが丁寧だねって課長が言ってたよ」などと他人の言葉を借りると真実味が増すでしょう。

• 【３】「大変だったね」と、親身な態度で同情を示す

  「辛い境遇にいることを誰かに分かってほしい…」（10代女性）というように、相手の立場に共感を示すだけで、追い込まれた気分がラクになるようです。問題への直接介入は無理だとしても、気持ちだけでも味方になってあげましょう。

• 【４】「俺も似たようなヘマをしたことがあるよ」と、過去の失態を打ち明ける

  「ありえないミスを悔やんでたけど、心が軽くなりました」（20代女性）というように、自信をなくしている同僚を勇気づけるには、みずからの苦い思い出を明かすのもよさそうです。「でも、今となっては成長するきっかけだった」と総括すれば、少しは前向きな気持ちになってもらえるでしょう。

• 【５】「実は俺も嫌なことあってさ」と、自分もぶっちゃける

  「一方的にネガティブなことを言いまくるのも悪い気がして…」（10代女性）というように、相手が引け目を感じている様子であれば、いっそ「愚痴大会」に参加してあげるといいでしょう。ただし主役の座を奪うのではなく、「相手に語らせる」のを基本とする必要はありそうです。

• 【６】「それはヒドいな！」と、わがことのように怒って気持ちに寄り添う

  「一緒になって部長の悪口を言ってくれたので、気分が晴れました（笑）」（20代女性）というように、「仮想敵」に向かって憤ってあげるのも、ときには救いになるようです。まるで自分のことのようにブチ切れまくる姿を見せれば、相手も冷静さを取り戻してくれるでしょう。

• 【７】「パーッと飲みにでも行こうか！」と、気分転換に付き合う

  「飲んだりカラオケで歌ったり、ストレス発散に付き合ってくれたら嬉しいですね」（20代女性）というように、言葉で慰めるだけでなく、職場の外へ連れ出してあげるのもいいかもしれません。会社でない場所なら、相手も開放的になって、本音を言いやすくなるでしょう。

• 【８】「素直に受け止めようよ」と、納得がいくような指南をする

  「第三者の意見だからこそ、気づかされることが結構ある」（10代女性）というように、的を射た助言をするのであれば、聞く耳をもってもらえる可能性があります。ただのお説教になると逆効果なので、慎重に言葉を選びたいところです。

• 【９】「こうしたらどうかな？」と、解決策を一緒に模索する

  「そこまで考えてくれるの？と思ったら、すごく頼もしい男に見えてきた（笑）」（20代女性）というように、相手の身になって対処法を探るのも感謝されそうです。役立つアドバイスができると同僚が助かるだけでなく、自分自身の株も上がるでしょう。

女性が本音を明かしてくれるということは、それだけ心を開いてくれている証拠なので、愚痴を聞く機会をきっかけに、同僚以上の親密な関係を築いてみてはいかがでしょうか。（空知まり）


【調査概要】
期間：2014年12月1日から8日まで
対象：合計439名（10代、20代の独身女性）
地域：全国
方法：インターネット調査
Photo：All images by iStock
最終更新日：2016年1月27日（水）

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