性と愛の研究室 - きゃらめる民族

メイド喫茶元オーナーの【女の子のそこのところ】第２１５回

彼女ができない、女の子と仲良くなれない、
で、悶々と悩むうちに、もう面倒くさくなって、
「最初っから、女の子と付き合おうと思わなければ楽じゃん」とか
「三次元はダメ！二次元だったら、自分の好きに出来るから、
僕は二次元ね」とか、いろいろ、理論武装して、
現実に立ち向かわないで済むように画策する。
まあ、これを現実逃避、というんだけど、実際につき合ってみると
女の子っていうのは、そんな難攻不落のラスボスでもないんだけどな。
ただし、女の子が、男子を好きになるプロセスというのを理解しないで
突っ込んでいってもダメ！ということが多いし、そこは、コツひとつ、
考え方ひとつなんですけどね。
ということで、バレンタインデー前、なんの当てもなかったり、
ものすごく勇気を出して、告ったのに、ふられて涙目、というヒトに、
女の子のそこんところ、を今回は特別大公開です。









■男は、ただ「好き！」「エッチしたい！」かもしれないけど

恋愛ベタ、女の子にふられてばかりいる男子っていうのは、
はっきり言って、策がないヒトが多い。
つまり、特定の女の子を好きになってしまうと、
ただただハアハア言うばかりで、もう告るだけでアップアップ。
なんにも考えないで、「好きです！」とか言ってしまう。
いや、「好きです！」と言える奴は、まだましな方なんで、
僕の知っている大部分のダメ男は、それさえもできずに、
女の子の後をつけてみたりして「ストーカー」扱いされ、
きもい！とか言われちゃったり、
「好きだけど、告ってふられたら気まずいんで、遠くから、
彼女を見守ってるだけでいいんです」とか紳士ぶって、
結局は、「きもい！」とか言われちゃったりしています。
で、こういう時、男子というのは、「自分がイケメンじゃないからだ」
とか「自分がダメ男だからだ」とか考えがちなんですけど、
必ずしもそういうことだけではない場合があります。
それはね、女の子の「恋愛」の仕方、恋愛思考法というものを
理解していないことで、アプローチ方法を間違っているがゆえに、
女の子と噛み合わない、ということがあるんです。
まあ、それがわかれば百発百中という訳にはいかないけど、
かなり無駄死にを防ぎ、確率を上げることができる、という効果がある。


■女の子は「ただ好き！」ではない

「好き！」という感情。
男子と女子では、同じ「好き」でも結構違うものです。
このコラムでもいろいろ言ってきましたが、
男子の場合は、割合と単純に「好き！」なんですが、
女子の場合は、「好きと思われたい」というふうに考えることが多いのです。
もちろん、男子の方も、相手の女子に「好き！と思われたい」
という気持ちはあるのですが、女子の方が、こういう傾向ははるかに強い。
そして、女子は「自分のことを好きと思ってもらえている」ということに喜びを覚えるし、
そう思える相手を好きになるのです。


■「わたしのことを好きと思ってもらいたい」

だから、余裕のない男子が必死になって「ボクを好きになってください！」
とアピールをしても、
ちょっと噛み合わないことが往々にしてあるのです。
ポイントは、女子に、「わたしを好きになってもらいたい」
という気持ちを起こさせることです。
女子の「好きになる」とは、「相手に好きになってもらえていることが
気持ちいい」と感じることなのです。
それって、結局「好き！」ってことと変わりないじゃないか、
と思うヒトは、恋愛感度が鈍すぎる。
単純に、自分が「好き！」ということと、
「相手に好き！と思われることが好き！」と思うことは、
かなり違うのです。
ここが男子が勘違いしがちな女子の「好き！」の感情。
つまり、「ああ、このヒトに好きと思われることが自分にとっては、
気持ちのいいことなのだ」という経験を重ねれば、女子は、
もっと、このヒトに好きになってもらいたい。
と逆に、恋愛に夢中になってくる、という展開になる。
このあたりの呼吸がわかると、
男子が「自分が好きだ！好きだ！」と
単純に自分の気持ちをアピールするだけでは、
なかなか女子の気持ちが動かない、ということに気づくでしょう。
え？理論はいいから、具体的にどうすればいいのか、教えろって？
では、次回以降、ちょっとその辺のところをお話して行きましょう。

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