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セックスを楽しめ!アメリカ最古のセックスマニュアル本が推奨



300年以上前に出版


■「処女こそ女の誇り」の時代


皆さん、セックスを楽しんでますか?
「セックスを楽しめ!」と300年以上も前の人が言っております。











今年1月、イギリスでとあるセックスマニュアル本が競売にかけられました。



「Aristotle's Complete Master-Piece, In Two Parts; Displaying the Secrets of Nature in the Generation of Man, a sex manual」

著者はウィリアム・サーモン氏。(「アリストテレス」記述があるが実際にはアリストテレス氏ではない)

もともと1684年にイギリスで出版されたこの本は大西洋を渡り、82年後の1766年(アメリカ独立の10年前)にボストンで復刻出版されました。
アメリカ初のセックスマニュアル本です。
当時アメリカ北部でもっとく広く流通した出版物の一つでありました。

このほどこの本の内容が紹介され、話題となっています。




書かれていることの多くは科学的根拠が欠けていたようです。

たとえば、もし女性が不倫して妊娠した場合、獣のように毛に覆われた乳児や、シャム双生児(結合双生児)を出産する可能性がある、という記述があります。

17世紀に書かれたということで、清教徒時代を反映した記述も見られます。
当時、「処女は女性の自慢であり誇り」であり、結婚するということは男と女の中間的存在になることを意味していたようです。
また、混沌と快楽の渦巻く世界においては、悔い改めなければ、身体の疾患、集団結核、魂の永遠的破滅をもたらすとされていました。




それでもいくつかの記述は、驚くほどに進歩的だったと評価されています。

そのうちの一つは、「妊娠を目的としてセックスを楽しむことは女性にとって有益なことである」というもの。
セックスマニュアル本は、「男も女もセックスも楽しむべき」と推奨していたのです。

たしかに、セックスは楽しくなければ愛も深まりません。
性に厳しい時代の人ですらそのように言っているのですから、我々もますます、「楽しいセックス」を研究していかなければなりませんね。

文・絶頂パンダ

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